クリスマスのお茶会

　今日はクリスマスイブ！！！　私も先日京都でひと足早い「クリスマス茶事」を楽しんできました。　京都在住のデンマーク人で茶人でもあり哲学者の　宗園・スァーン・ビスゴーさんのご自宅で開催されました。　天井に届きそうなくらいの本物のモミの木のツリーに、ろうそくや手作りの飾りが何とも幻想的でした。

　５４本のろうそくと本物のリンゴ、そしてデンマークの国旗や、ビスゴーさん手作りの素敵な飾り、母国デンマークでは家の中にこのようなツリーを飾り、手作りクッキーやキャンディーをぶらさげて子どもたちが、プレゼントとして受け取るそうです。　なんと、ろうそくの５４本は除夜の鐘の１０８つのちょうど半分ですって！！　飾り付けにはお弟子さんたちが一日かかりでするそうです。　

　純和風の京都のお家が家中、クリスマスモードです。でも決して、ギラギラした飾りではなくなんとも和風にマッチした、わびさびを充分熟知した飾りなのです。さすが、茶人お見事です。

　薄暗いですが、フラッシュをたくと下の写真ような感じになります。

　これは、お料理とお濃茶の後の縁側でのおうすのお道具です。　まず、皆さんにすばらしいツリーを見ていただきたくて、紹介の順番が後先になりましたが、まず待合でデンマークに伝わる木の実で作った甘いジュースを頂き、離れに通されお料理と飲み物をいただきました。

　お料理はデンマークのお家で代々伝わるレシピから用意されていました。　和室の中、ろうそくの灯りのみで頂くワインとデンマーク料理は格別でした。　そのあとはお濃茶です。写真は残念ながらありません・・・　ろうそくの灯りだけの中　しんと静まり返った凛とした雰囲気の中では写真など写す気分ではありません。　というかお茶席ですので、カメラなど持ち込むことは出来ません。　日頃明るいなかでの生活に慣れている私たちは、最初はろうそくのほの暗さに戸惑いましたが、だんだんと目が慣れてくると、その明るさでもよく見えるようになり、なんとも温かく落ち着ける感じがしました。　そして、その後がいよいよあのクリスマスツリーの登場となるのです。

　ご一緒頂いた、素敵なお着物姿のご友人たちです。

　橋本から一緒に参加させて頂いた、お仲間とビスゴー先生を囲んで記念撮影。　

　最後は、ハーブティーと手作りジンジャークッキーにホットワインを頂き、お料理にも雰囲気にも堪能させて頂き、クリスマスを満喫させて頂きました！！

　最後にもう一度、素敵なクリスマスツリーをお楽しみいただきご家族で楽しいクリスマスをお過ごし下さい。

　私自身、このお茶事で、デンマーク人の方に日本の伝統の素晴らしさと、奥深さそして日本人の心を教えて頂いた気がします・・・　本当に日本文化ってすばらしいですよねぇ。　再発見と再確認させて頂き、感謝！！！　

　メリー　クリスマス！！！

土井　ゆみこ　（３２－５２０７）　ＨＰ　http://www4.ocn.ne.jp/~yumiko.d/

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