★HIROTO’S DIARY★

泰都は、口唇口蓋裂という疾患を持って生まれてきましたが、とっても元気な男の子です。

32週目妊婦健診

2006年10月04日 | Weblog

今日は9ヶ月の健診でした。

パパと娘の結那と一緒に行きました。一時間くらい待ち、名前が呼ばれました。
久しぶりにみんなで診察室に入り、赤ちゃんの超音波を見ました。

初めは、「ちょっと大きめだねぇ」と言われました。前回くらいから言われていたので、特に気にはしませんでした。お顔の方までいくと、なんだかじっくり見ています。今日は正面を向いているから3Dでも見せてくれるのかなぁ。とのん気に考えてました。
先生から思いもしない言葉が出てきました。「もしかすると、お口が繋がってないかもしれない。」旦那と私は、先生が何を言っているのかよくわかりませんでした。今までこんなに順調で、そんなことが私たちの子供にあるわけないと思いました。「原因はなんですか?」と私は聞きました。原因は特になくて、日本人では、500人に1人くらいの割合で生まれてくるとのことでした。

先生は「手術すれば今はだいぶ綺麗になるから」などと話していましたが、私たちはまだそんな言葉は受け止められず、信じないことにしました。『たった一回そんな風に思ったからって先生は簡単に口にしてしまうのか。今日たまたま、へその緒などでそう見えたんじゃないか?』
1歳8ヶ月になる結那は、なんか重い雰囲気を感じたのか「赤ちゃんな~に~?」と聞いてきました。私は半分泣きながら「赤ちゃん可愛いって。」と答えました。
そして、「また二週間後に。」と平然という先生のいる診察室から、私たちは出てきました。

帰ってからも、そのことがずっと頭から離れず二人とも抜け殻のようになっていました。インターネットで調べてみると、口唇裂という病気だとわかりました。それから毎日、今までの超音波のDVDを見返しては『お口のはっきり見えるところはないか、それが見えたらお口がちゃんとあるってことだから。』と諦められない私たちは必死で探しました。それくらいしか気持ちを落ち着かせる方法はありませんでした。