それは昨今の「地球文明=妙なる法」が多くの矛盾を抱えているからで、それらが「蓮華=仏の象徴」の様に真っ直ぐ美しく咲き未来へと「経(つな)がってゆく」タメには、一筋縄では行かない変革が必要に思えるからです。
まず喫緊を要する変革として、地球文明は殺し合いの道から脱却しなければなりません。
これは「人口抑制のタメの必要悪だ」などと言ってはおられず、貴重な資源と財源を食い潰して未来への可能性を狭める、最たる矛盾です。
今一番の焦点になっているのはイスラエルとパレスチナですが、イスラエルは「点滴灌漑」による砂漠の農地化で世界をリードする技術大国で、それによって周りの中東の国々に多くの恩恵をもたらして来たのに、戦争によって再び存亡の危機に立たされてしまっています。
そのタメ、貴重な資源と財源を愚かな殺し合いの武器に投じざるを得ず、この資源の中には貴重な人材も沢山含まれています。
わたしはインドで多くのイスラエル人と触れ合って来ており、日本でも点滴灌漑の会社(ネタフィム)に技術提携を求めたコトがあるので、彼等がいかに優秀な人達かを知っています。
しかしそれでも、パレスチナ人を理解して供に未来を築いて行くコトには失敗しており、これは1960年の映画「エクソダス」が予見した通りになってしまいました。
イスラエルの真の「栄光への脱出」はいつ訪れるのか... これは地球文明にとって実に大きな課題だと思います。
戦争については、ロシアとウクライナはほぼ同じ民族でありながら、イデオロギーの対立で起きてしまう例もあります。
これはシリアやミャンマーの内戦も然りで、独裁政権に反発する民主勢力が武器を持って立ち上がった構図です。
欧米や日本は民主勢力側に武器と資金を提供しておりますが、これは内戦の火に油を注ぐ結果となっており、ミャンマーに関して言えば軍事政権側にも未だに日本は技術援助を行っています。
確かに、こうした内戦中の国々が未来を拓くには、独裁政権を打倒する必要があると思いますが、それは武器ではなくて「法の力」によって成されるべきだと考えます。
これは理想論に聞こえるかも知れませんが、そうした「法戦」によって中国の独裁政権を折伏する物語を、これからも描いて行こうと思います。
今回は他にも、「気候変動対策」や「日本の農業、酪農危機」について変革の必要性を語ろうかと思いましたが、それらについてはまたこれから、成田空港の側での12時間の「路上の祈り」で答えを練って行くコトにします。