orange note 【Music blog】

関西を中心に生演奏を派遣するオレンジノートがお送りする音楽関連のブログです。

踊ってなかった!?舞曲

2004-11-29 15:38:25 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

クラシック音楽の曲によく「舞曲」という題名のものがあるんです。ピアノでもバイオリンでも楽器に関係なく舞曲という題のつく曲がたくさんあります。

その名のとおり、舞踏(ダンス)のための音楽を意味します。この“舞曲”、音楽用語としては現実の踊りを伴わない音楽をさすことが多いそうなんです。これまで長年演奏し、音楽を指導したりしてきましたが、“舞曲”という題名がつきながら実際踊っていなかった・・・と今更気づくなんて!そんなあほな、と言いたい気分です。

およそ14世紀ごろから民族的舞曲が作られ、宮廷を中心に舞曲が演奏されていました。特に16世紀は「踊る世紀」とよばれるほど舞曲が流行しました。最も普及した舞曲にはパヴァーヌ、サラバンドがあります。

パヴァーヌ pavane 4/4 拍子       イタリア
シャコンヌ chaconne 3/4         スペイン
クーラント courante 3/2         フランス

17世紀にはルイ14世がとくに舞踊を保護したためベルサイユ宮殿を中心に、ブレー、ガボット、リゴードン、ルール、メヌエットなど、続々と新たな舞曲が誕生し、それらがヨーロッパ各国の宮廷に流行していきました。

サラバンド saraband 3/2        スペイン
ジーグ   gigue 6/8          イギリス
ガヴォット gavotte 2          フランス

18世紀はメヌエットが人気で、世紀後半の古典派の交響曲やソナタに取り入れられました。

メヌエット menuet 3/4         フランス

19世紀初頭はウィーンが舞曲の中心地となり、エコセーズ、ワルツが多く作られました。ヨハンシュトラウスはワルツの父なんて言われています。

ワルツ   waltz 3/4          オーストリア

19世紀半ば近くにはパリでマズルカ、カドリーユ、ポルカ、ギャロップなどが流行しました。

ボレロ     bolero 3/4 ・2/4   スペイン・キューバ
ハバネラ    habanera 2/4     キューバ
チャルダッシュ czardas 4/4 ・2/4   ハンガリー

ふーむ。確かに実際に踊れないような曲もありますね・・・。

            
音楽事務所オレンジノート

梅田の新名所。ハービスエント

2004-11-28 11:50:48 | Weblog
代表のゆうこです。

大阪のキタといえば長年、阪神と阪急と大丸の百貨店しかない・・・っていうイメージがあったのですが、この度西側のヒルトンホテル周辺に「ハービスエント」が誕生しました。ブルガリやティファニーといった高級ブランド店、セレブが通うエステやマッサージサロン系の店、ブライダル専門のフロア、ミナミのシンボル・ソニータワーから移転したソニースタイルの展示コーナー、大阪ブルーノートや劇団四季のホール、関西初上陸の洒落たカフェやレストランなどがあり、オープン間もないということで私のような見物客がぐるぐる物色していました。

世間では不景気と言いますが、この一帯では高級ブランドの紙袋をさげて歩く女性が多くいます。自分へのご褒美か、はたまたクリスマス前の品定めついでの買物か、女性の財布の景気は上昇しているように思えます。

華やかなイベントも開催予定で、パイプオルガンの演奏会や聖歌隊のコーラスコンサートなども企画されているようです。吹き抜けのフロアでの演奏は音響もいいだろうし、薄暗い店内に重厚なパイプオルガンの音色も素敵だろうと思います。

            
音楽事務所オレンジノート

発掘!微笑みの貴公子

2004-11-26 00:19:15 | 映画
代表のゆうこです。
ヨン様が来日し、成田空港は熱狂的なマダムでごったがえしていましたね。冬のソナタが終わってもまだまだヨン様ブームはとどまるところを知らないといった感じです。

ブログにもよく書きますが、近頃は韓国映画を見続けています。今まで知らなかった素敵な俳優さんが韓国にもたくさんいらっしゃるんです。韓国の俳優さんはヨン様だけではないんです。(当たり前ですが・・・。)私が今イチオシの韓国俳優、チョ・スンウをご紹介しましょう。

「ラブストーリー」を見てからすっかりその笑顔にハマりました。それと演技力。なんだかえらそうに演技力・・・なんて書きましたが、役柄にとけこんでいて見る側を夢中にさせる魅力のある俳優さんだと思います。「ラブストーリー」をみた後、チョ・スンウの作品を探して、2本の作品を見ました。
フー・アー・ユー ?

