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orange note 【Music blog】

関西を中心に生演奏を派遣するオレンジノートがお送りする音楽関連のブログです。

おはなし音楽会 モーツァルト編

2006-03-06 15:07:48 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

最近、ブログが滞っておりました。というのは、オレンジノートの新企画を構想中でして、その関連の本を読んだり楽譜を仕入れたりと、準備に追われておりました。

やっと構想がまとまりつつあるのでそろそろ公表しようと思います。(ホームページの方で公表予定です。)

つい先日のブログにも書きましたが今年はモーツァルト生誕250年の年です。その関連本をいろいろチェックした中で、ここに貼った本がわかりやすかったのでみなさんにもご紹介しますね。

モーツァルト

博雅堂出版

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小難しい「モーツァルトの生涯」な~んて本を読んだところで、自分なりに噛み砕いて聴いてくださる方に説明し伝えるのは結構難しいものです。そこで出会ったのがこの「おはなし音楽会 モーツァルト」です。子供でも読めるように漢字にはフリガナがふってあり、噛み砕いた文章で書かれているのです!

立ち読みでもさーっと読めてしまうくらい薄い本なのですが、私はもう少しじっくり読んでみたかったので購入しました。この本を参考に、演奏プログラムを考えようと思っています。


            
音楽事務所オレンジノート


生誕250年目を記念して

2006-02-19 00:38:12 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

2006年の今年、かの有名なモーツァルトさんのお生まれになって250年目という記念すべき年なんです。ちまたの本屋やCDショップではもっぱらモーツァルト特集にチカラを注いでいるって感じで盛り上がっています。

ご存知の方も多いと思いますが、モーツァルトは1756年1月27日にオーストリアのザルツブルグというところで生まれたんですね。モーツァルトの生涯は短くて、たった35年の生涯だったんです。そんな短い生涯の中で、40曲以上の交響曲や20曲以上のオペラ、などなど600を超える名曲を残したのです。

音楽事務所オレンジノートでは今年のモーツァルトイヤーを記念し、モーツァルトにちなんだパッケージ商品をただ今製作中(もうすぐ完成予定。HPに掲載します。)です。

演奏家にとってもモーツァルトを演奏することは、基本に立ち返る意味でもとても勉強になりますし、またお客様もモーツァルトに触れる機会が増えて、クラシック音楽により親しんでいただけるかと思います。


            
音楽事務所オレンジノート


結婚式と音楽(パート3)

2005-10-16 11:19:46 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

演奏家の仕事は、演奏する場所がないと成り立ちません。コーンサートホールでの演奏会は定番ですが、ここ数年演奏の場所も「え!?こんなところで演奏できるの?」と演奏者がビックリするような企画を考えてくださる主催者さんも多いのです。

みなさんもコンサートホール以外の場所で生演奏をご覧になる機会が増えたとかんじませんか?お寺の中やお庭など景色を楽しみながらのコンサート、銀行のカウンター前の待合場に特設コーナーを設けた音楽コンサート、ホテルのラウンジやレストランなどのBGMの生バンド演奏・・・などなど。

なかでも結婚式関連の生演奏は需要も多くあり、生演奏が定番化しつつあります。教会式のオルガンは古くからの定番スタイルですし、数年前では外国人ゴスペル歌手が歌う、なんていうスタイルも人気でした。ここ最近はバイオリンなどの弦楽器で賛美歌を奏でたり、サックスやドラムなどでブライダルフェアを華やかに演出したり、と各ホテルや結婚式場などでは趣向を凝らし、集客努力をされています。

今日もブライダルフェアのお仕事で某有名ホテルに行きました。フルートとバイオリンの2重奏でお客様をお迎えし、チャペル内では新郎新婦ご入場や指輪交換、ベール上げ、賛美歌からご退場まで、すべての演奏をフルートとバイオリンで行いました。

「人とはちょっと違う演出で結婚式をしたい」と希望される方が圧倒的に多く、それでいて「安っぽくみえる結婚式だけはしたくない」とコストの面も堅実に考えていらっしゃる傾向にあるようです。

