友人が逝ってしまった。
知り合ってたいして時間が経っていた訳でもない。
一緒にいた時間が多かった訳でもない。
しかし、信頼していた。
たぶん彼も・・・。
去年の暑い日、マディから電話があった。
山本さんの調子が悪いと、
僕から説得してお医者さんの診察を受けさせて欲しいと。
その電話の後、すぐに山本さんに電話を入れ、
翌日友人のクリニックに連れて行った。
今、思えば、地下鉄から地上に出る階段を登った時に、
彼は信じられない位、息が上がっていた。
診察の翌日、マディに頼んで総合病院に連れて行って貰った。
(彼は待ち合わせより早くその病院に行っていたそうだ。)
その病院は地元の医院の紹介を優先するシステムだった。
運の良い事に、そこにマディのミュージシャン仲間が勤めていた。
その仲間のはからいですぐに診察を受けられた。
前日撮ったレントゲン写真を見た医師により、即日入院。
肺に水が溜まっていた。
それを取る為の入院だった。
しばらくして退院し、彼は仕事に戻った。
いつものように仕事場で頑張った。
しかし、息苦しいのに、煙草をやめなかった。
・・・そして、あまりの辛さに彼は救急車を呼び再入院をした。
二度と帰られぬ入院だった。
再入院した後、会いに行った。
痩せていた。
あまりに痩せていた。
話をする事が辛い状態が見て取れた。
「悪いけど話せないんだ・・・。」
それが僕が聞いた彼の最後の声だった。
仕事が本番の日、訃報が届いた。
マディからだった。
本番を終え、彼の友達たちと合流した。
話は尽きなかった。
翌朝、彼に会った。
話しかけても何も答えてくれなかった。
そして彼は骨になった。
なんて小さくなってしまったんだ。
それでも僕は仕事に行った。
その晩、出張で立ち会えなかった彼の友人に会いに行った。
「最後まであのオヤジ・・・」友人の無念が沁みた。
翌日、彼は母親の待つお墓に入った。
今はお母さんと楽しく、安心して、甘えている事と思う。
山本慶治、君と知り合えて僕は幸せです。
ありがとう。
知り合ってたいして時間が経っていた訳でもない。
一緒にいた時間が多かった訳でもない。
しかし、信頼していた。
たぶん彼も・・・。
去年の暑い日、マディから電話があった。
山本さんの調子が悪いと、
僕から説得してお医者さんの診察を受けさせて欲しいと。
その電話の後、すぐに山本さんに電話を入れ、
翌日友人のクリニックに連れて行った。
今、思えば、地下鉄から地上に出る階段を登った時に、
彼は信じられない位、息が上がっていた。
診察の翌日、マディに頼んで総合病院に連れて行って貰った。
(彼は待ち合わせより早くその病院に行っていたそうだ。)
その病院は地元の医院の紹介を優先するシステムだった。
運の良い事に、そこにマディのミュージシャン仲間が勤めていた。
その仲間のはからいですぐに診察を受けられた。
前日撮ったレントゲン写真を見た医師により、即日入院。
肺に水が溜まっていた。
それを取る為の入院だった。
しばらくして退院し、彼は仕事に戻った。
いつものように仕事場で頑張った。
しかし、息苦しいのに、煙草をやめなかった。
・・・そして、あまりの辛さに彼は救急車を呼び再入院をした。
二度と帰られぬ入院だった。
再入院した後、会いに行った。
痩せていた。
あまりに痩せていた。
話をする事が辛い状態が見て取れた。
「悪いけど話せないんだ・・・。」
それが僕が聞いた彼の最後の声だった。
仕事が本番の日、訃報が届いた。
マディからだった。
本番を終え、彼の友達たちと合流した。
話は尽きなかった。
翌朝、彼に会った。
話しかけても何も答えてくれなかった。
そして彼は骨になった。
なんて小さくなってしまったんだ。
それでも僕は仕事に行った。
その晩、出張で立ち会えなかった彼の友人に会いに行った。
「最後まであのオヤジ・・・」友人の無念が沁みた。
翌日、彼は母親の待つお墓に入った。
今はお母さんと楽しく、安心して、甘えている事と思う。
山本慶治、君と知り合えて僕は幸せです。
ありがとう。