あすこ、あの舞台でリハーサルやってたわね少し、見たけどとっても良さそよさそうねぇ、リハーサル、私モダンが好きあなたあれは行ったの、神戸はとっても良かったわよ、私はモダンがとっても好きけどこんな真夏にやるのはここくらいよ、車、乗せてもらってああ良かった助かるまつだいの農舞台からまつだい城跡まであがる最中に大変トリッキーなおば（あ）ちゃんに出会った久しぶりのバカちょんカメラをマロちゃんが渡されてガチョ . . . Read more
家出の衝動に駆られる夏になってしまって私おとななのにだからっておかあさんやおとうさんに叱られることもないし、眠るまくらをちょっとその、変えたってだけで逃避行をしているわけではないのだ。一週間のうち、自宅に居るのが2夜くらい、でその間に風を入れて洗濯して牛乳を買う。牛乳は牛もかわいそうなくらい賞味期限てやつがあるので、このごろカルピスにした。ごはんは食べる気もおきないので食べずにいたが、新潟魚沼のお . . . Read more
ややっ、と閃いては出かけると百点満点というのが続いていて、冴え具合キレ具合がボディビルより熱狂的、である。このまま良い思いつきが続けば良いと思う。勢いカジノでも行ったらばジャックポットは間違いなかろう。先般これもひらめきで行っちゃった秋田竿燈前の市民パレードで、『カジノを秋田へ』という横断幕があってうさぎちゃんのまぁるいシッポをつけたウエストほっそりケバいねーちゃんと、イカついにーちゃんが手を振っ . . . Read more
どこをどう歩いたもんだか、竿燈を挟んで山形と秋田を行ったり来たり鳥海山がのびのびと裾野を伸ばす日本海をローカル線でうつらうつら真緑よろしい田んぼの間をまっつぐ突っ切るてくてく奥羽本線はずっとハガキを書いていた。酒田は山居倉庫の目の前、ちんまりしたホテルの部屋を陣取ったので景色は、暮れても倉庫の前。夕方、ビールを片手に商店街に座っていたら太鼓が聞こえてきて、繁盛の港町相応しく大漁旗がはたはたしている . . . Read more
東北６大祭の週は、沖縄なんてめくそはなくその暑さであった。山形は37.2℃でリップクリームが鞄の中で溶け出したし、なにせ家出同然の荷物には化粧品はからっきし無くて、日焼け止めなんてもちろん、無いわけでだいたいが3秒外にいると汗がタらっとしてくるので化粧は禁物。おじさんみたいにハンケチで顔をぐるっと一拭き、した流れで刈り上げたばかりの首筋を拭き取る。髪をバッサリやってほんとうに良かった。そういう私の . . . Read more
夜の時間をずっと寝て過ごせないのはここ数年普通の事で、血圧は生まれつき低めの下３０だけど寝不足じゃないし寝起きも良いし、多分これはこういうことだ、私の１日サイクルが24時間じゃないのだとずっと思っている。先日かわった夢を見た。玄関が開いている普通の民家、上がり框に体育座りしている自分がいて、そこは精神的支柱の誰かが支配する共同生活が営まれているなんとかハウス、みたいな家だった。そこからぼっと外を眺 . . . Read more
熱波むんむんの新宿アスファルトの上を、楽器を背に担いで（カバンにはこけし２人）鼻息荒く歩いていたら、すこし引っ込んだ階段の上に『質』の看板とショーケースに置かれたクラリネットがあった。あったのであ、あるねとたまたま隣にいたSAX吹きに言って近寄ると、上段には古いペンが無造作にグラスへさしてあった。非常に気になったので新宿、の質屋、うすら暗いドアを開けるかどうか怖いので躊躇っていたらやさしい隣人が（ . . . Read more
