真の動物福祉牧場を目指して

長老アデの愛

前回タシ(チベット男性で一番人気の名)を登場させたので、今回はアデ(「チベット女戦士アデ」より)を登場させるのが筋かと思います。

「愛」についてはこの章のテーマとしてずっとフォローしておりますが、アデの愛は一番アクチャル(実際的)なモノで、100歳になるアデには10人の子供と100人(およそ)の孫がおり、その半数は絶滅収容所に入れられてました。

平均寿命が60代のチベット人でも100歳を迎える女性は存在し、彼女達は特別なエネルギー代謝を体現していました
解糖系代謝よりもミトコンドア代謝の方が19倍もエネルギー効率が良い事は
Wikipediaにも書かれておりますが、ここではより解り易いコラムを紹介して置きます。

アデは曹希聖の密葬にも参加した十長老の1人で、法王行善に付き従って絶滅収容所に乗り込みます。
百歳のアデは真っ黒に日焼けしていて、女性ホルモンが尽きてヒゲが生えていたので男と間違えられて収容されました。

女性ホルモンについても触れて置きますと、これはカルシウムの代謝と大きく関わっており、カルシウムは長寿と切り離せないミネラルです。
「カルシウム パワー」という本を前に紹介しましたが、ウシを長生きさせる為にも水溶性カルシウムは使われており、これについては「カルシウムが水に溶けたら生活のすべてが変わった」という本で探求されております。

アデは収容所でオンリー ワンの女性として、特別な愛の象徴と成ります。
彼女は「女性の愛」と銘打ったクラスを開講して、男達にそれを伝授します。

現代でもこんなクラスがあったら人気を博するかと思いますが、本でそれを挙げるならば長老作家の宇野千代の作品や、吉野せいの「洟を垂らした神」なんかがそれを善く描き出していると思います。

アデにとって、自分の子供達と一緒に逝ける事は幸福と言ってもよく、少なくとも彼女はそれをタシデレ(吉祥でね)とする努力を積みます。

それは無限小の努力かも知れませんが、ヒューマニティーに勝利をもたらす為の聖戦であるとも言えます。


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