「学校について」の作品で、日本を代表するのは山田洋次監督の「学校」かと思います。
彼については「120の妙なる法」シリーズで「80. 同胞(はらから)」として特集し、その時に「学校」も少し紹介しました。
紹介したのはロードムービー(旅映画)の「学校 Ⅳ」ですが、「Ⅰ~Ⅲ」も味わい深い作品です。
それぞれ夜間学校、養護学校、職業訓練校を描いており、「学校」というテーマの広さと深さを伝えてくれます。(余り覚えてないのでまた観たいです)
アメリカを代表する学校映画としては「グレート·ディベーター」が挙げられ、本ではウィリアム·サローヤンの「パパ·ユーアクレイジー」がお勧めです。
ここでパパは10才の息子に「学校は兄弟姉妹と知り合う為に行くんだ」と教え、「勉強はやる気さえ有れば後でいくらでも出来るから、今は友達作りを第一にしろ」と諭します。
これはまったくその通りだと思い、学問の探究はやる気に成らなければ出来ないので、10才位の子供には無理かと思います。
私が初めて学問と言えるレベルに到達したのは16才で航空高専に入ってからで、それは宇宙の探究から理論物理学にかけての分野でした。(「宇宙は何でできているのか」がお勧め)
一度学問の世界に入ると、もう学校のお勉強などは眼中に入らなくなります。 なので高専生の頃から授業は殆ど無視して専門書を読み、よく学校をサボって大学や研究所のシンポジウムに行っていました。
しかし残念ながら、私と同じような趣味を持つ生徒は回りに居らず、学問の絆で結ばれた友達は学校では作れませんでした。
やはり16才から二十歳そこそこぐらいの年齢では、学問よりもスポーツや恋愛なんかに熱を上げた方が善かったかと思います。
学問についてはその後、お給料を貰って勉強させてもらう研究職(EM研究機構)に就き、アカデミーの世界(論文)を知れました。
お陰で生命科学の分野は最新情報をフォローでき、これは予防介護の現場でも活用出来ています。
話を物語に移しますと、「トゥルクの学校」で生徒達はみんな、兄弟姉妹として仲良くします。 そう導くコトこそが先生の一番の仕事であり、その才能がずば抜けた女性が後の世ではトゥルクの転生と認められます。
一万年前のシャングリラで発祥した転生女神の学校は、子供たちの間に強い絆を生み、その絆は成長して行くにつれて益々と深まり、成熟した社会の基盤を創ります。