遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

畑っぷちの春

2009年02月09日 | 
お晩でがんす
こんなに綺麗な瑠璃色をした花に何で「大犬のふぐり」などという名前が付いたのか、、確かに理由は分かるが、もっとましな名前があったろうと同情する
ヨーロッパでは「小瑠璃草」とか「星の瞳」とか「キャッツアイ」とかとよばれているらしい


日本人よりヨーロッパ人のほうがロマンチストなのだろうか?
片方がつながった二つの莢の実は沢山の毛が生えているし見た目にはそう呼ばれても仕方が無い形をしているが、、、、、、、、、
 キリストがゴルタゴの丘で処刑されるとき、自分で自分が磔になる十字架を背負って歩いているときに可愛い少女「ベロニカ」がキリストにこの花を摘んで差し出した。其の紺碧の空や、或は海を思わせる色がキリストをして、とても癒されたと言う、



彼女はその後、聖女ベロニカと呼ばれ、聖人の中に列せられた
そんな美しい易しい話を持った花が、犬の金玉なんて名前は可哀相な一語に尽きる
春は待っている期間が長いから、色々なことを考える時間があり、春の草にはろくな名前が付いていないのが多い
例えば、「薺」もそうであろう、ぺんぺんぐさ。とか貧乏草とか、屋敷払い、なんてひどい名前まであるという
春の七草の一つで薬効もある美味しい草なのに、、



とか思えば、仏の座・もそうだ、本来の仏の座は七草の中の一つで「小鬼たびらこ」と言う、其のロゼット状に散開している葉っぱは蓮の花の様でもあるが、、、
この仏の座は群生しているときも見事な咲きっぷりだし、マクロで見ても綺麗な形と色をした花であるが、仏様が座るのには少々小さい葉っぱである
然し、仏様には人間誰しもなりたくないし、死を連想させる語韻で余りいんぎが良くない



そんな風にけちをつけ始めると、色々とけちが付く花の名前がある
でも春を待つ心に光を届けてくれる花たちはどれも愛らしく綺麗だ
愛される年寄りになる研究もしなくてはならない

そんじゃあ又あうべえ
遊童子








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