真の動物福祉牧場を目指して

お年寄りには酷な山越え

チベット人は総じてとても壮健で、最高齢の80代でも足腰はしっかりしてます。
それにはチベット体操というヨーガを高地流にアレンジしたモノが一役かっており、これは私も出来るだけ毎日やるように努めてます。(「5つのチベット体操」が面白い)

元々チベットは文化的には中国よりもインドに近く、仏教もインド伝来の密教と原始仏教が主流で、中国で発生した大乗仏教とは一線を画しております。
インドとの交易路も開けており、当時そこを何度もポーター(荷役)として往復した日本人の本もあります。(「秘境西域八年の潜行」)
この本の作者は大戦中にスパイとしてチベットに潜入しますが、日本が負けてからもチベットに残って生計を立て、ラマ僧にもなってとても活き活きとしたチベットを書き残しております。

1960年に慎語と村人一行数百人がヒマラヤを越えるとすると、慎語は65歳でかなりキツく、お年寄りを置いて行く訳にもいかないので80代もおり、一番楽な交易路でヒマラヤ越えをするのが理想です。しかしこのルートでは62年に中印紛争が起こっており、軍事的な要衝なので実際に亡命者は通れませんでした。
そこでダライラマの辿ったルートを行く事とし、そこは法王が後に続く人々の為にちゃんと道標を付けて迷わないようにして、水と食糧も可能な限り山に置いて行ってくたお陰で慎語たちは最小限の犠牲で山を越えられたとします。


またこのルートはブータン(現地人はドゥクユル=竜の国 と呼ぶ)の側を通り、慎語は昔ブータン王と一緒にベンガル飢饉を救援した(実際に行われた)縁があるので、ブータン王に迎えられて早々に落ち着ける事とします。 (流石に村人総勢数百人を延々とさすらわせるのは酷なので)

現在ブータンには1500人程の亡命チベット人が住んでおり、これは日本の10倍に当たります。日本に来たがっているチベット人は多いので、せめてブータンに負けない位の度量を日本には持って欲しいと思い、出来れば私も協力したく思います。



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