メディアファクトリー

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「フーアーユー?」
ネット上のゲーム、アバターを通してコミュニケーションを取り合うなんとも今風な恋愛映画です。チョ・スンウはひ弱なゲームのプログラマーの役で登場しています。途中、パソコンの前で熱唱するシーンがあるのですが、歌もまあまあうまいんです!笑えるシーンなんですがね。韓国ではミュージカルにも多く出演されているらしいので、歌もイケるんでしょう。
H [エイチ] 特別版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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「H」
ラブストーリーのチョ・スンウとは一転、猟奇的な犯罪者を演じるスンウにとても驚きました。表情は穏やかかつ冷静で、礼儀正しいシン・ヒョン(役名)。すでに刑務所に入っているところからストーリーは始まるのです。強烈なシーンがちょいちょい登場し、「うぇっ!」っとなる場面がありますので心して見てくださいね。

どちらのチョ・スンウも素敵です。次回の作品も期待しています。
(韓国のネットニュースで、最近スンウシに彼女ができたとか・・・。芸能ネタでした。)

            
音楽事務所オレンジノート


bj リーグ

2004-11-25 23:06:38 | Weblog
代表のゆうこです。

田臥選手がNBAデビューしてから1ヶ月ですが、その熱も冷めやらぬこの時期に、日本に初のプロバスケットボールリーグが誕生しました。その名も『bjリーグ』!JBLという国内最高峰のリーグから、新潟アルビレックスとさいたまブロンコスが脱退をして(JBLは脱退を認めてはいないようですけどね。)、仙台、東京、大阪、大分の4つを加えた6チームでリーグ戦計120試合を、来年11月から開催するという計画だそうです。

コミッショナーの河内敏光さんは、もともとオールジャパンの監督も務められていた方で、新潟アルビレックスのGMをされています。もともと新潟アルビレックスは、サッカーの方が有名(サッカーはアルビレックス新潟です)ですけど、バスケットボールも地元新潟では大変人気のあるチームで、サッカーと同じくらい熱狂的な応援が印象的なチームですね。

新潟アルビレックスも、以前は大和證券のバスケットボールチームでしたけど、企業スポーツがどんどん休部においこまれる中、新潟で新しく出直して、大成功したチームです。さいたまブロンコスは、もともとマツダアンフィニ東京が休部になって、市民球団として生まれ変わったチーム、どちらもかなり以前から『自立』したチーム運営をしている、日本では数少ない本格的なバスケットボールチームなんだということだと思います。

さて、今回は新規に追加された4チームも、まだ詳細は明らかになっていないチームもあるようですが、なかなか面白そうなチームがありますね。もうすでに公式HPが立ち上がっているチームもありますし、『bjリーグ』のWebサイトからリンクされていますので、みなさんも一度アクセスをしてみられてはいかがでしょうか?

そういえば、2006年には日本でバスケットボールの世界選手権が開催されます。それまでには、プロリーグを設立するんだということを、以前からコミッショナーの河内さんは力説されていましたね。なんでも、世界選手権を開催する国で、プロリーグがないのは日本だけということで、それまでにはなんとかプロを立ち上げたいということだったそうです。本当に、実現されたところがすごいですね。

今回の『bjリーグ』のコンセプトは、きわめてサッカーJリーグに近いものですが、グローバリズムとローカリズムを追求し、プロフェッショナルなスポーツエンタテイメントを追求していくとのことです。サッカーも、バスケットも日本はともかく世界では相当なメジャースポーツですし、日本でもジワジワと人気が出てくるのではないかと期待をしています。

ただ、参加チーム数や、選手の確保(事実今後もJBLにとどまる選手が多いと懸念されている様子)や、収益の確保などなどまだまだ課題は山積みだと思います。事実、まだ日本バスケットボール協会やJBLとは完全な合意には至っていないですし、協会が取り組んだサッカーと違い、マスコミの扱い方もなんとも微妙な扱いに感じました。早く、日本バスケットボール協会やJBL、今回のbjリーグが歩み寄って、日本最高峰のバスケットボールリーグへと発展していってほしいものです。

意地を通せば夢は叶う!

