遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

花の寺

2009年07月10日 | 
お晩でがんす
今日は仕事で何時もお世話になっている、T寺、へ行った
工事の進捗状況を確認に行ったのだが、ちょうど工事現場の真下に紫陽花が群落していた、何かの新聞か雑誌に出たらしく見物人がいた
鄙びた山奥の寺故そうそう多勢ではない、又そこが良い所であろう



紫陽花の群落の奥りが、孟宗竹林になっている竹の数は番傘を差して通れる位の隙間が有った方が良いと昔から言われている
まさにその通りに手入れがしてある、綺麗な、野点でもしたいような竹林である
又竹の頭は若竹のうちに頭を飛ばしておくとなお筍の出が良いという
全くその通りにしてある、住職の「まめ」さが解る、竹は兎も角、アジサイはそれほどきつい色の物はなく概ね空色のおとなしい控えめの花達である



工事現場から映そうと思ったら手前に菩提樹の実がたくさんなっていた
釈迦が悟りを開いたという菩提樹とは少し違う様だが、何にしろ寺と菩提樹は合う
実の形から売子の木と親戚ではないかと思いつつ写真を撮った



山門を出ると山門の脇を彩る「藪菅草」が咲いている
八重の花は色濃く咲いているが、全体の感じは控えめである、山野草の花は全てがこんな感じである、だから好きなのかもしれない
花の奥に「禁葷酒」の碑文が有る、「葷酒の者入山を禁ず」、が短くなったらしい
「葷」は韮、葱,大蒜、などの酒の肴に良いものとか匂いの強いものと言う意味で
「酒」は勿論酒である、禁欲,不犯、の戒律の時代の名残であろう
ひっそりとされど健気に自由に咲いている花に、誇りすら感じる



多くの自然を残している寺も又、自然保護の実践者である
然し大勢のシルバーさんが来て草刈りをしていた、自然保護には金がかかるものである、口だけの御題目では出来ないことを知るべき大人が多いのが残念である

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子



















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