候補者

新しく選挙で選ばれた参議院議員が、参議院に初めて登院したんだそうだよ。中でも特にニュースになってたのは、れいわ新撰組とやらの重い障害者の議員。

別に。障害者だから、議員の仕事はできない、なんて決め付ける気はないよ。世界には、物理学者の故スティーブン・ホーキングみたいに、障害のあるなしとは「無関係」に、ものすごい業績、成果を出した人がいるわけだし。

ただし、議員の仕事は無理だろ、と決め付けはしないけど、その反対に、障害があるから多少議員の仕事ができなくても仕方ないか、と甘い目で見るつもりもない、と。議員として、税金で活動費もらって、一般庶民は参加したくてもできない国の政策を決めるのに参加できるわけだから、障害があるとかないとかいう話とは「無関係」に、議員にふさわしい成果は出してもらわないと、障害とは「無関係」に議員失格ってことになるのを、忘れずに。

あと、本人がリアルタイムの意思疎通が難しい、ってことで、介助者が「代わり」に発言したり挙手したりするらしいんだけど、それが、本当に議員本人の意思なのか、議員の意思じゃなくて介助者が好き勝手にやってるんじゃないのか、って疑いは、どーやって晴らすんだろね。国会で発言することは記録されるし、ほんの一言や微妙な言葉遣いがトラブルになるなんて普通に起こるんだけど、介助者が「代わり」に発言してる言葉が一言残らず本人の言葉だ、言い換えとか短縮、省略は一切してない、ってのは、どーやって確かめるんだろね。

そういうあたりを考えてくと、行き着くのは、れいわ新撰組とかいう政党が、そんなこんなのいろいろな疑問をどんな風に解決するつもりで、重い障害者を参議院選挙の候補者に「選んだ」のか、ってことなんだけど。まさか、当選した後のことなんか何も考えてませーん、とか、重い障害者だとみんなわかってて当選できたんだから責任は有権者にありまーす、れいわ新撰組は責任ありませーん、とかいうのかなあ。

もしもこのナンチャラ新撰組がそんな「無責任」な政党なら、この先の選挙じゃこんな党の候補者には投票しないのが正解だね、きっと。

上級

NHKから国民を守る党とかいう、トンデモ国家の北朝鮮も真っ青のトンデモ政党があって、そこの代表が、NHKの受信料を「払わない」って公言して、実際払ってないんだそーだけどさ。

さて。払ってもらってないNHK、今まで、受信料不払いしてる受信者相手に裁判して、受信料をふんだくってきてるよね。だったら、このトンデモ政党の代表にだって、裁判やって、受信料をふんだくるはずだよね。

でも、もしも、NHKがこいつを相手に裁判をしない、こいつが受信料払わないのを「スルー」する気でいるのなら、NHKは、普通の国民が受信料払わないと裁判でふんだくるけど、国会議員のような「上級国民」が払わないと許す、ってことになるよね。

もひとつ、れいわ新撰組とかいう、新撰組の名前の威力を借りた実力証明ゼロの政党から重度の障害者が国会議員に当選したよね。その議員、今まで国の介護サービス利用してたそうなんだけど、そのサービスって、日常生活の介護はOKだけど「仕事」をするための介護には使えない、って仕組みらしくて、ホントなら、その議員、国会に出席するっていう「仕事」のときには介護サービスは使えない、自腹で介護を用意しなきゃならなくなるそーで。

それなのに。その議員やられいわ新撰組がゴリ押ししたせいで、参議院が「税金」使って、その議員のサービス代を払うことにしちゃったんだって。

普通の国民が介護サービス使ってるときは、その人がなんとか仕事を見つけて働くことになったときは、サービスが使えなくなって自腹になる。なのに、国会議員だと、「上級国民」ってことで特別扱いしてもらってサービスを使い続けられる。そーいうことなの？

この件でわかったこと。N国党、れいわ新撰組みたいに、議員は特権があるんだ、「上級国民」なんだって思い上がってる政党は、無い方がマシ。NHKのような、一般庶民が受信料払わないと裁判までやるくせに、国会議員が払わないのは許す放送局は、できる限り見ない。アンケートとか来ても協力しない。参議院みたいな、一般庶民は仕方なく我慢してる介護制度でも、議員から言われればホイホイと特別扱いを認めるトコは、やっぱり無くてもいい。ゾンビ安倍、改憲改憲ってわめいてるけど、まっさきに、こんな参議院を無くするように改憲したら？