(歌)詩 ふたりのストーリー

2019-08-16 | 夢と恋と愛の詩


四節


春の陽光やって来て、人々安堵を覚えるが、二人の気持ちはかわらない、

明るい兆しが見えてきて、気持ちが高揚してきても、人々目覚めを待ってても、

世界はいつも二人だけ、みんなは恋人探し出す、ほのぼの陽気の季節感、

暗夜の状態過ぎ去って、町へ山へと駆けめぐる、桜の開花待ってるが、

まだまだ遠い感触で、恋人達はさまよって、何処かに休んで待っている、

暦の上では春だけど、春一番が吹き荒れて、気配は乱れる感触し、迷い戸惑い季節風、

風の嵐に飛ばされて、二人の気持ちは揺らぐけど、春の夜風はうれしくて、

祭り囃子も楽しくて、夜桜見物期待する、町や山の人々は、過ぎた冬の日々忘れ、

陽気に目覚めて外へ出る、新しい恋を探し出し、街歩き追い求め、つぶらな瞳を求め合う、

春はすぐそこに来てるのに、二人はまだまだわからない、夢の世界に入っても、

うたた寝気分で朝迎え、桜の木さえも忘れ去り、夢中になって時過ごす、

二人は静かに求め合い、冷たい時間もあるけれど、ゆらゆら揺られて楽しんで、

恋の歌を口ずさむ、海の姿も波変わり、浜辺の様子も変化して、太陽さえも形替え、

気配はすっかり衣替え、山の麓の道ゆけば、小鳥がうれしくさえずって、

山の姿も景色替え、過ぎたことは忘れ去り、二人はよりを取り戻す、

ムードはますます高揚し、春の光がうれしくて、二人は少し浮いてくる、

忘れ去った凍り冬、過ぎたことだとあきらめて、何処か遠くへ飛んで行き、

何処にも寒さは見あたらず、二人はいつも美しく、気分も軽くなってくる、

ほのぼの気配が漂って、人の波も押し寄せて、うれしくたのしくトークして、

春は充分堪能し、花見酒も味わって、人々そわそわ駆けめぐる、二人は楽しい時間帯、

赤裸々な姿を浮かびだし、かけひきあやつり糸がからみつつ、、瞬間瞬間賞味して、

今日はこれでおしまいと、しばしの別れを告げてみる、何処にいても結ばれて、

思いはいつも同じこと、離れられない仲だけど、少し何処かに秘めてみて、

一人の時を感じたい、時々五月雨が現れて、心が少し洗われる、それでも二人は美しく、

汚れをいつでも捨てられる、みんなは二人を羨んで、いつも眼差しみせるけど、

二人は世界が見えなくて、朝日を楽しみ感受する、朝の日々と夜の日々、

感触豊かに過ごすけど、まわりは思いが駆け巡り、恋の気分を失って、

さ迷い歩く人ばかり、春の感触いいものの、何処か何かを忘れがち、

そわそわそわと歩いても、夢の心地で走り出し、やがてまた来るバカンスの、

赤裸々な姿を浮かびだし、春の堪能捨て去って、楽しいメールを待っている、

海の波も春模様、穏やかな流れが感じられ、二人は少し待ってみる、

春の昼が過ぎていき、春の夜がやって来る、朝も夜もほのぼので、

空気さえもほのぼので、夜明け時間もうれしくて、夕暮れ時も楽しくて、

みんなも歓声上げたくて、愉快に道を進んでも、二人は何故かわからない、

道行く人に尋ねても、誰もがみんな言えなくて、寄り添う二人を忘却し、

何処もかしこも無視されて、少し悲しくなってくる、暗闇の中歩いても、

わかりあえる事はなく、切ない思いが行脚して、別れの時を告げるけど、

二人の思いはかわらない、春の終わりを思いつつ、雨にふられて流すけど、

冷たく淋しく去っていく、充分気配を感じるが、あまり実感できなくて、梅雨の雨と涙雨、

気持ちが沈んで暗くなり、みんなは共に進むけど、雨に何処かさえぎられ、

アスファルト色のハイウエイ、楽しいドライブもできなくて、メッセージさえ聞こえない、

みんなも二人を羨んで、少しは真似てみるけれど、かなわぬ感覚覚えつつ、

憧れ眼差し差してきて、二人を喪失したくなる、春の景色をいつまでも、

見つめていたい気もするが、時間がとても許さない、いついつまでも二人だけ、

ふたりの世界は美しく、二人の瞳は輝いて、永遠に姿が浮かんでる。


コメントを投稿