東洋経済新報社

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音楽事務所オレンジノート

三位一体の改革

2004-11-24 23:53:35 | Weblog
代表のゆうこです。

三位一体の改革、さてさてかなりモメているようですね。国からの地方交付税を減らして、補助金も減らして、その代わりに税源を移譲する、って国が進めているあれですね。公共事業なんかはともかく、私としては教育に関して少し心配なところがありますね。

義務教育に関する国庫負担を完全に無くしてしまうようなことになれば、お金のある地方自治体はいい先生をやとって、お金のない地方自治体なんかは教育の質が落ちるし、先生は雇えないしと、問題が発生するような気がします。気がするというか、明らかにそうなると思います。そうなると、国の将来が危ないと思いますし、ただでさえ世界における日本の競争力は下落しているというのに、ますます競争力が落ちて、世界における日本の地位は低くなって、相手にされなくなってしまうような感じがします。もちろん、地方行政が自立して競争が生まれるのは、ある意味では望ましいことなのかもしれませんが、教育というのは、国レベルで考えた方がいいのではないかと思います。

ただ、これは地方自治体側が、国よりもうまくやる自身があるということで国庫負担をなくして税源移譲することを望んでいるということなのですが、私は少々??マークですね。やはり、住んでいる地方によって教育のレベルが違いすぎるのは、貧富の差にもつながるような気がしますし、子供に教育を受けさせる権利というのは憲法でも保障されているのですから、基本的人権なんかと同じように、少なくとも義務教育は均等で平等であったほうが望ましいのではないかと考えます。

国庫負担がなくなると、貧乏な地方自治体は本当に先生を確保することができなくなって、教育をすることが継続できなくなってしまうような事態も起こらないとは限りませんしね。義務教育に関する行政について、地方自治体側にある程度の裁量権を持たして、すでに裁量権を持たせているならそれを今よりも多少強くして、そして国庫負担は止めないようにすればいいのではないでしょうか?

これに関しては、国と日教組とPTA対地方自治体という対立になっているようなのですが、ちょっとややこしい構図になっていますね。
いずれにしても、教育を受ける側の子供たちにとって、どうなのか?という観点で議論を進めて、改革を実行するようにしてもらいたいものです。補助金や交付税や税源といったいわゆる『お金』のことだけに目がいって、子供たちをないがしろにしたような改革だけはしてほしくないと思います。国の将来を作るのは、今国会にいるオジサマたちではなくて、あくまで今の子供たちですからね!

            
音楽事務所オレンジノート


第9の季節

2004-11-23 22:31:26 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

ベートーヴェン:交響曲第9番
ベートーヴェン, ゲルト・アルブレヒト, 三原剛, 重松みか, 晋友会合唱団, 水口聡, 読売日本交響楽団, 澤畑恵美
インディペンデントレーベル

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来月のオーケストラの演奏会で弾く第9の譜面が送られてきました。もう今年も残すところあと1ヶ月とちょっとなんですね。第9とはベートーベンの交響曲第9番のことです。4楽章の歓喜の歌は超メジャーです。日本人はこのメロディーを聴いたら「もう年末なのね」と感じることでしょう。でもなんで第9は年末に演奏されることが多いんでしょうか?

