我が家の年代物＆地震計

　　　　　　　　　　　　

ゆ～ら　ゆ～ら大きく揺れる我が家の地震計、それがこのシャンデリアです。そしてかなりの年代物。

年代物と言えば、古くて価値のあるもの、時代物という定義でしょうが、価値があるかどうかはさだかではありません。

しかし照明器具としては、相当の年月を使用されてきた代物と言えるでしょう。

このシャンデリアはドイツ製、金属部分は真鋳で、電球カバーは頑丈な厚みのあるガラスで出来ています。それが8個！

ですからとてつもなく重い！２９年前取り付けをお願いしたとき、天井部分に補強が必要でした。

地震のときはまずは家族全員がこのシャンデリアを見上げ、揺れを確認、大急ぎでその場を離れます。
ゆらゆら揺れるシャンデリア！今にも天井をも引きちぎって、天井もろとも落下してきそうで、とても怖い。
頭上にでも落ちてきたらひとたまりもありません。

では何故こんな危険（？）なものが、我が家にあるのか？

このシャンデリア、およそ半世紀以上、3家族のリビングを照らし、明かりと幸せを送り続けてくれました。

今から34年前夫の海外駐在でドイツに渡ったとき、帰国する日本人家族から家具ごと譲り受け、あるアパートに入居しました。

その譲り受けた家具のひとつにこのシャンデリアがありました。

その方はさらに以前住んでいたドイツ人からそのシャンデリアを受け継ぎ、聞くところによると、私たちが使用するまですでに20年以上が経過していたようです。

それから5年半後、帰国の際、とても気に入っていたこのドイツ生まれのシャンデリアを思い出として日本に持ち帰りました。

そして現在に至っています。およそ60年！照明器具としては年代物と言っていいのではないかと思います。

また、このシャンデリアには地震で危険という以外に、もうひとつ、大きな問題があります。

それは消費電力！４０～６０ワットの電球を８個点灯させるのですから、消費電力は３２０ワット～４８０ワット。
さぞかし明るいとお思いでしょうが、上向きの上、スリガラスのためムードはありますが、決して明るくはありません。
節電どころか、とんだ電気の無駄使いです。少しかっこ悪いのですが、以前から電球はひとつおきにしか入れていません。

　　　　　　　　

そしてさらに震災後は節電のため使用禁止。ダウンライトとダイニングテーブル上の蛍光灯で我慢しています。

シャンデリアは長年、我が家の買い物リストに加えられていました。
が、はるばる海と大陸を渡り、異国にやってきた思い出のシャンデリアを捨てるに忍びなく、買い替えはのびのびになっています。

しかし、どんな思い出も「家族の命」と未曾有の大災害による「電力不足」には勝てません。近々、購入予定です。

もうひとつこの夏の節電対策のために是非とも買い換えたい旧式の電化製品があります。その話はまた後日！

 

本日よりテンプレートに「東京電力の電力使用状況」パーツを載せました。節電を！