夕顔のスケッチブック

~やさしい気持ちなれる風景をみつけに行こう~

七草粥~小寒

2019年01月07日 | 歳時記

 

お正月が明けると一年で最も寒い

寒の季節に入ります。

凍てつく大地から芽生える若菜には

神の力が宿っていて

これを食せば健康で冬を越せると

信じられてきました。

 

[七草粥のお漬物を買った京都「大藤」麩屋町通り錦小路下る]

 

その昔人々は籠を手に

冬枯れの野原へ出かけ

若菜を摘みました。

 

 

 

 

七日、雪間の若菜摘み、青やかに、例はさしもさるもの目近からぬ所に

もて騒ぎたるこそをかしけれ


「七日 雪の間で若菜を摘んできて

普段は近くで見ることもない青々とした若菜を

御殿の中で見て騒いでいるのがおもしろい。」

 

清少納言も「枕草子」の中に

雪間の若菜摘みの様子を書いています。

 

 

足元を見ればいろいろな草たちが

土を掴み芽吹いています。

 

 

そのエネルギーを

いただいて

また一年健康で 笑顔で 過ごせますように^^

 

[二年がかりで去年のお正月に揃った七福神の起き上がりこぼし]