第9を年末に演奏するのはどうも日本だけのようなんです。始まりはいろんな説があります。60年代、70年年代にプロオーケストラなどが各地に結成されました。独唱者、合唱団など多くの演奏者が参加できるベートーベンの第9は、いわゆる暮れの「もち代」稼ぎのプログラムとして人気になったんだとか。 他には、第2次世界大戦出陣学徒の壮行会で演奏された説です。器楽、声楽の学生も参加できる第9が選ばれ、戦争という絶望と、平和の希望のはざまで「歓喜の歌」が奏でられたそうです。

ちなみに、例のあの誰もが知っている有名な合唱のサビの部分が出てくるまでにはおよそ50分も「待たされる」んです! 第1~3楽章まではオーケストラのみ、しかも第3楽章はあまりにも崇高かつ繊細な旋律が眠りに拍車をかけます(笑)。そして(待ちに待って待ちくたびれた)第4楽章・・・その冒頭の突然の大音響にビクッ! と眠りを覚まされることとなるでしょう!

            
音楽事務所オレンジノート

コミュニケーション(Part2)

2004-11-22 00:16:10 | Weblog
代表のゆうこです。

最近、とても難しいなぁと思うことがあります。それは、『コミュニケーション』です。仕事をしていく上で、人間関係を作っていく上で、生活していく上で、本当に欠かせないものがコミュニケーションだと思いますが、これがなかなか難しいことだなぁと最近つくづく思っています。

日本人には、昔からあまり言葉を発さずに、意思疎通を図るようなことが美化されているような文化がありますが、それではなかなか最近意思疎通を図ることができなくなってきているような部分があるように感じます。それは、ビジネスの現場でも、普段のお付き合いの中でも。コミュニケーションって、日本語に訳すと、伝達ってことなのでしょうけど、本当にうまくいかない『伝達』のことをコミュニケーションだと言ったほうがいいのではないか?と疑ってしまうほど、私も含めて最近みんながコミュニケーションが下手だし、コミュニケーションの大切さを理解していないのではないかと感じてしまいます。

私は最近韓国語に少しハマッていますけど、外国の人たちと会話をするときには、お互い基本言語は違う分、相手の言うことを理解しよう、そしてこちらはなんとか相手に自分の思いを伝えよう、そういう互いの気持ちがあるので、逆に言葉という壁はあっても意思疎通はできやすいのではないかと感じることもあります。日本人同士で言葉の壁がほとんど(方言の違いなんかはあっても)ないような状況だと、互いに『わかったような気持ち』になって、相手のことを深く思いやることなく『わかったような』気持ちになっているのではないか、そういうことが最近増えているのはないかとなんとなく感じています。

言葉という壁がない中で生まれるひとつの弊害ですが、私たち日本人にはもともと、それほど多くを語らずともお互いのことを理解しあえてきたいい文化があったような気がします。そこに、言葉で語る力を加えればもっと本当に理解が深まるような気もするのですが、なかなかそうはいかないのだなぁと感じています。

プロジェクトマネジメントという言葉がありますね。プロジェクトを進めていく上では、スコープの定義や、組織・要員マネジメント、その他様々なマネジメントをうまく統合しないと成功しないよっていう簡単に言えばそういう考え方があります。もちろん、その中には、プロジェクトメンバー間やその他の利害関係者とのコミュニケーションをマネジメントしなければならないという考え方もあります。それだけ、何かを成功に導いていくには、コミュニケーションがいかに大切なのかということを如実に物語っているように思います。コミュニケーションなんてわかりきっていることのようで、実は一番難しいことなのだと思います。

演奏の世界で言えば、オーケストラなんかは本当にひとつのプロジェクトですね。いろんな役割の人がいて、すなわちいろいろな楽器の演奏者がいて、みんなでひとつの音、ひとつの曲を作り上げる。そして、それは一人のプロジェクトマネージャー、すなわち指揮者によってリードされる。これはまさしく、期限と目的がはっきりと決まっているプロジェクトなのだと思います。そういう中で、もちろん演奏中にはみんなで言葉を交わすことがなくても、コミュニケーションをとる、それは楽譜を通じてかもしれませんし、目の合図かもしれませんし、もっと心の奥深くのコミュニケーションかもしれませんが、とにかくコミュニケーションをとらないことには多数のメンバーでひとつの曲を作り上げる演奏なんてできないのだと思います。ただ、コミュニケーションをとるだけではもちろんだめで、そこにはロスが発生しないように、お互いに相手の楽器、自分以外の人の立場を思いやることによって、いい演奏ができるのだと思っています。

