東京湾の花火も終わりました。隅田川沿いを歩いていて小さく観ました。
これからは 盆踊り あちらこちらの小学校にやぐらが準備されています。かつて、私の父も役員で毎年準備に追われていました。そして盆踊りが始まる頃、踊りに行くというより会場の父に会いに行くというものでした。「すみだ音頭」「オバQ音頭」「花笠音頭」「東京音頭」「大東京音頭」、、、あんなにリピートして聞かされると歌詞も叩き込まれます。子供だけで夜の町に出かけられるのも楽しいものでした。
もう一つ、このお盆時期には下町のイベントがありました。ちょうちん行列です。
大人になってから「ちょうちん行列知ってる?」と人に聞いても誰もが知らないと答える。そんなにローカルなものだったのでしょうかね?お盆の頃、ちょうちんの蝋燭に火を点し子供らだけで町を歩き回るのです。6人、8人?うちらのグループはどのくらいだったかあまり覚えていませんが大人は混ざっていなかったと思います。これもまた盆踊り同様、堂々と夜出歩ける楽しいものだったに違いありません。(危険だから今じゃムリでしょう)
「ちょうちん行列」 いつから行われなくなったのでしょう?ばい菌だらけの砂場で砂遊びするな、紫外線きついから外で遊ぶな、事件事故が多いから子供だけで遠出するなとか どんどん子供の自由はなくなり 家でコンピュータゲームする子が増えていくんでしょうか。外で缶蹴りする子や悪漢探偵をしている子らなんていません。他人の家の庭に野球のボールが入ってしまい、こっそり取りに入ると「こらっ」と叱られる、人情味あるマンガチックな昭和はもう見つけられません。
路地裏、家と家の狭~い隙間、行き止まり、子供らは町の全ての道を知っています。TVの影響もあり冒険、探偵好きな少年が多かったように思います。私の9歳の頃の行動半径は100km。国鉄運賃10円払って一人で1日中電車乗りまくり夜遅くに帰宅することもありました。
そういえば、昨年の真夏(8月中旬のくそ暑い週末)のことです。
「熱中症でどこかで倒れているのでは」と思われて兄が捜索願いを警察に出してました。まさかこの歳になってそんな心配をかけるとは思いませんでしたよ。
炎天下気温35度(アスファルトはもっと熱い、日陰が殆どない道)茨城県水戸から東京までの125km一人ウォーキングをしていたのですが、私の携帯がボロで関係者にメールが届かなかっただけでした。熱中症対策しながら歩いているので倒れるなんてことはなかったのですが、ほんと大変でした。達成した者にしかわからない感動があり自信もつきます。
この夏に 子供たちは どんな思い出、冒険をするのでしょう。一生(記憶に)残るような絵日記を描いて欲しいと思います。