能ある鷹が爪を隠す、みたいな姑息で周到なやつではなくて気付いた時だけあったのねとわかる島の星ぼしとはそういったことである地面、海、と夜空の境まで星があった事にゆかりが気付いて、あ本当だと後から納得。一緒に見ていたのに、上や斜め上ばかりに気をとられていた私はしばらく気が付かなかった。東京ではビル、長野では山や森、に囲まれているので自分と同じ目線まで星があった事が美しい発見。そういう目をもったゆかりが . . . Read more
宮古島市の風景印を巡って平日の丸１日を、ダイビングじゃない日にした。（出発の羽田空港）、池間、伊良部(伊良部島まで朝カーフェリーで移動、青の洞窟とか通り池とか有名景勝地を全無視、滞在1時間）、宮古、宮古島(事業会社)、長間、城辺（ぐすくべ）、上野、下地全部で8個あって、どれももれなく海の薫りがする。局員にはねーねーとおばぁが優勢。みんな元気で、南の島は女性の方がパリッと働いてるんだなぁ。そしてマン . . . Read more
宮古島の船の上はにぎわいをみせて、ベテランダイバーにちゅうっくらいの我々と、体験ダイバーのそれぞれがタブンと揺れる空も雲も最高潮、宮古ブルーを湛える深すぎる海の底に今日も小指の爪大の黄色サンゴハゼから黒いぬりかべ、みたようなでっかいロウニンアジまでそして怪しくぼやけた暗い外洋の向こう側をマスク越しにじっと見つめると何かが今に出てくる、絶対、という様子。一人づつ整列して腹ばいながらでないと通れないよ . . . Read more
基本ダイバーだが産地がなんにしろ”海こそなけれもの沢に”、の信州だもので（信濃の国・歌詞1番を参照）、100本潜っていたって海は珍しい。ダイビングのお船に揺られてまさにここに海があると改めて知ると、叫びたいような気分。宮古島のガイド役はみんな、美味しいものから順に教えてくれる。怪しい棒を持つ大ベテランダイバーのおじい（漁師）は、ほくそ笑みながらしかし何食わぬ表情で海へ飛び込 . . . Read more
大嫌いなはずの人がかえって気になる存在になって気付いたら恋に落ちていたなんていう、トレンディドラマのような大逆転ホームランは起こりません、絶対。大嫌いな熱帯低気圧は相変わらず大嫌い。熱低と台風を追いかけすぎた挙句大好きなのではないかと自らの心に問うてみて、これまでの14年間の沖縄これほどのブルーに囲まれた事は珍事件であるので、逮捕されるんではないかと気を揉んでいたら宮古島の街角には宮古島まもる君が . . . Read more
待ちわびた桜の春が過ぎてしばらく経つ頃、そろそろ来る、という憂鬱が私にはあって今シーズン既に惨敗、である。蚊め。死んでよし。7月に入った途端、われがわれがとばかりに現れては9箇所、見事に腫れ物は現在、青痣のように硬くなってきた。ケータイより大切に常時携帯している蚊対策グッヅのおかげでリンパ肝炎にはならなかったが許しがたいので拙宅に秘儀スゴ技殺虫剤を導入、使用上の用法・用量をよく読んで守らず正しく使 . . . Read more
浦賀、の横須賀美術館でパウルクレーを眺めて頭がもうよくわかんなくなった頃、白い壁がぽこっと明るく空いてそこに谷内六郎の懐かしい絵が飾ってあった。ろくさんの絵が好きで、ずっと見ていた記憶が甦ってきたものだった。描かれる風景やちょっとした日常の瑣末な光景は、なぜかあこの子、私だ、と思わせるような不思議さがあって実際には見たことのない兄弟姉妹、古い遊びや家の光景でも季節の移り変わる風景に、そうだそうだ、 . . . Read more
ていぱーく、で郵便フリマがあって、切手でも眺めにいくかと思い立った。風景印の古沢さんが出店しているというのでちょっとお話しできれば、というくらいでまぁ理由なんかどうでも、宅でだって毎日切手を眺めちゃペラペラやっているのでつまり日課である。日課、にも突飛なことが起こるので楽しい。差し出した風景印の絵手紙が2枚、展示されていたのを見つける。こりゃー嬉しい。ぐん、と気分が盛り上がったので、ていぱーく向か . . . Read more