言葉そのものは記号にすぎません。その奥、その影に隠れている相手の本当の気持ちを知ろうとする心をもつことが大切なのだと思います。反対に、伝えようとする側は、相手になんとかして自分の気持ちを伝えようというそういう強い気持ちが必要なのだと思います。双方向にそういう気持ちが強ければ強いほど、コミュニケーションはうまくいくのだと思います。

普段から、みんながそういう気持ちをもっていれば、コミュニケーションはそんなに難しいことではないでしょうし、きっとコミュニケーションをして意思疎通をうまくはかれば、仕事はもちろん、演奏も必ず成功すると思いますし、それ以上の付加価値を生み出すことができるのだと思っています。

            
音楽事務所オレンジノート

ラフマニノフのピアノコンチェルト

2004-11-21 21:29:33 | 演奏活動
代表のゆうこです。

オーケストラの演奏会の本番がありました。私がバイオリンの演奏家であることはこのブログにもなんどか登場していますし、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、オーケストラで演奏するというお仕事もあるんです。オーケストラの総人数は約50名くらいでしょうか。演奏する曲目にもよりますが、大勢で演奏することはとても楽しいです。中でも弦楽器は人数が多いので、一人では出せない重厚な音色に自分で酔いしれてしまうことも・・・(笑)。

オーケストラをバックに従えて演奏する曲にコンチェルト(日本語では協奏曲といいます)というものがあります。ピアノコンチェルト、バイオリンコンチェルト、クラリネットコンチェルトなどなどその数は数えきれません!このような楽器のコンチェルトには必ずソリストがいます。オーケストラをバックに従えるだけあって、曲の難易度も高くかなり技巧的な曲が多く、ソリストはその腕前を存分に発揮するといった具合です。ソリストはもちろんカッコイイですし、注目の的です。

オーケストラの一員としてソリストの伴奏を何度もしてきましたが、今日は私の一番好きなコンチェルトを弾くことができました。その曲目はタイトルにもある「ラフマニノフ ピアノコンチェルト No,2」です。冒頭の弦楽器の壮大なメロディーを弾いた瞬間が一番“トリハダもん”です。2楽章のピアノのキレイなメロディーと管楽器のメロディーも素敵です。バイオリンパートにはほんの一瞬サビのメロディーがやってくるのですが、ノリノリになって気分がウキウキした瞬間、すぐpp(ピアニッシモ)になって弾く音がなくなってしまうんですがね。

この曲はピアニストにとっても人気の曲のようです。よくコンサートで演奏されていますしね。ラフマニノフにはもう1曲、No,3のコンチェルトっていうのもあります。こちらもまたとても素敵な曲で大好きです。秋の夜長、おすすめの曲です。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
アシュケナージ(ウラディーミル), ロンドン交響楽団, ラフマニノフ
ユニバーサルクラシック

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音楽事務所オレンジノート


奈良の悲しい事件

2004-11-18 00:06:21 | Weblog
代表のゆうこです。

奈良県で悲しい事件がおきました。このことを書くだけで、どの事件のどういった内容なのかはみなさんもうマスコミを通してご理解いただけるかと思います。こんなことがあっていいのでしょうか?本当に悲しい事件です。世の中からこんな事件がなくなることを本当に心から祈っています。音楽を通して、疲弊した人々の心を癒し、少しでも社会に貢献できたらと思います。まだまだ、そんな力はないですが、本当に心からそう思います。

私には、演奏をすることしかできませんが、そんな本当に小さな力でも、社会の役に立つことができればと思います。

初めて見た蓄音機

2004-11-16 10:44:35 | Weblog
代表のゆうこです。

テレビドラマや映画のなかでしか見たことのない蓄音機の現物を初めて見ることができました。昨日からご紹介しているアンティーク物シリーズの第2弾です。

今の時代にレコードを見れたこと自体、大変な驚きでしたがこちらのお店には常時ゴロゴロあるようでした。私にはめずらしいものばかりだったので、展示品にいちいち「わぁ!」だの「へぇ~」だの、感嘆の声をあげ続けていたのですが、お店の方は「それはですね、デンマークからコンテナでとどきまして・・・」と手馴れた様子で淡々と説明されていらっしゃいました。まあ、当然ですよね。蓄音機もこの写真のもの以外に5,6台はケースに入って展示されていました。入荷したばかりの状態でしたので、音は聞けませんでした。一体どんな音がするんでしょう!