この秋、オレンジノートでも色々な結婚式の演出のお手伝いを実施しています。毎年変わる人気演出を演奏者自らが研究し、楽曲も工夫しています。お客様から生演奏に関するお問い合わせやご質問メールにお答えし、オススメの楽器編成などを参考に、ご自分の結婚式をご自分でプロデュースされていらっしゃいます。

演奏者では気づかないおもしろい場所で、生演奏を楽しんでいただける企画が出来るように日々考えています。

            
音楽事務所オレンジノート

フィンランディア

2005-08-08 11:35:24 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

来月本番のオーケストラの演奏会の楽譜が送られてきました。早速譜読み開始です。今回のプログラムにはシベリウスのフィンランディアがあります。

バイオリンをやっている私としては、シベリウスといえば『バイオリン協奏曲』です。バイオリニストを苦しめる、これはこれは超難解な曲です。聴いているだけならとてもイイ曲なんですが、演奏するとなるとそりゃもう大変です。大学時代、この曲でレッスンを受けたことがありますが、練習途中に10度の音階のところで左手を壊した苦い経験があります。今思えば、この頃から左指に爆弾を抱えていたんだと思ったりもしています。

とまあ、フィンランディアと関係ない方向にきてしまいましたが。

「そういえばフィンランディアって何なんだろう?」と素朴な疑問から、ネットでいろいろ調べてみました。みなさん、ご存知かな?

ジャン・シベリウス(1865-1957)は、今から100年ほど前に活躍した、北欧の国フィンランドの作曲家です。「フィンランド」という名は、「湖の国」という意味ですが、まさにその名前通り、湖と森林におおわれた美しい国です。けれどもこの国は1917年に独立するまで、長い間、となりのスウェーデンやロシアに支配されていました。シベリウスが交響詩『フィンランディア』を書いたのは、「外国の支配から自由になって、祖国をとりもどしたい」という人々の願いが最も強くなっていた時代でした。音楽は「戦いへの呼びかけ」を表わす部分から始まり、やがて「フィンランディア賛歌」として知られる、美しい賛美歌のようなメロディーが登場します。この曲には、作曲者シベリウスだけでなく、フィンランドの人々みんなの自由への願いと、祖国への愛があふれています。

            
音楽事務所オレンジノート

ラフマニノフの交響曲第1番

2005-04-11 21:42:13 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

6月に市民オーケストラの助っ人要員として演奏会にでることになりました。その演奏曲目が『ラフマニノフの交響曲第1番』なのです。ラフマニノフといえば、私の大好きな曲でもある、ピアノ協奏曲が有名ですよね。あの壮大なメロディーはいつきいてもウットリしてしまいます。

この交響曲1番は聴いたことがなかったので、早速スコアとCDを入手しました。聴いて見た第一印象は『半音階、難しそう』。ピアノ協奏曲のような壮大さはあるにせよ、印象的なメロディーがなく、1、2回聴いたところで理解できる曲ではありません。

おまけに手書きの楽譜(オケの楽譜で手書きは読みにくいし、手書きというだけでやる気が失せる・・・のは私だけ?)だったので譜読みが大変。

来週までにさらわないと。。。

            
音楽事務所オレンジノート

パソコンで楽譜作り

2005-02-21 22:10:13 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

PrintMusic! 2001 Hybrid Premium版

カメオインタラクティブ

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音楽事務所をはじめてから楽譜のストックが大量になり、いつもその整理におわれています。弦楽四重奏やピアノ曲、フルート曲・・・といった具合に楽器別にそれぞれファイルし、クリスマス曲や学校関係、冠婚葬祭関係等、場面別にもそれぞれファイルしています。それでも足りないときは自分で編曲して作成したりもしています。

楽譜の編曲作業は愛用のバイオで、持ち運びながらやってます。2~3時間、ゆっくりできる時間があるときに作業をします。急いで作成すると音を間違えたり、♯や♭などを付け忘れたりすることが多くなるもんで。。。でも奏者の方から「ここ、音が違うかも・・・。」とよく指摘を受けますが(笑)。

