最新の施設園芸では以前紹介したドリップイリゲーション(点滴灌漑)が活用されており、私がその会社で働きたいと押し掛けたほど、農業の発展に貢献しております。
こうした進歩的な施設園芸では、もう有機か無機かといった垣根を越えており、生産性を高める為に化学肥料は使いますが、それだけでは連作障害や塩害が発生してしまうので、微生物資材(EM)もちゃんと活用しております。
EMは根が肥料を吸収するのを促進するので(ミネラリゼーション)化学農法との相性も良く、施設内で化学農薬を散布すると健康被害が起き易いので、替わりに微生物農薬(EM5)を散布する方向にも進歩して来ております。
中国の農業はまだ国営企業が先頭に立って引っ張っており、民間企業や個人の農家は苦戦を強いられております。
やはり国のバックアップが無いと農業は成り立たない面が強く、国力の増大と共に国営農業は再び(かつては全て集団農業だった)主流に成りつつあります。
因みに日本には国営農業というモノは存在しません。
これについてyahoo知恵袋に質問と答えがあったので載せます。
日本では国営農場は無理なんですか?失業とか食料自給率の助けに... - Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1043931760
4つの答えが出ておりますが、どれも中国の国営農場の発展を無視している観があって頂けません。
因みにタイでは陸軍が各地で農場を経営しており、これは昔の日本の屯田兵みたいなモノですが、真に国を守るのには槍よりも鍬が必要になる時代がそう遠くない未来に来るような気がします。
タイ陸軍の農業での活躍を伝えるページはあまり見つけられませんでしたが一応載せときます。
これは真に国土を守る活動なので、ぜひ自衛隊にもやって貰いたく、そうした提言もヒガテル教授は著書「シントロピー(蘇生)の法則」などで述べておられます。