蓄音機といえば、ビクターのマークのイヌの横に描かれている、スピーカーのようなものを思い出しますよね。私が見てきた蓄音機にもそんな形のスピーカーが箱の横にたたんだような状態でついてありました。この蓄音機は何年ものだったかな?熱心にご説明くださったお店の方に確認しておきます。


            
音楽事務所オレンジノート

Blogはじめて3ヶ月

2004-11-15 23:13:21 | Weblog
代表のゆうこです。

Blogをはじめてはや3ヶ月がたとうとしています。最初はあまり機能も使いこなせず、Blogっていまいち何のためにあるのか理解しきれないままにはじめましたが、最近はもう記事を書くことにもなれてきましたし、様々な他のBloggerの方とも交流がコメントやTBを通してできるようになりましたし、本当に面白いツールだなぁと関心しています。

goo以外にも、『やぷろぐ』や『はてな』、『ココログ』とか『Doblog』とか『楽天』とか『エキサイト』とか『ライブドア』とか、ブログサイトはたくさんありますが、そのブログサイトごとになんとなくカラーがあるような感じですね。集まっている人や、書かれている記事なんかもなんとなくブログサイトごとに特徴があるような気がします。

また、あの検索エンジンで有名な『Google』も日本版Blogを立ち上げたとかで、これからブログサイトのサービス競争がまたまた激しくなってくるのでしょうね。Blogはインターネットにおける革命だとか言う方もいるようですが、なんとなくこの過熱ぶりをみていると、それもまた真実なのかもしれません。

一般的に公開されているBlogだけでなく、最近はこれをビジネスの現場でも活用していこうという流れもかなり強くなってきていて、様々な企業で会社内でのBlog活用を検討しているようです。実際にもう導入しているところも多いようですね。

Blogを会社の中でどう使うのか?・・・最初はてっきりこんなこと会社の中でやる人がいるのかななんて少し間抜けなことを想像していましたが、そんなわけないですよね。もちろん、会社内での情報共有、難しい言葉で言えばナレッジマネジメントをやるわけですよね。でも、会社みたいなところでみんなが好きなことをいろいろ書いたら楽しいのかもしれません。仕事の内容にとらわれることなく。

音楽事務所オレンジノートは出張生演奏を主にやっている音楽事務所なので、もともとBlogでもそういうことに関連したことを書こうとか、音楽に関すること、クラシックに関することをいろいろ書こうかなとか考えて初めてみたのですが、最近はもう韓国映画のことやら、パンのことやら、スポーツのことやらと何でも書いてしまっています。そのほうが、実際楽しいですしね。ただ、音楽のことはやはり根幹に関わることなので、もちろんテーマとしてはとても重要ですが。

音楽を軸にしながらも、幅広いテーマで今後も書いていこうと思います。

            
音楽事務所オレンジノート

アンティークなバイオリン

2004-11-15 22:29:16 | Weblog
代表のゆうこです。

来月のクリスマスイベントの打ち合わせのため、主催者様の会社にお伺いしてきました。貿易会社でしたのでたくさんの高級アンテーク家具や食器、照明などがところ狭しと展示されていてとても興味深く拝見させていただきました。個人的に欲しい家具や小物類もたくさんあったのですが、ブログでは音楽ネタを中心にお届けしたいので、展示品の中から見つけた音楽モノのアンティーク品をご紹介したいと思います。

なんとなくビビビッときた怪しい黒い頑丈そうな箱をお店の方に頼んで開けていただくと中からバイオリンが出てきました。1900年の前半のバイオリンとケースということでした。そんな時代にこの楽器を使っていた人はどこの国の、どんな人だったのかな・・・と想像していました。ちょっと弾いてみようということになって音を出そうとしたのですが、弓に松脂が充分についていないこともあり、音がなりませんでした。一応、弦は4本しっかり張ってあったので少し手直ししたら演奏できると思います。

いくらの値札が付いていたかわすれちゃいましたが、欲しい方はご一報くださいね。ご紹介しますよ。でもケースが大変重たいので、実用的でないことをご了承願います(笑)!

