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春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

体の歪みから激痛へ

2012-11-04 16:12:00 | もう、あぶないぞ~

朝、ふとんから立ち上がる時、アイテテテテテ
パソコンの前に長時間座り、立ち上がる時にアイテテテテテ
座りから立ち上がりはかならず訪れる魔女の一突きである。
前かがみ出来ず、立ったままの靴下はきは難渋を極める。

突然、ふっと起こった腰痛はこのところ寒さに影響しているのであろうか、長い暑かった9月末まではなんともなかったが、突然の腰痛が付いて廻る。
随分使いこなしてしまったおかげで、からだの関節部で潤滑油の切れが発生し、悲鳴があがっているにに違いない。


折しも、会津の東山温泉行きがあった。
旅の疲れに、固まった体を湯に漬かり、思い切って体を伸ばしている時は、患部もほぐれ一時の痛みから解放される。
ああこれで、極楽往生なんておもいきや、それも湯船に浸かっている時に限られる夢物語の世界であった。

自然に直るだろうと思いつつ、一向に変わらぬ状態に、遂に整形の門を叩く。
医者選びに、整形、整骨の類の病院は多数あるのは、それだけ病に取りつかれる患者さんが多いということである。
「さ~て何処に行こうか?」ちょっと離れた場所に忽ち直してしまう評判の名医が居るようであるが、満員盛況で、順番待ちに1~2時間は覚悟しなければならない。
整形如きに半日の時間浪費は耐えられない。

素人判断するより、まあ看板頼りに近くの整形の門を叩く。
レントゲンを撮り、体全体で右側の椎間板が狭くなっていることが判る。

椎間板の変成で神経をやられるとヘルニアと言われ、足のしびれなど、に及ぶと大変なことになるが、筋肉の痛みで収まっていることに、多少救われた。

診察後、ベットが大量に並べられた部屋で、既に電気を掛けられている患者さんに混じって加療を受ける。河岸で運ばれたマグロの様に横たわり、患部の加温と規定サイクルの電気ショックが加えられる。

筋肉緩め、痛みを停める等々の投薬で、少しずつではあるが確かな解放に向かって居る事が判る。
今回、原因とされる、椎間板が 左右バランスが崩れたのも、そもそも心がネジ曲がり、体も歪んでしまったのであろうか?
生活も性格も改善しないと、根治は難しいとの結論であった。(笑い)

暗くて長いトンネルの先は

2012-07-04 17:37:00 | もう、あぶないぞ~

薄くらい暗闇に僅かな明かり
行けども行けども、先が見えず、延々と続く暗闇の世界
ただただ、光を求め閉所の空間に、音もなく重苦しい空気に覆われる。
閉所に閉じ込められ、明かりを失うと息苦しく、重くのしかかる


先方に見える点の明かりが、僅かに確かめられるが
やっと開ける明かりが点から面になってくる
閉所から明かりの世界へ
暗所に長く入れば、居るほど、明かりの世界の大切が実感として沸いてくる

長い長いトンネルが何処まで続くやら、6月はそんな先の見えないトンネルの中であった。

<トンネルの世界から現実の世界へ>
親から授かった身にどんな自信を持っても、不死身はあり得ない
近代医学を持っても不老長寿は夢物語
加齢と共に使い続けた機構部品があちこちで悲鳴をあげてくる

生命の源泉はやはり心臓
振拍数80bpmとすると1日に約11万回、絶えず動き続けている
累積すると途方もない回数が動き続けている。
情報の世界は医療機器にも応用され、ベールに包まれた世界が可視化されてきた。
"ドッキンドッキン"動く姿はダイナッミックに動画でリアルに見える迄になっている。
疑わしき部位は客観的に評価出来るまで、進んでいる。
そんなリアルな画像を見せられ、機械疲労の様子が伝えられる
そんな、よれかかったポンプと同居しながら、だまし、だまし使い続けなければならない。

あちこちにそんな部位が無情にも抽出される。
暗い暗いトンネルは6月一杯でリセットクリアする、積もりであったが、未だ未だ続き、そんな甘いものでないことを、思い知らされた。

折も折、一時代を築いた馴染みの、スターが第一線から退き、次々と消えてゆく。
メデイアに唄が絶える事のなかったピーナッツの姉が、また逢う日までの尾崎紀世彦が、日野にも足を伸ばした地井武男もスケッチ画を描きながら、遥かな散歩先へ。