私が使っている楽譜作成ソフトは『プリントミュージック』というもので、ちょっとした音楽知識があれば割と使いこなすことが可能です。もっと専門的な『フィナーレ』という作曲ソフトがありますが、これは作曲を専門にしてる友人に私では「無理っ!」と言われ、ただ今『プリントミュージック』を愛用しています。

あっという間にキレイな楽譜が家のプリンターで印刷されるんで大変感激です。どんどん編曲して楽譜を作るのはいいのですが、またファイルが増えてしまいます。本棚がもう1つ必要です・・・。

音楽家の方、いい楽譜の保管方法をぜひとも教えてください!!!

            
音楽事務所オレンジノート

グラズノフ

2005-01-25 22:13:22 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

友達のブログに『グラズノフ』って言葉が載っていたので久しぶりにグラズノフの曲をCDで聴いてみました。持っているCDはバイオリン協奏曲しかありませんが、グラズノフの曲って調べて見ると結構あるんですね。交響曲が9曲(うち9番は未完成)、7曲の弦楽四重奏曲、バレエ音楽などなど幅広いジャンルの作品があります。

また『ロシアのブラームス』と言われるくらいブラームスの影響を受けた作曲家なんです。グラズノフの交響曲は1つも聴いたことがないのでどんなものか、一度聴いてみようと思います。

バイオリン協奏曲は学生時代、真夏の暑い時期に汗まみれになって練習してたのを思い出します。技術的にとっても難しい曲だったので、とりあえず弾ききるだけでいっぱいいっぱいでした。。。よくあんな状態でレッスンを見ていただいたものだなぁと今思うと恥ずかしいです。でもあの頃は弾ける弾けないにかかわらず難解な曲を挑戦していましたけど、近頃はそんなパワーが薄れているかも。

グラズノフ/ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
ハイフェッツ(ヤッシャ), RCAビクター交響楽団, グラズノフ, ヘンドル(ワルター), プリムローズ(ウイリアム), モーツァルト, ソロモン(アイズラー)
BMGファンハウス

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音楽を続けるって本当に大変なことだと最近つくづく感じます。

            
音楽事務所オレンジノート

クリスマスと音楽

2004-12-01 14:55:36 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

feel Christmas
オムニバス, サラ・ブライトマン, リベラ, amin, 鈴木慶江, 押尾コータロー, saigenji
東芝EMI

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もう12月ですね。12月といえば“クリスマス”。街中華やかなイルミネーションで気分もウキうキしますね。クリスマスは世界中多くの人に愛されている祝日です。そのためかクリスマス・ソングも数多く作られています。

みなさんもよくご存知の「ジングル・ベル」。この曲は、ボストンの作曲家ピアポントが日曜学校のために作曲したもので、当時ボストンで流行していたスポーツ“馬そり競走”をイメージして作られたそうです。

クリスマス用に作られた曲としては「きよしこの夜」。1881年クリスマス・イヴに、J・モールという人がクリスマスに歌う曲がなかったので、友人の作曲家F・グルーバーに声楽とギターの合奏に適するようにと依頼し、出来上がったのがこの曲です。

賛美歌がクリスマス・ソングとして有名になったものに「もろびとこぞりて」があります。この曲のメロディはヘンデルの『メサイア』の中からとられ、それに賛美歌としての歌詞がつけられました。“ドシラソファミレド”と下降する音階で始まるメロディは、キリストの降誕を意味するという説もあるそうなんですよ。

ポピュラー界におけるクリスマス・ソングと言えば、定番の山下達郎の「クリスマス・イブ」、月9でおなじみのワムの「ラスト・クリスマス」、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」などかな。ポップスのクリスマスソングは流行があり、すぐ忘れられてしまいがちですがこの3曲は永遠に不滅なのかも。

