ゴルフ場と自然

お晩でがんす
先日県の商工会連合会の一グループの仲間でゴルフをした
病み上がりなので途中でダメになるかと思いながら、二人で回る事になった
仲間の長女で人数合わせに出てきた、病み上がりの私と一ホール二桁ずつ打つ彼女とは丁度よい取り合わせで有った



途中いろいろな花が咲いている、一時代、自然破壊の代表選手の様に言われたゴルフ場だが、今になって一番自然が豊かである、皮肉なものだ
栃の木の話とか、マタタビの話とか、山ゆりの土中発芽の話とか、二十代の娘には何を聴いての初めての話である
中でも栃の木に鈴なりの実がなっていた、何十本とあるどの木にも成っている



若しかしたら今時、蜜蜂不足が叫ばれているが、ここには日本ミツバチの自然巣が有るのではないかと想像した
途中整備のおじさんに聞くと二か所あるとのこと、優しい蜂でよほど構わない限り刺さないから大切に扱ってくれと頼んできた、勿論、手に余る時は私共に連絡してもらい、仲間が近くにいるから適宜な処置をすると言ってきた
それからはゴルフと蜂の話が半々ぐらいの感じで、肩の力が抜けて却って結果が良かった。おもしろいものである
17ホールの途中にふと見ると「ウツボグサ」の小群落があた、今まっ盛りである
「うつぼ」とは弓矢を入れる道具でありその花穂の形に似ている事からついた名前らしい



其の他至る所に山野草が有る、あの美人の代表のように言われている山ゆりも群落をなしているほどある
世間一般ではほとんど見られなくなってしまった、それから蛍袋の、里型、や山型
も群生している。作られた自然とか保護された自然とか、いろいろ批判はあろうが
事実は実在して咲いている、野生保護団体がいろいろな分野で活躍している
でも彼らは口で言ううだけで、実際にに被害にあってもだれも保証もしてくれない
野生の動物を保護すれば、増えすぎて野生の植物が絶滅してしまう
其の事に気付いても実際にに自分の生活に直接影響がないから、口で言うだけである、幼稚園の子供でもあるまいにいい大人が自分で言ったことに責任が持てないのであれば言わぬことだ
本当に自然を愛しているものは自然にしたがって優しい、自然とのギブ＆テイクが素直になされている、もう一度自然保護も根底から考えねばならない時期なのではないだろうか？

脱線したが、また話すべえ
遊童子