お正月が明けると一年で最も寒い
寒の季節に入ります。
凍てつく大地から芽生える若菜には
神の力が宿っていて
これを食せば健康で冬を越せると
信じられてきました。
[七草粥のお漬物を買った京都「大藤」麩屋町通り錦小路下る]
その昔人々は籠を手に
冬枯れの野原へ出かけ
若菜を摘みました。
七日、雪間の若菜摘み、青やかに、例はさしもさるもの目近からぬ所に
もて騒ぎたるこそをかしけれ
「七日 雪の間で若菜を摘んできて
普段は近くで見ることもない青々とした若菜を
御殿の中で見て騒いでいるのがおもしろい。」
清少納言も「枕草子」の中に
雪間の若菜摘みの様子を書いています。
足元を見ればいろいろな草たちが
土を掴み芽吹いています。
そのエネルギーを
いただいて
また一年健康で 笑顔で 過ごせますように^^
[二年がかりで去年のお正月に揃った七福神の起き上がりこぼし]