遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

百樹園去来

2020年11月27日 | その他

おはようがんす

去来と言う物は何時の世でもどんな世界でもある、そして其れは寂しさと後悔と希望を一緒に持って来る

百樹園の藤は何種類かあるが中でもこの達磨藤は特に花付きが良い毎年毎年房は短いが木が折れるように成る程花付く

可成りの老木なのだが倒れてしまい支柱を立てて辛うじて地を這うような状態で生きている

そして花が咲いた後は数えきれないほどの実がなる

生きのこるために結実し子孫を残すのだが、不思議と子の種が生えたのを見たことがない

つり下がった莢は表面を真っ白な密毛で覆われていて如何にも美味しそうだが、種は焼いても煮ても下痢になって仕舞う

然もものすごくお腹が痛い、種の防衛機能のなせる技を持っているのであろう

其れでもこの種を喰う虫がいるのが不思議だ、この莢に小さな穴が見えるが、この穴がある莢は、もう全く種がない

自然はよくできている、

こうして夏を謳歌した植物は種を作りその役目を終え冬眠に入る,そして今年の枝葉は散って土になる

そして此の萌葉は静かに生涯の幕を下ろし子孫や後輩たちに来年の夢を託して去ってゆく、

多くの植物たちが此の工程を繰り返している、おそらく寂しさや虚しさやいろいろな心を残して死んでゆくのだろう

人とてこの範疇から逃れられないことを思うと余計にいとしさを感じる

然しその隣には冬こそ我が世の春だと頑張っている、琵琶が花盛りだ、琵琶の春が来たのだ

此の琵琶の木は有能な植物で。材質はとても硬くて、木刀になったり、敷居や鴨居になったりするし

本来は漢方薬として渡来した物らしい、果肉はもちろん、天神様も、葉も。樹皮までも薬効があるという

何故この寒い時期をためて咲くのか知れないが、冬の花は珍しく又6度以上の日には 「日本蜜蜂の」貴重な蜜源ともなる

もう幾日かで咲くであろう温かい起毛を持った蕾が沢山ある

開き始めた花は緩やかなそして優しいにおいを出している

冬の花は春夏の花と違って優しい花が多い「何もこんな寒い時期にと、、、思うが、それなりのメリットと訳があるのだろう

此の琵琶のように人も老境に入ったらやはり優しくならなくてはいけないのだろ

意地を張って、因業になり、怒り易くなっている自分を反省しなくてはなるまい

 

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子

 

 

 

 

 

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