真の動物福祉牧場を目指して

医療の進歩について

話しを「進」の家庭を築き始めた頃(1920年代後半)に戻しますが、この頃に抗生物質が発見されてその驚くべき効果がニュースで知れ渡りました。
これは戦争による負傷兵が破傷風で死なないようにする為に開発され、その後の世界大戦で多くの命を救います。
抗生物質はそれまで死の病だった結核や梅毒などからも命を守り、盲腸の手術も破傷風の心配なしに行えて生命の安心を人類にもたらし、奇跡の薬と称賛されました。

製品(ペニシリン)として普及したのは30年代後半からですが、天臣はすぐに自分で抗生物質を作り使い始めます。
これにはセラの微生物研究が役に立ち、二人は共生微生物群による多様な抗生物質(代謝物質)の開発に成功します。(同時代に浄土真宗がこうした菌製剤を開発した事は前に「深遠なる第九」で書きました)

単体を濃縮した抗生物質は効き目が鋭いぶん副作用もあり、多様な抗生物質と代謝物質のカクテルは万能的な効き目があって副作用は有りません。
これは緊急用と健康用で使い分けられ、天臣の医院はこれらを上手く用いて浦上の健康福祉を向上させます。

万能的と云うのは、微生物代謝物質がDNAや酵素に直接作用する程に低分子な栄養素である為で、それは遺伝子の発現を活発にして酵素をたくさん作り出し、更に酵素を元気に働かせて生体代謝を活発化させます(DNAの複製も含め)。

酵素と遺伝子は完全に相補的で、鶏と卵の関係に例えられたりします。
遺伝子が酵素を作りますが、その工程は別の酵素の働きにより、遺伝子の複製も多くの酵素によって成されるからです。

生命活動はこの酵素が全てのカギを握っており、それは酵素の核である金属ミネラルに拠る事が近年解って来ました。
前回でも述べましたが、元素イオンとしてのミネラルは電子を放出し、その還元作用によって生体は恒常性を保てます。(酸素を燃やして活動していて、その酸化を還元する必要がある)
つまり酵素とは、自在に金属ミネラルの電子放出を操る機械だと言えそうです。

このブログでは2日目から、この酵素の核となる超ミネラル(学術名 Ultra trace mineral)にフォーカスしておりまして、その医療の進歩に対する絶大な影響力を伝える本を紹介しております。
この超ミネラルを用いる医療はチベット医学に於いて昔から実用化されており、セラと天臣の探求は微生物によるミネラリゼーション(土壌ミネラルの元素イオン化)まで深まります。

ちょっと子供向きには難しく感じられるかも知れませんが、アニメーションならばこうした化学反応も可視化できて伝え易いかと思います。
この分野で専門的な知識をお持ちの方が居らしたら、是非ともコメント頂きたいと思います。

 
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