            
音楽事務所オレンジノート


爆裂野球団

2004-11-14 20:32:00 | 映画
代表のゆうこです。

爆裂野球団!

ハピネット・ピクチャーズ

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プロ野球界は今年は話題が目白押しで、何かと注目を浴びましたね。ライブドアVS楽天の新規参入の戦いも面白かったですし、西武は球団を売却か?というような報道も出ていましたし、ダイエーホークスはとうとうソフトバンクに売却がほぼ合意に達したのだとか。。。そういう背景の中でも、選手の皆さんは日米野球ですごいプレーを見せ続けてくれていました。

日本の野球の歴史はアジアではかなり古いと思いますが、韓国でも歴史は結構古いようですね。てっきり最近になって韓国もプロ野球ができて人気が出たのかなとか思っていましたが、第二次世界大戦の時期?からもう野球をやっていたようです。そんな歴史も含めて楽しめるのが、ソン・ガンホ主演の『爆裂野球団』です。最近音楽事務所オレンジノートのブログではかなり韓国映画ネタが多くて申し訳ないのですが、音楽のことばっかり書くよりも、いろんな文化やアートやスポーツのことなんかをネタにしてブログを書いた方が楽しいと思いますので、この調子で続けていきたいと思います(笑)

さて、この爆裂野球団、以前このブログでも書きましたあの『殺人の追憶』にも出ていたソン・ガンホ主演です。最近韓国はかなりイケメン俳優がもてはやされていますが、やはり『JSA』や『シュリ』なんかも含めてかなりシリアスでいい演技を見せてくれているソン・ガンホは最高です。韓国でももっとも観客を集めることができる男と言われているそうですね。



『爆裂野球団』でのソン・ガンホは、かなり笑わせてくれますよ。ひとつひとつの動きやセリフがかなり面白く仕上がっている映画です。この物語は韓国(朝鮮)初のYMCA野球団が野球の練習をして、試合をして、どんどん強くなっていって、最後には日本(この映画の時代ですでに日本は野球の歴史が30年もあったのだそうです)の軍のチームと対決をするというものです。日本人としては、あの伊武雅刀や鈴木一馬が出演しています。本当に面白い、笑える映画なので是非ごらんになって下さい。
ただ、この映画では、たんに野球だとか、面白いだとかそういうことだけでなく、韓国(朝鮮)と日本の悲しい歴史もあらゆるシーンで知り、学ぶこともできるいい映画だと思いました。

この映画は、2003年の福岡アジア映画祭でグランプリを受賞した映画でもありますし、本当に面白い映画ですから、みなさんも是非ごらんになって下さいね。

            
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新人ママさんの集い

2004-11-13 17:39:24 | 演奏活動
代表のゆうこです。

赤ちゃんがおなかにいるママさんが、胎教のためにクラシック音楽を聴いてリラックスするという話はよく聞きます。そういったコンサートで演奏することもよくあるのですが、今日はおなかにいた赤ちゃんを出した(ちょっと変な言い方ですが・・・)ママさんたち自身がリラックスするためのパーティに、演奏で参加させていただきました。ホテルの大宴会場での盛大なパーティで総勢100名ほどの新人ママさんたちがキレイにお洒落してお食事や生演奏を楽しんでいらっしゃいました。ママさんだけを対象にしたパーティだったので、赤ちゃんはどなたかに預けて来られているようでした。赤ちゃんがいるとやはりご家族や周りの方の協力がかかせないですね。

赤ちゃんが産まれてからはどうても主役は赤ちゃんになってしまうのはしょうがないでしょう。頑張ったママさんたちが日ごろの育児からほんの一瞬でも開放されて、おいしいお食事を召し上がったり、心地よいピアノや弦楽器の調べを聴いたりすることは気分転換にとてもいいと思います。