胃透視、やっぱり腹黒い

2011-06-20 14:21:00 | もう、あぶないぞ~

この時期、どうしても乗り越えなければならない大きな検査が2つ重なった。
その一つは2年置きの車検がこの月に行われ、いたって故障の少ない車、プロの整備士に見て貰えれば殆ど問題無く通る。
しかし、人間の方は24時間、休むことなく何十年も動き続けただけに、あちこち綻び、総てが正常とはあり得ない。
痛い、苦しいと五感で反応すればその部位を見つける事が出来るが、精密機械は検査でしか判らない。しかし、その検査も万能でなく、ある日突然に訃報なんてことは、近代医学を持っても救えないことは良くある。
使い古したポンコツ車両、何時エンストを起こしてもおかしくない位に使いこんだ。
だからこそ、悪い部分を早く見つけ出し、だましだましでも、延命処置を取らなければならない。
前日の夕食を最後に、食わず、飲まずの身も心も戒律厳しい、修行僧の世界に入る。
市立病院まで、歩いて行ける所にあり、市内でも緑の濃い、公園の森を潜りながら何時もの散策モードでお気軽に病院へ向かう。

朝の開院前の時間に、院内に入り、指定の検査センターに向かう。それぞれの窓口には既に待機する患者で、満席に近い位に埋まっている姿に、健常者である筈の己も何となく、患者モードにスイッチが入ってしまう。
検査は基本検診にオプションの検査が指定できる。
通年通りであれば胃透視(消化管)と前立腺ガン検査であるが、今年は胃透視を止め、胃カメラに挑戦した。
胃透視カメラも半端でない。検査台に乗せられ、斜め下になったり宇宙遊泳の挙げ句、不自由な体勢のまま、体を右に左に回転せよとか、そのまま息を止めよとか、身勝手な要求が、マイクを通して次々とたたみかけるように飛んでくる。挙げ句の果てに、検査過程でゲップをしただろうと詰問を受け、罰として、美味くないバリウムのお代わりを飲まされ、再撮影が行われる。
処刑台に載り、終わるまで獄門刑に堪えなければならない。
そんな苦しみと体力を消耗することを伴いながらも、患部の検査は間接撮影なので胃カメラには適わない。
そんな獄門刑が無かったため、基本検診はあっと言う間に終わってしまった。同じ日に総てが終われば良いが、胃カメラは被受診者が多く、順番待ちの状態で日にちを別けて、実施される。
従って、別の日に再び、食事を抜いて来診する。
検査は実質20分位であるが、麻酔処理や検査後の覚醒まで、簡易ソフアで拘束されるまで、1時間近くであっただろうか・・・。
麻酔が効き、先生の腕が良いですからと言われたが、カメラとケーブルを見せつけられ、こんなものを突っ込まれると、たじろぐが、あっと言う間にカメラ要部が奥の院に入ってしまう。「ゲボッ」とカメラが入ったまま、ガスが器官から、通り抜け、苦しい!!
大事な体の一部、疑いありと組織を切り取られる。

検査が終わってもロビーで休む。日頃の慢性的な寝不足と麻酔で、頭が熱く眠い。季節柄七夕の飾りが飾ってあったが、願い事をその切り取られた組織に悪性でないこと祈った。時を待つしかないが、「腹黒いという風説」から、遂に命脈尽きる時を迎えるのであろうか・・・。

覚悟の上、人間ドックへ

2010-06-03 14:18:00 | もう、あぶないぞ~
志願して、人間ドックに行ってきた。もうこの歳になると己で判断し、高額な金を払って専門医に見て貰うしかない。

苦手はレントゲンである。
標準コースに加え、今年もオプションで「前立腺ガン」と「胃透視(レントゲン)」を選んだ。
今年は「胃カメラ」とも思ったが、検査に2日に及ぶことと、あのカメラを突っ込む苦しさがとらうまになって中々踏み切れない。

医療技術の発展で鼻から入れるセンサーも登場しているのに、旧南多摩郡部の総合病院にはそんな最新技術は未だ未だ先のようであり、従来技術の獄門刑のカメラでさえ、医者が少なく順番待ちのようである。

◇宇宙遊泳覚悟のレントゲン

「胃透視(レントゲン)」も台に乗せられ、のたうち回る10数分の宇宙遊泳はこれも獄門刑である。
上手くもないバリュウムを飲まされ、検査台に乗せられ、遠隔操作する技師からスピーカ越しで色々な技をバシバシ要求される

