セオリーの機能

2022-05-09 13:59:08 | 言語


オークランドは今日ちょっと雲がでましたが、
昨日までの数日間、本当に気持ちの良い天気でしたね

(5月7日午後17時過ぎのオークランド↓)


(5月6日にモナークバタフライの幼虫の1匹が蛹になりました


(そして本日のブラウンズベイ、ちょっと用事があってひとっ走りいって参りました)




先日の、理論(セオリー)が研究エビデンスと実践の架け橋になるというお話しですが、


例えば、第二言語の取得で、スピーキングの「了解度」を上げるにはどうすればよいか?というテーマをあげると

発話されたプロダクツに注目をする研究者もいれば、

了解度は聞き手に左右されるところも多い、といったようなところに注目をする研究者もいるわけで・・・。

発音で注視する場所がズレていると了解度に影響するという理論を採用すれば、
母音の長さや破裂音など、ポイントとなる発音の訓練を実践しよう、となるかもしれませんし

人間関係など非言語的な要因が了解度に影響を及ぼすという理論を採用すれば
精神状態や環境の整え方を提案するかもしれません。

取り組むテーマを決めて、どのような哲学的観点でリサーチをするのかを考えると、
自分がどのように現実を捉えているのかが見えてきて
色々な理論に触れると、
自分の視点がニュートラルになってくる、といった感じでしょうか。

フレームに入れる抽象度や場によっても現象は違ってくるし、
理論も発展していくし、
でも自分自身のことを知るきっかけになるという理論の機能は変化しないので、
そこが注視すべきポイントなのかも (と、個人的には思ったり)

自分はこんなふうに世界を読み取っている、

そのフィルターでこんな感情が生まれて・・・

こんな行動に繋がっていたんだ・・・みたいな。

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