真の動物福祉牧場を目指して

81. 糖質は制限すべきか?

糖質制限は、ダイエットや糖尿病の改善に効果的とされています。

糖尿病は日本人の5人に1人が罹るとされる国民病なので、糖質制限は40代くらいからはすべきかと思います。
このコラムでは脂肪も制限すべきと書かれていますが、その理由について深く述べられておらず、脂肪は次回にフィーチャーするのでそこで詳しく追及したいと思います。

糖質、脂質、アミノ酸は三大栄養素と言われますが、糖質は実は必須栄養素ではないという意見もあります。
それは脂質とアミノ酸から肝臓で「糖新生」により、エネルギー源としての糖質は作れるからです。
他にもケトン体などの代替エネルギーをヒトは獲得しており、糖質が不足しても立派に生きて行けますが、逆に糖質過多だと病気になってしまいます。
そのコトを詳しく追及しているアンチ糖質本を一冊挙げますと、「この4つを食べなければ病気にならない」が優れており、これはKindleで無料です。
そこでは、ヒトは永い歴史(250万年)をずっと狩猟採集で生きて来て、農耕は僅か1万年前に始まったコトであり、それによって穀物食へと移行したのに体がついて行っていないとしています。

その為、穀物に含まれるグルテンやフィチン酸をヒトは上手く消化できず、それは腸の絨毛にダメージを与えて「リーキーガット」をもたらし、異物が腸から血流に入ってしまい慢性炎症や自己免疫疾患を引き起こすと述べております。

一方、我々にとって必須な「糖」も有るコトを紹介して置きます。
この細胞のアンテナ役を果たしている糖鎖は、赤血球の表面にも張り巡らされており、その型の僅かな違いが血液型として認識されています。

この糖鎖アンテナはタンパク質と合体していて、かなり高度な情報交換を行うみたいですが、その多様なパターンの精妙さから、全容はまだほとんど解明されていない様です。

もう1つ、「糖」の大きな役割として「甘さ」を脳に感じさせるコトが挙げられます。
これはリラックス効果があって善いのですが、取り過ぎると血糖値の乱高下により脳が不安定になってしまいます。
そこで注目されるのが特別に甘い配糖体を持つ植物で、ステビアがその代表格です。
ステビアは自然のハーブなので、化学合成した甘味料のような副作用はありません。 それを危険だと言うのは、既得権益が奪われるコトを危惧する「砂糖産業」からの横槍のような気がします。

最後にまた糖質制限に戻りまして、それが長寿遺伝子を発現させるコトを紹介して置きます。
これは最も平易なページですが、より深く知りたい方はぜひpdf「糖質制限とミトコンドリア」(1ページ)を読んでみて下さい。
これを読むと、やはりヒトの体は糖質が少ない時代のままで変わらず、糖質制限はその頃の食生活に戻る自然な行いのような気がします。
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