真の動物福祉牧場を目指して

原発の排水はどうなるのか

溜まり続ける放射能汚染水に対して、国の内外から多くの対策を募りましたが、結局まだ有効な対策は行われておりません。下の記事では有効な手段はあるとしておりますが、経済産業省はそれを却下しております。

どうやら国の方針としては、トリチウムに関しては大した問題ではなく、他の核種を上手く分離できない方が問題であるとしているみたいです。

では、問題となっている幾つかの核種(ALPSで分離できない)を有効に分離する方法は無いのでしょうか? 私は在るかと思います。

日本ではウラン鉱山が無く、放射能排水を大規模に処理する技術は発展しておりませんが、昔は日本にも鉱山は沢山あって、その排水による環境破壊も経験して来たので、重金属排水への対策はそれなりに発展しております。
それは人工的な沼を幾つか経て濾過して行く方法で、沼によって物理的な濾過と、微生物的な分離沈殿による濾過により浄化されます。

私はこうした古典的な方法にEMを組み入れて、ウラン鉱山の排水処理に成功していると言うモンゴルの会社を訪ねた事があります。(下記)


EMは特異的に放射能を吸着して、フロック効果(集まって沈下)を発揮して分離出来るとの事です。分離した汚泥はそのまま土に還すそうで、まあ掘り出した物を元に戻す感覚の様です。
話しは逸れますがモンゴルでは近年、鉱山が雇用の柱となって経済発展が進んでおり、そうした鉱山では巨大なハウス栽培も行っておりました。モンゴルでは野菜や果物がとても貴重で、それにもEMを使って最高級品として育てていました。

またその足で、中国奥地(チベット人地区)のウラン鉱山にも行こうとしましたが、そこは外国人立ち入り禁止エリアで辿り着けませんでした。
亡命チベット政府はその鉱山排水(精製過程で大量に出る)により河川が汚染され、ずっと下流にまで放射能汚染が広がっている。と主張しておりますが、近隣の街の行政機関にそれを訊ねてみましたが、全く汚染を認知していないかの様でした。(外国人に情報提供はしない姿勢か?)

また私は、アメリカのナバホ族地区のウラン鉱山のそばを平和行進で通った事があり、鉱山で働いた人は殆どが50歳前にガンで亡くなっていると聞きました。
同じ地区でウラン採掘に強硬に反対し続けているホピ族の村も訪ね、「ホピの予言」という言い伝えを知りました。それには「地下にある物を掘り起こしてはならない。それは我々を破滅させる種となる」と述べられてるそうです。

もう掘り起こして精製してしまった物は使われるしかなく、それが破滅の種にならない様にみんなで知恵を絞って管理する必要があるかと思います。


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