NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会まちづくりブログ

信州松代は自然が美しい真田十万石の城下町です。夢空間松代のまちと心を育てる会の動きを中心に松代の様子を載せていきます。

松代文化財開発委員会

2011年06月04日 | 松代の文化財
長野市松代町には平成10年頃まで松代文化財開発委員会という組織があった。
松代の文化財保存に取り組んできた人々が
松代にある文化財の保存と開発を進めていくために
組織したもので有識者で組織され、
保存していくべき松代の文化財を整理し
その保存と開発について研究し
行政に提言してきた。
行政もこの組織と協働しながら
松代の文化財の保存開発を図ってきた。
しかしながら2004年松代城の整備復元された
のを受けてこの組織も役割を終えたとし、
解散して残余財産を2004実行委員会へ寄付し
薪能の開催経費の一部とした。
その後、長野市は
真田邸、樋口邸、前島邸の修復公開を行い
現在、金箱邸の修復公開に向けて
その取り組みを進めているところだ。
今後の松代の文化財保存開発を考えていった時に
かつてのような松代文化財開発委員会と同様な
組織が松代に存在していないのは
松代の文化財保存開発に取って大変痛手である。
松代地区住民自治協議会の中に
かつてのような文化財保護に見識のある有識者を
そろえた松代文化財開発委員会の再興を願う。




象山神社庭園が国の登録記念物にと答申

2008年06月06日 | 松代の文化財
象山神社があらためて
注目を集めています。
佐久間象山先生の生誕地に隣接して
建てられた象山神社このほど庭園が国の登録記念物にと
文化庁文化審議会から
答申を受けました。
松代の庭園が注目されたのは
昭和57年に長野市が
東京大学大谷幸夫教授に調査を依頼し
当時大学院生だった
西村幸夫先生(現東京大学教授)が
調査結果を「庭園都市松代」という報告書に取りまとめ
庭の池や、池に流れ込む水路を
泉水、泉水路と名付けたのが
始まりです。
横浜開港150年を来年に控え
横浜開港を提唱した佐久間象山先生の先見性が注目されることでしょう。
象山神社庭園

文化財登録

2008年05月19日 | 松代の文化財
このたび文化庁文化財審議会では
長野市松代町庭園4箇所
国の登録記念物として
登録するよう答申を出しました。
登録記念物は
登録文化財の枠を広げて
庭園等も登録できるようにしたもので
長野県では今回初めて
松代の4箇所を
登録記念物として答申を受けました。
NPO夢空間では平成13年から
武家屋敷のお庭拝見を開催して
庭園の保存活用を図る取り組みを
行ってきました。
文化財登録

信州松代から丹霞卿へ

2008年05月03日 | 松代の文化財
信州松代から
飯綱町の
丹霞卿へ
行ってきました。
桃の産地で
車で50分程
長野から豊野に抜ける
若槻大通りを
豊野に向かっていくと
案内看板が出てきました。
はじめて行く場所で
途中までは
何回も迷ったのですが
近づくと案内看板が
要所要所に立っていて
ほっとしました。
松代でも
散策のための
案内看板を
もっと整備する
必要を感じました。
他を訪れてみて
わが町をみなおすことも
ひつようですね。

丹霞卿

松代藩家老矢沢家表門復元

2008年04月19日 | 松代の文化財
信州松代の
長野市指定有形文化財矢沢家表門数年前に近隣の火事で
延焼しましたが
このたび
長野市が復元し
今日一般公開しました。
ブロック塀だった
続きの塀も
松代街並み並み環境整備事業で
土塀になり
なお一層
立派な門となり
松代の町並み形成や
まち歩きの
重要な役割を果たす
大事なポイントとなりました。

矢沢家表門

松代藩文武学校

2008年01月10日 | 松代の文化財
冬の文武学校も味わい深い。
江戸後期の建設で150数年たっているが
国史跡として保存改修されてきたので
どの建物もしっかりしている。
設立以来多くの人材を育ててきた。
冬の静寂のなかでの文武学校を訪ね写真で紹介していただいているHPが
ありました。素敵な写真です。
文武学校

八橋流筝曲弾き初め

2008年01月08日 | 松代の文化財
八橋流筝曲は八橋検校が創始した日本の筝曲の源流です。
その八橋流筝曲が松代に伝えられ
しかも復興し、今日保存会まであって
伝承されているのは
松代の文化度の高さを表しているものと
思います。復興者は真田しんさん
そしてそのあとを受け継いだのは
真田淑子さんです。
音や、匂いも
町の文化を形作るものとして
とても大切なものですね。
八橋流筝曲が流れる松代
味わい深いものがあります。
八橋流筝曲

松代の泉水・泉水路

2007年12月13日 | 松代の文化財
信州松代の庭園・水路網が着目されたのは
昭和47年の市教育委員会による
松代地域の伝統的環境保存調査で、
当時東京大学の大学院学生だった
西村幸夫現教授が主任となってまとめた報告書
「庭園都市松代」以来だ。
泉水・泉水路の命名も
西村教授によるものです。
泉水

松代の泉水・泉水路が注目されています。

2007年12月11日 | 松代の文化財
信州松代は町そのものが歴史的遺産の集積地です。
その中でも最近注目されているのが
江戸時代から伝わる庭園と水路網です。
江戸時代の町づくりとして
水路網を整備した折に
川から家の庭に水を引き込んで
池をつくり
さらには宅地を通って
次のお宅の池に水を流す水路を
松代では泉水路と呼んでいます。
この水路網は全国的に松代にしかない
貴重なものだと信大農学部の
佐々木邦博教授の調査で
判明しています。
この水路網が見れるは
公開されている山寺常山邸と
横田家住宅の庭です。
後は個人のお宅のため
一般公開はされていません。
NPO夢空間が春秋開催する
「お庭拝見」の時に
公開して頂いています。
NPO夢空間では市文化財課と
佐々木邦博教授の協力を得て
文化財として登録していく運動を展開していきたいと
考えています。
ご協力くださる方を募っていますので
関心のある方是非ご連絡をお願いいたします。
泉水泉水路