今日のプログラムはクラシック中心の曲目でした。バッハのブランデンブルグ協奏曲やモーツァルトのアイネクライネナハトムジークといった軽快なリズムのものから、マスカーニのカヴァレリアルスティカーナやサティーのジュトゥヴゥといった優雅なメロディーのものまで様々な雰囲気の曲を演奏しました。

昨今、親の都合などで子供が巻き込まれる悲惨な事件を新聞やニュースで耳にします。親にもう少しゆとりがあれば・・・とか、周りの人が早く気づけば・・・とか、後になって後悔の念が出てきます。今日参加されていた新人ママさんたちには縁遠い話かもしれませんが、いつもゆとりを持って子育てを頑張ってもらいたいなあと感じました。
  

            
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挙式の生演奏~教会式バージョン~

2004-11-11 17:45:06 | 音楽豆知識
代表のゆうこです。

一般に教会式というと、信者が礼拝をあげる教会での挙式と式場内のチャペルウェディングがあります。どちらで挙式する場合でも、神父や牧師の司式により、新郎新婦のふたりが神の前で結婚の誓いをするということに違いはありません。ですが教会は結婚式場ではありませんので、二人で礼拝に参加したり、牧師の先生とお会いし、教会で挙式をしたいということをよく話しあうことが重要です。一方、ホテルなどのチャペルウェディングは実際の教会挙式のスタイルを忠実に再現し、特に信者ではなくても式をあげることができます。また担当者の方がサポートしてくれる点でも二人の負担が少なくすむという利点もあるでしょう。

チャペルウェディングにおいて音楽はかかせません。オルガンの重厚な音色と聖歌隊の透き通った歌声は厳粛な挙式のムードをより一層引き立ててくれます。最近では、これらの楽器にバイオリンやフルートをプラスした挙式も数多く、旋律楽器の美しい響きが会場を引き締める効果に一役かっているようです。音楽事務所オレンジノートがオススメする曲目と一般的な教会式の流れをご説明しましょう。

参列者入場   正面向かって右は新郎側、左側が新婦側関係者が参列します。 
    アリオーソ(バッハ)・ラバーズコンチェルト(バッハ)・オーラリー
    二人の入場まで意外と時間がかかるものです。退屈しない演出にバイオリンやフルート演奏をプラスするのは効果的です。    
 
新郎入場→新婦入場  新郎は先に入場し、新婦を待ちます。新婦は父親と腕を組みヴァージンロードを入場します。
    結婚行進曲(ワーグナー)・愛の挨拶(エルガー)
    ゆったりとした曲調での入場は参列者の方に出来るだけ長い時間お披露目できます。

賛美歌合唱    全員起立して賛美歌を合唱します。
    賛美歌312番
    聖歌隊と一緒に参列者も歌って主役の二人を祝福します。ホテルなどには歌詞カードもありますよ。

聖書朗読&祈祷  牧師が聖書を朗読し、祈りを捧げます。
    アリア~泣かせたまえ~(ヘンデル)
    クラシックらしい名曲のBGMに乗せて牧師の言葉を心に受けとめます。 

誓約式      新郎新婦が結婚の誓いを立てます。
    賛美歌428番 またきあい
    静かさを強調したいシーンではオルガンとソロ楽器だけで場を引き締めます。

指輪交換&ベール上げ 結婚の証として、指輪を交換します。
    アヴェ・マリア(グノー)
    注目の一場面ですね。壮大なメロディーの生演奏でお二人の未来を重ねます。    

祈祷&結婚成立の宣言 牧師が二人の手を重ねて祈りを捧げ、参列者に二人の結婚を宣言します。
    アヴェ・マリア(シューベルト)
    挙式のクライマックスです。バイオリンやフルートの音色を足してより一層厳粛さを演出ます。

賛美歌合唱
    賛美歌430番
    
新郎新婦退場   参列者の拍手のなか、新郎新婦が腕を組んでヴァージンロードを退場します。
    トランペットヴォランタリー(クラーク)・スウィートホーム(ビショップ)
    インパクトのある明るい曲で晴れやかなお二人の門出を祝福します。

            
音楽事務所オレンジノート