飛騨川バス事故慰霊「天心白菊の塔」撤去費募る 岐阜・白川町
撤去が決まった塔(奥)と移設する慰霊碑=加茂郡白川町河岐
岐阜県加茂郡白川町が、104人が死亡した飛騨川バス転落事故の慰霊塔「天心白菊の塔」の撤去費用と、隣にある慰霊碑の移設費用をふるさと納税で募っている。 事故は1968年8月に同町の国道41号で発生。豪雨による土砂崩れで立ち往生していた観光バス2台が土石流に押し流されて飛騨川に転落した。 天心白菊の塔は、町と遺族会が現場近くに建立し法要を続けてきたが、事故現場を含む国道41号では改良工事が進められており、塔がある場所に橋が架かることになった。町は塔を撤去し、犠牲者の名前が刻まれた慰霊碑は、国道41号沿いにある産直施設「よいいち41美濃白川」(同町河東)に移設することを決めた。6月までの完了を見込む。 町は、塔の解体費と慰霊碑の移設費として約2000万円を予算化しているが、「趣旨を理解した人から支援の申し出がある。ぜひ応援してほしい」として協力を募る。寄付の方法は、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」で「岐阜県白川町」を検索する。受け付けは2月28日まで。
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