おっさん日記

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映画「スラムドッグ$ミリオネア」に、しびれたぁ、おっさん!!

2009年04月22日 | 映画ネタ
2008年度第81回アカデミー賞で作品賞を含む最多8部門を受賞した
「スラムドッグ$ミリオネア」を観たおっさんだった。
ほんまは綾瀬はるかの「おっぱいバレー」みたかったのだが。

小さなラティカやジャーマルは、本物のスラム街出身なのである。
インド研究家のおっさんも、リアリティーやと思った。
小さなラティカ役のルビーナ・アリちゃんが父親に競売にかけられたと
ニュースでやっていた。人身売買はあかんでぇ。

小さなラティカって、なんなん?
サリーム、ジャーマル、ラティカは大中小がある。
幼少時代が小。ちょっと、大きくなったのが、中。
最後が大と、3人がかりや。すごっ。

ストーリーを少しだけ。
インドのスラム出身の少年ジャマールは人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、
あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。
しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。
彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。
ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった
自分の過去を話し始める。そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の
物語があるのだった…。

発祥地イギリスはもちろん、日本など世界中でローカライズされ人気となっている
「クイズ$ミリオネア」。
高額の賞金をかけて、4択の難問に挑戦していくイギリス生まれの
「クイズ$ミリオネア」は、世界80カ国で放送される世界的人気クイズ番組。
以前、日本でもレギュラー放送されていたが、クイズの答えに億万長者(ミリオネア)
への夢をかける解答者と、解答者をあおる司会者との緊迫感のあるやり取りに
世界中が熱中した。賞金は、イギリスでは100万ポンド(約1.3億円)、
本作の舞台インドでは2000万ルピー(約4000万円)と、国ごとに違う。

難問の続くこのクイズ番組で最後の1問までたどり着いた
スラム出身の少年ジャマールは、いかにしてその答えを知ることになったのか?
数々の難問の答えを知りえたのかをサスペンスタッチで描いているとこがいい。

彼自身が過去を振り返ってその理由を話す中で、一途にある少女を思い続けた少年の
人生が浮き彫りになっていく。ジャマール、彼の求める少女ラティカ、
そしてジャマールの兄サリームの三人が紡ぐ物語は、純愛や欲望といったものが
絡み合い非常にドラマチック。インドを中心に撮影された映像は生命力と疾走感に
あふれ、おっさんをグイグイと引き込む。最後の瞬間まで決して目が離せなかった。

ジャマールが生まれ育ったのはインドの大都市・ムンバイの中にある
世界最大規模のスラム・ダーラーヴィー地区である。
「スラムドッグ$ミリオネア」の主人公は人間だけじゃなくインドでありムンバイや。
やっぱ、ムンバイはすごい。
おっさんが、ムンバイに行った頃はまだ、ボンベイと呼ばれていた。

ムンバイから列車に乗って、おりたところ(落ちたところ)は
アグラだった。世界遺産のタージ・マハルがみえた。
感動の少ないおっさんも、タージ・マハルは少し感動した。

インドはすごいところや。
この映画でも、実際インドで起きている宗教問題や極度の貧困、幼児誘拐、売春等を
垣間見ることができる。

おっさん、インドで、インド映画を1回だけ観た。
シーンの合間にダンスシーンがある。
「スラムドッグ$ミリオネア」は最後にしかなかった。
最後の最後にハッピーに踊っている。おっさんも踊っていた。

劇中、ジャマールがトイレに落ちる。
ほんまもんのスラムの子どもを使ったのだから、トイレの“中身”も
ほんまもんと思ったおっさんだった。
しかし、トイレの“中身”はチョコレートとピーナッツバターを
ミックスさせたものだったらしい。

一体なぜ、ジャマールは100ドル札に印刷された大統領の名前がわかったのか。
今まで医者や弁護士など高学歴の挑戦者もここまでは勝ち残れなかったのに、
スラム出身で、学校もろくに出ていない18歳の青年が勝ち進んでこれたのか。
おっさんも、ベンジャミン・フランクリンなんか知らん。
1ドル札はよく知っている。ジョージ・ワシントンや。
おっさんは外国に行くとき、1ドル札を100枚ぐらい持っていた。
いざというときは、米ドルが便利。しかし、100ドルは不便。
偽札をつかまされたりする。

大きくなったラティカ役のフリーダ・ピントがいい。
フリーダはムンバイ出身らしい。
最近、「007」シリーズのボンドガール候補になったという。

お笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤が映画「スラムドッグ$ミリオネア」の
試写会に出席した。顔がインド人っぽいことから初の宣伝部長に選ばれたらしい。
確かに名倉みたいなインド人いるわ。

「スラムドッグ$ミリオネア」とドラマ「ザ・クイズショウ」は少し似ている。
「ザ・クイズショウ」の司会者(神山悟)の櫻井翔(嵐)と
ディレクター(本間俊雄)の横山裕(関ジャニ∞)が、ちょっと怖い。ちょっと寒い。

エイチ・アイ・エスはインドを訪れる「映画公開記念オフィシャルツアー」を発売。
映画の世界を体験できるよう、映画の舞台となったロケ地ムンバイを訪れる。
映画のワンシーンのように砂漠エリアでの列車体験ができるほか、
世界遺産のタージマハルが見える部屋に宿泊したり、多彩なインド料理を楽しめる。
また、オプショナルツアーで、アジア最大のスラム「ダーラヴィー」を見学できるという。

映画「スラムドッグ$ミリオネア」の製作費は約1400万ドルという低予算、
劇中の言語の3分の1は外国語(ヒンズー語)、そしてスター俳優は
一切出ていない作品。やっぱすごい。
警察での拷問のような取り調べと、「クイズ$ミリオネア」回答シーン、
そして一問ごとに挟み込まれるジャマールが幼少時代におくった壮絶なスラム生活の
3つのシーンが、パズルのように組み合わさっているのがたまらない。

「あと一問でミリオネア。彼がここまで辿り着いたわけは…?」
  A・インチキしたから   B・ラッキーだったから
  C・天才だったから    D・運命だったから

この問題が映画の冒頭に出てくる。
映画自体がひとつの「クイズ$ミリオネア」なんや。
その答えは映画を観終わると分かる仕掛けになっている。

最後の問題は三銃士について。
この映画全体が三銃士なんや。すごいやん。
最後のライフラインもええやん。
おっさん、感動のあまり、しびれたわぁ。

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