            
音楽事務所オレンジノート

踊ってなかった!?舞曲

2004-11-29 15:38:25 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

クラシック音楽の曲によく「舞曲」という題名のものがあるんです。ピアノでもバイオリンでも楽器に関係なく舞曲という題のつく曲がたくさんあります。

その名のとおり、舞踏(ダンス)のための音楽を意味します。この“舞曲”、音楽用語としては現実の踊りを伴わない音楽をさすことが多いそうなんです。これまで長年演奏し、音楽を指導したりしてきましたが、“舞曲”という題名がつきながら実際踊っていなかった・・・と今更気づくなんて!そんなあほな、と言いたい気分です。

およそ14世紀ごろから民族的舞曲が作られ、宮廷を中心に舞曲が演奏されていました。特に16世紀は「踊る世紀」とよばれるほど舞曲が流行しました。最も普及した舞曲にはパヴァーヌ、サラバンドがあります。

パヴァーヌ pavane 4/4 拍子       イタリア
シャコンヌ chaconne 3/4         スペイン
クーラント courante 3/2         フランス

17世紀にはルイ14世がとくに舞踊を保護したためベルサイユ宮殿を中心に、ブレー、ガボット、リゴードン、ルール、メヌエットなど、続々と新たな舞曲が誕生し、それらがヨーロッパ各国の宮廷に流行していきました。

サラバンド saraband 3/2        スペイン
ジーグ   gigue 6/8          イギリス
ガヴォット gavotte 2          フランス

18世紀はメヌエットが人気で、世紀後半の古典派の交響曲やソナタに取り入れられました。

メヌエット menuet 3/4         フランス

19世紀初頭はウィーンが舞曲の中心地となり、エコセーズ、ワルツが多く作られました。ヨハンシュトラウスはワルツの父なんて言われています。

ワルツ   waltz 3/4          オーストリア

19世紀半ば近くにはパリでマズルカ、カドリーユ、ポルカ、ギャロップなどが流行しました。

ボレロ     bolero 3/4 ・2/4   スペイン・キューバ
ハバネラ    habanera 2/4     キューバ
チャルダッシュ czardas 4/4 ・2/4   ハンガリー

ふーむ。確かに実際に踊れないような曲もありますね・・・。

            
音楽事務所オレンジノート

第9の季節

2004-11-23 22:31:26 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

ベートーヴェン:交響曲第9番
ベートーヴェン, ゲルト・アルブレヒト, 三原剛, 重松みか, 晋友会合唱団, 水口聡, 読売日本交響楽団, 澤畑恵美
インディペンデントレーベル

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来月のオーケストラの演奏会で弾く第9の譜面が送られてきました。もう今年も残すところあと1ヶ月とちょっとなんですね。第9とはベートーベンの交響曲第9番のことです。4楽章の歓喜の歌は超メジャーです。日本人はこのメロディーを聴いたら「もう年末なのね」と感じることでしょう。でもなんで第9は年末に演奏されることが多いんでしょうか?

第9を年末に演奏するのはどうも日本だけのようなんです。始まりはいろんな説があります。60年代、70年年代にプロオーケストラなどが各地に結成されました。独唱者、合唱団など多くの演奏者が参加できるベートーベンの第9は、いわゆる暮れの「もち代」稼ぎのプログラムとして人気になったんだとか。 他には、第2次世界大戦出陣学徒の壮行会で演奏された説です。器楽、声楽の学生も参加できる第9が選ばれ、戦争という絶望と、平和の希望のはざまで「歓喜の歌」が奏でられたそうです。

ちなみに、例のあの誰もが知っている有名な合唱のサビの部分が出てくるまでにはおよそ50分も「待たされる」んです! 第1~3楽章まではオーケストラのみ、しかも第3楽章はあまりにも崇高かつ繊細な旋律が眠りに拍車をかけます(笑)。そして(待ちに待って待ちくたびれた)第4楽章・・・その冒頭の突然の大音響にビクッ! と眠りを覚まされることとなるでしょう!

