たぬきの美術研究室

たぬきによるたぬきのための、美術の考察だったり好きなものを紹介したり日常についてつらつら語るための場所。

最近好きな作家さん

2012-11-10 | 展覧会

先日、岡山県立美術館へ赴きまして、11月4日で終了した特別展「現代美術はこんなに面白い」展を見てきました。

 

そこで気に入った現代作家さんをこちらにメモ。

 

 

・束芋・・・圧倒的な個性とアニメーションにくぎ付け。

 

・三沢厚彦・・・犬かわいい。あご肉のぷっくりぐらいがたまらない可愛さ。

 

・大西伸明・・・目を疑う光景と間違い探しをしてしまうおもしろさ。

 

 

須田悦弘も好きで見るのを楽しみにしていたのにかかわらず、どこにあるかわからず見そびれるという失態。。。

 

気を付けておかないと通り過ぎてしまうくらいさりげないところにおいてるのがこの方のスタンスなのを失念してました(・ω・;)

 

全体では、館内の照明がうす暗くてキャプションが見えづらかったのが少し残念でした。

 

 

お土産に草間彌生のファイルと三沢厚彦のポストカードを購入。

 

三沢厚彦の彫刻動物はなんか可愛い。手元に欲しいと思える現代美術です。

 

 三沢厚彦HP→http://www.nishimura-gallery.com/artists/misawa/misawa3.html

 

 

かわいい!

 


【映画】「宇宙人ポール」とサイモン・ペグ&ニック・フロスト

2012-01-10 | 映画

今日は映画のご紹介。

2011年12月より日本で上映が始まった「宇宙人ポール」を見にいきました。

これを見にいくにあたって私は非常にたのしみでありました。

なぜなら、主演であるサイモン・ペグ&ニック・フロストの大ファンであるからです。

 

始まりは、かの有名なゾンビ映画「Dawn of the Dead」(1978)のパロディ「Shaun of the Dead」(2004)を鑑賞したことでした。

もともとゾンビなどまっったく興味すら無かった私が引き込まれ、笑い、泣き、おおいに楽しんだのです。

同じコンビで「Hot Fuzz 俺たちスーパーポリスメン!」(2007)というアクション系?映画があります。

こちらはファンの署名活動により日本での上映が叶ったという逸話もあるほど期待値が高かったようです。

もちろん私も映画館にて鑑賞し、文句なしに面白いでした。

こちらが私の一押し映画となったのは言うまでもありません。

 

と、いうわけで大変ワクワクしながら鑑賞した「宇宙人ポール」ですが

SFオタクはもとより彼らを知らない人たちでも存分に楽しめる映画でした!

イギリスらしいブラックユーモアはもちろんのこと、彼らのおバカさに笑い、トンデモ展開に驚きつつ、何よりもポールという宇宙人の魅力が映画を通して観客に伝わってくるのです。

こんな宇宙人いたら・・・友達になりたい!と思えること間違いなし。

SF映画に精通していたらもっと話の細かいネタなどわかったのだろうな。。。という感じではありますが。

スピルバーグ監督の友情出演があるのも見物かもしれません。

 

年明け最初の映画を「宇宙人ポール」で迎えてはいかがでしょうか。

 

 

<たぬき>


松の内

2012-01-07 | つぶやき

新年明けましておめでとうございます。

年が明けて七日経った今頃・・・という感じではありますが、本年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 

昨年は思ったより美術館に行っておらず、また筆不精で感想も書き込まないという有様でしたので

今年はまめに展覧会へ足を運び、展覧会が終わる前に皆様にご紹介などできたらと思っております。

 

ちなみに今年はじめに行く予定の展覧会は「福田繁雄 大回顧展」です!

いつだったか、東北で同じ回顧展を開催中にテレビでみたんですが、西にきたら絶対行こうと思っていました。

恥ずかしながらテレビを見るまでは名も知らぬ人でしたので、この展覧会で魅力をしっかり利サーチしようとおもいます。

そんな福田繁雄さんの娘もご存命の芸術家なのですが、正直私はあの方の作品は苦手です。

いつだったか、倉敷にある大原美術館のアネックスで見た油絵はどれも微妙だった印象しか・・・

油絵以外の作品も見たら気持ちが変わるかもしれませんがね(´ω`;)

 

 

<たぬき>


【国立西洋美術館】ゴヤ―光と影―展

2011-12-25 | 展覧会

11月18~20日に東京へ美術館めぐりに行きまして、

その目的の中でも上位であった「ゴヤ―光と影―」展の展示作品をこちらで少しご紹介しようと思います。

1.日傘(1777年)

ゴヤが作品のモデルとして多々登場させたのが、「マハ」という、日本で言うと粋な女性たち。

 

2.魔女達の飛翔(1798年)

この作品のように、一見何を描いたのか分からないような場面に、

ゴヤの痛烈な批判や意図が盛り込まれているのです。

この作品の場合だと、叡智(すぐれた知恵)を体に吹き込む魔女(なんでしょうか?)をあえて避け、

目をふさぎ耳をふさぐおろかな人間の姿をあらわしているそうです。

(ゴヤが作品に度々登場させているロバも、実は“愚鈍”の象徴だとか)

 

3.着衣のマハ(1800-07)

そして当展覧会のメインである「着衣のマハ」。

同じモデル・同じポーズで「裸のマハ」という作品があることで有名ですが、

その作品の生まれた理由、2作品がひとつの部屋に収められていた実態を知ったとき、

その状況が目に浮かぶようでわくわくしました。

当時のスペインは、聖人以外の裸婦像に対し大変厳しい目をむけていた時代だったというのも、

この絵のドラマ性を物語りますね。

 

 

ゴヤの人気はさることながら、作品点数が大変豊富でかなーり見ごたえのある展覧会でした。

時間の関係で慌しく見てしまったのが惜しかった・・・。それでも1時間半はいましたが。

油絵はもちろんですが、是非ゴヤの銅版画もじっくり眺めて欲しいなと思います。

隠れた意図や主張を作品から読み取ることができるときっと楽しいですよ!

当展覧会は2012年1月29日まであるようです。

上野にお越しの際は是非立ち寄ってみてください(^ω^*)

 

 

<たぬき>


いきてます

2011-12-02 | つぶやき

気づけば2011年ものこり30日・・・!月日が経つのははやいです。

またぼちぼち始めようと思います。

以前のように絵一枚のコメントについて考えてると更新が遅れる上にあっという間にネタがつきてしまうので(・・・)

気ままに些細なことでも書けるような工夫をしてゆきたく思います。

ツイッターなるものも始めてみたのでリアルタイムな感想や日常のあれこれも垣間見れるようにします。

11月には東京の美術館をはしごする旅にも出ましたので、そのあたりレポートしてゆきたく思います!

 

最後に、最近気になっている安野光雅の作品を一枚。

井上ひさし率いるこまつ座という劇団のポスターです。

目が惹きつけられる、インパクトのあるポスターって好きなんです。

映画でもコンサートでも演劇でも・・・見にいきたいなあってなるポスターを作るのは意外に難しい。

この本を見て以来、安野光雅が好きになりました。

風景画や絵本作成など幅広く活動されてる方のようです。

オススメ。

 

<たぬき>