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西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1288 【中国の実際】

2024-08-01 21:59:32 | 今日のいろいろ
こんばんは。

昨日の朝の通勤時に、途中にあるホテルの駐車場に長身の男子が3人ほど居て。
いつも、たばこ一服する、朝の写真をとるポイントの公園にも、同じような人たりが。
オリンピックに興味が向いていて、頭から抜けていましたが、現在、北九州市を中心の『インターハイ』が開催されています。おそらくその選手で、バスケットかバレーの選手かな?
日本でも暑い戦いが行われています。

【中国の実際】
今日の産経新聞の記事ですが。
『相次ぐ日本企業の中国事業の撤退・縮小 製造業は現地企業がライバルに 百貨店は消費低迷』

日本製鉄が、中国の宝山鋼鉄との合弁事業の解消を発表しました。
合弁事業は半世紀に及んでいるものですが、自動車用鋼板の合弁事業で、中国での日本車メーカーの業績が振るわず、鋼材市況の低迷の原因となる中国景気の減速もあり、「将来性が見込めない」と判断したとのことです。

中国では、不動産不況が長期化し、不動産建設での鋼材の需要が激減したことで鉄鋼メーカーは相当な影響を受けています。
中国では、EVに対する補助金もあり、ガソリン車ベースの日本車の販売は落ち込んでいて、更に、EV自体も過剰生産により価格競争になっている状況とのこと。

日本の自動車メーカーでは、すでに三菱自動車が中国での生産から撤退しており、トヨタ自動車も今年の第2四半期の販売台数の対前年比で18%減少しているとのことです。
ホンダも四輪車の生産能力を削減する方針であり、日産自動車も現地の一部工場を閉鎖するとのことです。

流通業界では、三越伊勢丹HDが、個人消費の低迷とネット通販の拡大などの影響があり、6月に上海の店舗を閉店しました。
4月には天津市の伊勢丹2店舗を閉店し、中国での事業は天津市の1店舗のみとなっているとのことです。

モスバーガーも、6月に中国の6店舗すべてを閉店したとのことです。

これら大手が撤退すると、例えば自動車部品メーカーなど関連する企業も生産抑制や撤退ということにあっていきます。

日本の大手企業が、次々と規模縮小、または、撤退している状況ですが、企業がいろいろ検討した結果です。
それくらい、中国経済の停滞について、「簡単には元に戻らない」と見ているということになります。

外国からの投資を期待している中国政府ですが、これと言った経済対策を打てない、(あえて)打っていないのか、中国経済回復の将来性に大いに疑問符がついているのでしょうね。

中国政府が発表するGDPの伸び率などの数字は、どこまで信用できるものなのか。日本企業の動きをみていると、中国経済の実際が見えてきます。

【中国の実際】
今日の「現代ビジネス」の記事ですが。
『中国政権中枢でついに「習近平への公開造反」!露骨な首相外しに李強がブチギレて「習近平礼賛拒否」の内幕…そして解放軍でも不満顕在化』

習近平国家主席が「三期目」に入り、人事としては、習近平の側近、取り巻きで周囲を固めました。それだけ、自分の地位を固めようとしたのですが。

ここにきて、首相の李強が『公開造反』に出ているということです。
ただ、その前に、「李強外し」が行われていたとのこと。

中国の国務院主催の「三中全会の精神を学ぶ会議」で、趙楽際・全人代常務委員会委員長、王滬寧・政治協商会議主席、李希規律検査委員会書記 の3氏は、『習主席の指導的地位の確立と習近平思想の指導理念としての確立 』という『2つの確立』に言及し、習近平を持ち上げたのですが、李強・国務院総理は講和の中で「2つの確立」に言及せず、習主席のことをことさらに賛美することもしなかったとのこと。

筆者の石平氏いわく。
捉えようによっては、李首相はここで、自分はもはや習主席の側近でもなんでもなく、「習近平の指導地位も習近平思想もクソッタレだ!」と宣言したようなものである。 
と。

更に、7月27日に、人民解放軍機関紙の「解放軍報」はその二面の「強軍論壇」において、「党内政治生活の低俗化は戒めるべき」との論評を掲載したとのこと。

 「いま、個別なところでは党内政治生活が正常さを失い、個人は党組織の上に凌駕し、家長制的なやり方で、鶴の一声で物事を決めるようなことが起きている」。 

というもの。誰の何を指しているかは分かると思うのですが。

この文章は、「軍」の話としてではなく、「党」を指して「党内政治生活」の不正常さを問題にしているが、そこに指摘した「個人は党組織の上に凌駕し、家長制的なやり方で、鶴の一声で全てを決める」との話は当然、党組織の上に立つ人のことを指している。そして今の中国政治の文脈の中では、これを読んだ大半の人はおそらく、心の中では「あの人のことじゃないのか」と思ってしまうであろう。

つまりこの文章は、ワンマン独裁者習主席のことを暗に批判している可能性があるのである。そして解放軍報の編集責任者がこういった政治的機微を知らないはずはないから、これは軍ぐるみのささやかな「造反行為」である可能性で無いわけでもない。その背後にはやはり、これまでに取り上げた、習近平の軍に対する深い不信感と度の過ぎた軍粛清の展開があるのかもしれない。 

とのこと。
習近平の周辺で、李強首相だけでなく、人民解放軍内にも不満が表れてきているようである、とのことです。

これから、中国内部で何かが。
どうなるか分かりませんが。

では、また。


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