            
音楽事務所オレンジノート

挙式の生演奏~教会式バージョン~

2004-11-11 17:45:06 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

一般に教会式というと、信者が礼拝をあげる教会での挙式と式場内のチャペルウェディングがあります。どちらで挙式する場合でも、神父や牧師の司式により、新郎新婦のふたりが神の前で結婚の誓いをするということに違いはありません。ですが教会は結婚式場ではありませんので、二人で礼拝に参加したり、牧師の先生とお会いし、教会で挙式をしたいということをよく話しあうことが重要です。一方、ホテルなどのチャペルウェディングは実際の教会挙式のスタイルを忠実に再現し、特に信者ではなくても式をあげることができます。また担当者の方がサポートしてくれる点でも二人の負担が少なくすむという利点もあるでしょう。

チャペルウェディングにおいて音楽はかかせません。オルガンの重厚な音色と聖歌隊の透き通った歌声は厳粛な挙式のムードをより一層引き立ててくれます。最近では、これらの楽器にバイオリンやフルートをプラスした挙式も数多く、旋律楽器の美しい響きが会場を引き締める効果に一役かっているようです。音楽事務所オレンジノートがオススメする曲目と一般的な教会式の流れをご説明しましょう。

参列者入場   正面向かって右は新郎側、左側が新婦側関係者が参列します。 
    アリオーソ(バッハ)・ラバーズコンチェルト(バッハ)・オーラリー
    二人の入場まで意外と時間がかかるものです。退屈しない演出にバイオリンやフルート演奏をプラスするのは効果的です。    
 
新郎入場→新婦入場  新郎は先に入場し、新婦を待ちます。新婦は父親と腕を組みヴァージンロードを入場します。
    結婚行進曲(ワーグナー)・愛の挨拶(エルガー)
    ゆったりとした曲調での入場は参列者の方に出来るだけ長い時間お披露目できます。

賛美歌合唱    全員起立して賛美歌を合唱します。
    賛美歌312番
    聖歌隊と一緒に参列者も歌って主役の二人を祝福します。ホテルなどには歌詞カードもありますよ。

聖書朗読&祈祷  牧師が聖書を朗読し、祈りを捧げます。
    アリア~泣かせたまえ~(ヘンデル)
    クラシックらしい名曲のBGMに乗せて牧師の言葉を心に受けとめます。 

誓約式      新郎新婦が結婚の誓いを立てます。
    賛美歌428番 またきあい
    静かさを強調したいシーンではオルガンとソロ楽器だけで場を引き締めます。

指輪交換&ベール上げ 結婚の証として、指輪を交換します。
    アヴェ・マリア(グノー)
    注目の一場面ですね。壮大なメロディーの生演奏でお二人の未来を重ねます。    

祈祷&結婚成立の宣言 牧師が二人の手を重ねて祈りを捧げ、参列者に二人の結婚を宣言します。
    アヴェ・マリア(シューベルト)
    挙式のクライマックスです。バイオリンやフルートの音色を足してより一層厳粛さを演出ます。

賛美歌合唱
    賛美歌430番
    
新郎新婦退場   参列者の拍手のなか、新郎新婦が腕を組んでヴァージンロードを退場します。
    トランペットヴォランタリー(クラーク)・スウィートホーム(ビショップ)
    インパクトのある明るい曲で晴れやかなお二人の門出を祝福します。

            
音楽事務所オレンジノート

挙式の生演奏~人前式バージョン~

2004-11-10 17:48:43 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

最近の結婚式事情は新郎新婦の希望の多様化に合わせ、ホテルなどは次々と目新しいブライダルフェアなどを開催し、オリジナル性を競い合っています。そんな中、多くの若いカップルに受け入れられている挙式スタイル『人前式』が人気を集めています。人前式とは、特に決められた儀式も式次第もないスタイルで、自由に二人らしさを表現できるいうことで注目されている挙式です。すべて二人で作り上げないといけないという面で大変ですが試行錯誤を繰り返した結婚式は、深く心に残り、一生の思い出になるのではないでしょうか。

ひとことで「オリジナル」といってもどういう段取りで、どんな音楽が適しているのかをすべて決めるのはちょっと難しいかも・・・と思われる方に、人前式の流れとオレンジノートがオススメする選曲をお教えしたいと思います。

