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「マウスピース矯正」患者が集団提訴、健康被害の訴え続出

2023-01-29 13:44:34 | ☆歯科医物語
「マウスピース矯正」患者が集団提訴、健康被害の訴え続出 「実質0円」で拡大、多額ローン抱えたまま診療所が突如閉鎖


 

 デンタルオフィスXが患者に提供したマウスピース矯正器具
 新型コロナウイルス禍によるオンライン会議の普及で「画面映え」への意識が高まる中、笑顔の印象を決める歯並びをきれいにしたいという願望を持つ人も多い。若い世代を中心に広がっている「マウスピース矯正」を手がける医療法人「デンタルオフィスX(エックス)」の東京・銀座にある主力の歯科診療所が今年1月、突如閉鎖した。患者は多額のローンを抱えたまま、一方的に診察予約をキャンセルされ、治療は宙に浮いた状態だ。あごがずれてかみ合わせが悪くなったり、歯が抜けたりしたとの健康被害を訴える人も続出している。







  デンタルオフィスXは京都市や福岡市にも診療所を構え、宣伝に協力すれば治療費が返金され「実質0円」になるとうたう「モニターモデル制度」を活用して患者を勧誘。返金が途中でストップし約束をほごにされたとする患者との間で金銭トラブルが相次いでいる。このうち患者約150人が1月26日、医師や運営会社幹部らを相手に総額約2億円の損害賠償を求める集団訴訟を起こした。デンタルオフィスXの運営会社は患者に対し「モニターモデル料の支払い再開に当たり具体的な手続きを検討している」と説明している。患者側の弁護士は京都や福岡の診療所分を含めると患者は数千人規模に上るとの情報があるとしており、大規模な消費者問題に発展する可能性がある。(共同通信=松尾聡志)

 





 歯の矯正治療を巡るトラブルで集団提訴し、記者会見する加藤博太郎弁護士(前列左)と原告=1月26日、東京・霞が関
 ▽宣伝に協力すれば「治療費返金」  歯に金属の器具を付ける従来の「ワイヤ矯正」に対し、マウスピース矯正は器具が透明で目立ちにくい。1日に20時間以上を目安に装着する必要があるが、食事や歯磨きの時は取り外せるため口の中を清潔に保てることも利点だ。  コロナ流行さなかの2020年7月ごろ、東京都内の会社に勤務する清水詩織さん(仮名)は職場の同僚からマウスピース矯正で「世界一」といわれる歯科医師を勧められた。「インビザラインでレッドダイヤモンドプロバイダーの称号を持つ先生。芸能人もたくさん診ている」との説明だった。清水さんは以前から八重歯やかみ合わせが気になり、複数の矯正歯科に相談していた。  インビザラインは歯科先進国といわれる米国のアライン・テクノロジーが開発したマウスピース矯正の先駆的なシステムだ。プロバイダーは年間の症例数によって認定される制度で、レッドダイヤモンドは最高ランクとされる。
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