マイソング佐々木次郎№5・Ⅵ(恋の終着駅)

2019-10-31 | 歌詞
   (恋の終着駅)


  涙に濡れた行き先は 最終電車を降りた時

  プラットホームに置いてきた ネッカチーフに秘めてきた

  ふたりの歩いた足跡は 忘れることしかないけれど

  あなたが捨てたわたしには 残ったものは何もない

  
  遠くへさびしく消えていく 今ではひとりで泣きながら

  ルームに帰ればワイングラスに 悲しいしずくが映るだけ


  ひとりになった椅子の前 冷たいコーヒー飲みながら

  乾いた鏡で口紅落とし 見えないあなたを偲んでみても


  二度とは帰ってこない夢 土曜の週末 乱されて

  憎むわけではないけれど すべては恋の戯れだったの




  今夜は今日までの出来事 思い浮かべて時を見る

  眠れられない真夜中に わびしい吐息が身に浸みる

  窓の外には雨が降り ネオンの明かりも薄くなる

  ひとりでわたしを見つめても あなたの煙が浮かんでく


  雨に打たれた年月は はかなく 淡く 逃げていく

  愛の言葉も交わさずに 消えて 流れて 離れてく


  通り過ぎた想い出を 化粧に浮かべて 揺れながら

  レースのカーテン 指で閉じ 背中のジッパー 引いてみても



  瞳に隠れた過去のこと シャワーで拭って 流してる

  憎むわけではないけれど 恋という名に別れを告げるの




  







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