入場      参列者が会場に入って着席したあと、新郎新婦が入場します。 
    ラルゴ(ヘンデル)・カノン(パッヘルベル)・G線上のアリア(バッハ)
    注目のシーンですよね。音楽は静かだけど耳なじみのあるクラシック曲がお二人をググっと引き立てます。    

立会人代表挨拶  参列者の立ち会いのもと、ふたりの結婚式が行われることを宣言します。
    アメージンググレース(イギリス民謡)・トロイメライ(シューマン)
    二人が考えた人前式の趣旨を参列者の方へご説明すると一体感が生まれます。

誓いのことば   二人で誓いの言葉を読み上げます。
    愛の挨拶(エルガー)・いつか王子さまが(ディズニー)・オンリータイム(エンヤ)
    二人でチカラをあわせての作業です。奏者も心をひとつにしてお二人をサポートします!
  
結婚証明書署名  立会人代表が参列者の前に、結婚証明書を示し、二人が署名します。
    愛の夢(リスト)・星に願いを(ディズニー)・オードリー(溝口肇)
    この際、新婦のブーケや手袋を預けることがあるのでお友達にお願いしましょう。

指輪交換   新郎から新婦へ、新婦から新郎へと指輪の交換を行います。
    アヴェヴェルムコルプス(モーツァルト)・マイメモリー(パクチョンウォン)
    キレイな写真が残るように、動作はゆっくりめがポイントですよ。その間は演奏のお楽しみ。

宣言    立会人代表が二人の結婚が成立したことを参列者に宣言します。
    愛のよろこび(マルティーニ)・スマイル(チャップリン)・君を信じて(千住明) 
    これで二人は本物の夫婦です。盛大な拍手と盛り上がる演奏で参列者の心をつかみます。 

閉会宣言  立会人代表が閉会を宣言し、儀式が終了します。
    主よ人の望みの喜びを(バッハ)・いつも何度でも(木村弓)・エトピリカ(葉加瀬太郎)
    二人らしさを印象づける、爽やかで明るくなるトリの1曲です。
    
            
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結婚式と音楽(パート2)

2004-10-20 15:57:52 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

『結婚式と音楽』というタイトルで以前ブログを書きましたが、今回はそのパート2を書いてみたいと思います。結婚式といえば、オリジナルな結婚式を望む人がほとんどのようで、最近はその演出も本当に多岐に渡るようですね。時代の流れとともに、本当に結婚式も様々な形が生まれてきているようです。音楽事務所オレンジノートはいろんなウェディングプランナーさんや、結婚式場さんとお仕事をさせていただく機会が多いのですが、そういう結婚式の流行の変遷を目の当たりにしてきました。

ところで、結婚式の定番曲と言えば・・・皆さんは何を思い浮かべますか?
以前も同じようなことを書きましたが、最近の流行や定番曲なんかは、検索エンジンで検索すれば本当にたくさんの曲が紹介されていますので、いまさら書く必要はないですね。特に、入場の曲や、BGM等といったシーン別に詳細に曲が紹介されているページもあるので、みなさん是非検索してみてください。

今日は結婚式の定番曲といっても、そういう入場曲やBGMなんかではなくて、友人として参加した場合に『歌う』曲としてなら、何を思い浮かべますか?ということをテーマに考えています。もちろん有名どころなら、安室ちゃんの『Can You Celebrate?』とか、長渕さんの『乾杯』だとか、あとは大昔?になるかもしれませんが、『てんとう虫のサンバ』だとか。(今書いて思ったのですが、てんとう虫のサンバって、『サンバ』だったんですね。ついついマツケンサンバを思いだしてしまいますね。)
あとは何があるでしょうか?『あ~よかった』(花*花)だとか、『バンザイ』(ウルフルズ)だとか、『幸せな結末』(大滝詠一)だとか、考えたら色々出てきそうですね。

ところで、トコブクロでの活躍が記憶に新しい(というかまだバリバリと活動中なんですかね?佐藤竹善さんとのコラボに変わった?んでしょうかね。。。)『コブクロ』が新しい『結婚式定番曲』を発表して、かなり好評だそうです。そのシングルタイトルは『永遠にともに』で、『とわにともに』と読みます。なんだか、タイトルからして合いそうな感じですよね。



また、この曲も結婚式で演奏して欲しいというリクエストがくるんでしょうか?早速調査して準備しておきます・・・・・

            
音楽事務所オレンジノート

いまさら聞けない!?ソナタって何?