載ったままの宇宙遊泳ならまだしも、台が横になったまま、仰向け、うつ伏せ、横向けと身勝手な要求が機関銃のように飛んでくるのを素早くこなせなければならない。頭をやや下向きに、両手で体を支える苦しい体勢のまま、『動くな、呼吸を止めろには』まるでアクロバット体操のようで、検査台での格闘遊戯である。
台に乗ったままなら良いが、台上で1回転ひねり技やらを。おまけに腹を膨らませる錠剤とバリウムを飲むが、撮影過程でどうしても我慢出来ず、ゲップをしてしまうと、直ぐにばれてしまい、錠剤とバリウムのお代わりで、再度撮影が繰り返し行われ、良き画像への挑戦が行われる。
無重力の宇宙空間なら、未だしも、地上での自力遊泳はほんとに体力勝負である。これに加えて身体には良くない放射線の被爆も覚悟の上での検査である。
ロボット技術が進んでいる世の中なら、こんな格闘技はしなくても、せめて機械に身を任せ、好きな様に体をいたぶってくれ!!

◇漸く終了
はいご苦労さんでしたに、検査台が正立した状態で開放された時は激闘を物語るように汗でぐっしょり、フラフラになっていた。
「良く、頑張りました」レントゲン技師からの慰めの言葉で、地上へ軟着陸。折しも野口宇宙飛行士が宇宙滞在を終え、無事地球に帰還した。足腰立たず、支えられるように地上の人に、此処での宇宙遊泳も、野口さんを疑似体験出来る。
お代わりまでしたバリウムの排泄も一仕事。くたばりかかった身体を廃車にするわけにも行かず、車検を通すのは用意なことではない。

◇目くらましの眼圧、他、難行苦行
目くらましの様な眼圧をかけられ、たちまち視界が欠けたり。腹の部分を思い切り検査棒で押し込まれる超音波。ただでさえ血の出が悪いのに、膨大なカプセルの数にこれでもかと血を取られ留めを刺される。
う~ん、健康を確かめるにはこれほど迄の難行苦行をパスしなければならない。
結果は2~3週後、首を洗って待つしかない

思い切り「認知症」を演じる

2009-07-23 20:38:00 | もう、あぶないぞ~
市内の観光案内で仙台からのお客様9人をご案内。
高幡不動で出迎え、お不動さんを廻り、浅川沿いを登り、「万願寺」から高幡不動の末寺の一つ「石田寺」へ向かうが、33~4℃の炎天下は流石厳しい。
「石田寺」で土方歳三の墓を案内し、「万願寺」からモノレールで「甲州街道口」へコースも半ば過ぎ、いよいよ日野地区へ。

◇あっカメラがない


ホームで一息付く間もなく、モノレールの入線待ち、やおらDay Bagを降ろしデジカメを確認したが、無造作に突っ込んだ案内資料、タオル、水、他、雑品を引っかき回したが、全く手がかりなし。
次の車両が何時来るやら、未だ着ぬモノレールに、あせってくる。しかし、何度探しても肝心のデジカメは出て来ない。
「しまった!! あの墓石に荷物を置いた時に、ひょっとしたら置き忘れているのやらと思いつつ」
お客様の衆目の面前で、正直に、置き忘れたことを白状し、「すみません、そのまま乗車し、次の駅で待つように」と台詞を残し、一目散に階段目指しホームを駆け抜ける。

◇探しに走ったが、あった!
前触れも無く突然の事件に、向けられる冷やかな視線と驚きの表情を背中に浴びつつ、猛烈なダッシュ。
どうみても、あそこまで走っても20分、ある当てもなく、でも確かめ、無ければ諦めると、思って、ともかく懸命に走った。
まっしぐらに階段に迫るころ、走る度に妙に太股に当たる異物に、ピンと来た。
ズボンのポケットにあったのだ。まさに灯台もと暗し、ズボンにまで気が廻らなかったのである。
あの慌てぶりの姿が、戻る姿の一人芝居に9人の目があきれるやら、笑われるやら、「この馬鹿親父め」と冷やかな視線を浴びつつ、入線したモノレールに何とか一緒に乗る事ができた。

◇院長先生から認知症
この仙台から来られたクルーの主はクリニックの院長先生である。にやにや笑いながら、院長先生から「認知症・・・?」
に冷や汗を描きながら、返す言葉も無く、聞き入る。
このどたばばた騒ぎ、わあ~恥ずかしい!!
正に隠しも出来ない「認知症」モデルをご専門の前で、演じてしまったのである。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/