この本は、日本で初めて「核酸栄養学」を紹介した一般書で、当時はまだ核酸に対する認知が無かった為、センセーショナルなタイトルが付けられました。
しかしこの大袈裟なタイトルに決して負けない、核酸の栄養素としてのポテンシャルの高さは、一般に認知されて来ております。
核酸栄養学の知見は近年ますます深化して来て、本よりもネットコラムの方が詳しく解説しております。
ここから要点を少し抜粋しますと、核酸は二十歳以降、体内での合成能力が年を追うごとに衰えて行き、1日2g排出される核酸量を自力で補えなくなります。
そこで核酸を食べるコトが必要とされ、食物の核酸からショートカットでDNAを作るサルベージ合成の方が、自力のデノボ合成よりもちゃんとDNAを複製できるみたいです。
これはガンの予防と治療に応用でき、中国やフランスなどでは既に核酸が医療現場で積極的に活用されているそうです。
核酸の解説はここまでにして、久しぶりに私の経験談に移らせて貰います。
最初のコラムを出しているフォーデイズという会社は、いわゆる「ネットワーク ビジネス」方式の会社で、これは一昔前は「マルチ商法」と呼ばれた方式です。
その「拡張員」と出会ったのは、私が福島でEM研究機構の職員をしていた時で、福島市で定期的に行われていた一般向けの「復興会議」に於いてでした。
私も「EM復興支援プロジェクト」の拡張員だったので、この人とは波長が合って東京の本社にまで行きました。
ここでは「拡張員養成セミナー」が定期的に行われていて、そこには定年後のオバチャンや、日本に移り住んだ中国人女性が多く参加していました。
中国では古来から「老化防止」が大きなテーマに成っており、特に女性がその念を強く持つのは理解できます。
核酸は正に不老と若返りをもたらす栄養素で、それは老化とそれに伴う病変のほとんどが、DNAの劣化から来ている為です。
フォーデイズは日本の核酸サプリの草分け的存在で、一昔前は拡張員がコミッションを貰って広める方式が有益だったのでしょう。
しかし今では、核酸サプリは新聞広告やネットで氾濫しているので、もう「ネットワーク ビジネス」はその役割を終えたと言えます。
私はまだ高価なサプリに頼るほど、DNAの劣化を気にする年齢ではありませんが、食品では積極的に核酸を取ろうとしています。
サケの白子はスーパーで見かけたらほぼ必ず買い(美味しくて安い)、ビール酵母も常備して調味料として使っております。(これも安い)
でもなんと言っても、一番リーズナブルなのは「ベビーミルク」です。
赤ちゃんはデノボ合成機能が未発達で、そのため母乳から核酸を取る必要があり、先進国はどこでもベビーミルクに核酸を入れるコトが法律で定められています。
ベビーミルクは現代では必需品なので、とてもマルチなサプリメントのわりに安価に設定されています。
なのでぜひ、コーヒーなどにクリープなんかを入れる代わりに、最高のマルチサプリメントを活用してみて下さい。