2004-09-22 23:55:19 | 音楽豆知識

ここ最近、『ソナタ』という言葉をよく耳にしますよね。もしかしたら今年の流行語大賞になりそうな勢いです!でもこの『ソナタ』っていったいどんな意味なんでしょう?

『ソナタ』は、音楽用語のひとつです。イタリア語で「鳴り響く」という意味の「ソナーレ」が語源です。演奏楽器の種類では、ピアノ・ソナタのような独奏曲とバイオリン・ソナタやチェロ・ソナタといった他の楽器との2重奏曲とがあります。
ソナタは、楽器の編成によってその名前が変わり、オーケストラのスタイルであれば「交響曲」、オーケストラと独奏楽器の組み合わせによるスタイルであれば「協奏曲」と呼ばれます。

一番重要なポイントは、”ソナタ形式で書かれたもの”です。ソナタ形式とは、「提示部」、「展開部」、「再現部」の3つの部分で書かれている曲のことです。この形式は主に、1楽章に登場します。曲の速度も速めです。続いて比較的ゆっくりの速度の2楽章、メヌエットなどダンス曲の3楽章、軽快な速度で締めくくるフィナーレの4楽章・・・といった具合です。

バイオリン・ソナタには、たくさんの素敵な曲があります。ここで私のおすすめをご紹介しますね。

①ベートーベン第9番≪クロイツェル≫・・・冒頭のバイオリン・ソロ、大好きです。技巧的なところが盛りだくさんです。
②ブラームス第1番≪雨の歌≫・・・ブラームスのソナタは全部で3曲あります。美しいメロディーと情熱的な音楽が素敵です。
③フランク・・・ピアノとバイオリンが追いかけっこしているような曲です。4楽章のドラマチックなメロディはとても印象的!

ちなみにソナタによく似た「ソナチネ」とは、「小さなソナタ」ということなんです!

         

弦楽四重奏のススメ

2004-09-20 16:30:31 | 音楽豆知識
秋は、演奏家にとっては”シーズン到来”です。これから冬にかけてどんどんコンサートが増えてくるので、その練習に追われる日々が続くのです・・・。

今日は、今月末のコンサートに向けての練習をしました。弦楽四重奏のプログラムなので、4人のプレイヤーの息を合わせるのがなかなか難しいです。
弦楽四重奏には、たくさんの曲があります。私がこれまでに演奏したことのある曲の中からお気に入りを書きますね。
  ①すぐにチャレンジ  わりと易しい譜面だが、奥は深い。 
  ・アイネクライネナハトムジーク(モーツァルト)・・・よく知られている曲なので音程に注意して弾いて下さい。四楽章は速度が早すぎると自爆します。
 ・ディベルティメントk136,k137,k138(モーツァルト)・・・華やかなのでBGM演奏に最適。曲の構成はそれほど複雑でない分、ミスをすると目立ちます。
  ②ワンランク上へ   やりがいのある楽しい曲。 
  ・「皇帝」No,42(ハイドン)・・・2楽章はオーストリア国歌で有名。とてもキレイな変奏曲メロディ。最終楽章の3連符のかけあいがちょっと難。
  ・「ひばり」No,35(ハイドン)・・・1stバイオリンだけが挑戦レベル。他3パートは見守ってあげてください。
  ③さらに上へ      挑戦してみよう。 
  ・「アメリカ」No,12(ドヴォルザーク)・・・練習しがいのある曲です。ノリノリで弾けます。挑戦レベルですが。。。

演奏家のみなさん、おすすめの曲があれば、教えてくださいね。お待ちしてます。