goo blog サービス終了のお知らせ 

春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

薬漬けにかくも戦えり

2020-03-28 17:34:00 | もう、あぶないぞ~

年を重ねると体のあちこちに機械疲労が蓄積され一気に歪が生まれてくる。
尿の色が黄褐色から赤褐色へ尿酸値が高いのも一つの現れである。

MRIで脳の断層を撮ったら、幹部がスカスカであった。
ついでに頸動脈をCT検査したら
『冠動脈と言われる血管が狭く、狭心症・心筋梗塞など恐ろしい
不発弾を抱え、何時自爆テロが起きても不思議でない恐ろしい状態である。』
と脅かされた。

この肥満も負担の一つと言われ、毎朝、腰を折り曲げた爺さん歩きの涙ぐましい努力も、改善の見通しが立たない。
日頃の習慣が積み重なると、過食がこうじて一気に肥満気味なのであろうか。
そんな体の不穏の状態から、痛い、かゆい、重苦しいなど頼りない五感だけでは最早、不測の事態には間に合わないと、専門医のお世話になっている。
循環器系内科を始めに、時々整形外科、先日はふらつきで脳神経外科と診断ラッシュでその診断結果に恐れ慄いているのが現状である
その診断結果からそれぞれの専門医の横の調整もなく、あれも、これもと大量な種類の薬の処方箋であった。
え!!こんなに薬を飲まなければならないのか?一気の薬漬けに
戸惑い、恐れ慄いた。
それぞれの薬は、朝、昼、夕、その投薬は食前、食後とされ、
その時期は袋に書かれている。
毎食事、これだけの種類の薬を選別し、一々袋を確かめ、飲んで
いくのが大変な手間のかかる神経戦である。
何とかならぬであろうか、思考錯誤の結果、朝、昼、夕、食前、
食後の単位で飲むべき薬を束ねて置き、そのタイミングで、束ね
た薬を飲むことにした。
以下がイメージ図である。時間単位で追っていけば、今は何を飲め
ば良いか、分かれば良い。

この作戦遂行に一番ヒットする部材を求めて、ダイソーに向かった。
食卓に鎮座するため,余り大き過ぎず、分別出来る小物入れを、
探しまくった。
収容する薬は小さな錠剤あり、2種の袋の大きさが異なる漢方薬も
あり、それを詰めなければならない。
『1ケースに仕分けは6か所、これが重ねられる。』
おお~これだと飛びついた
更に食前、食後の仕切り区分はハンドメイドでボール紙を
裁断加工し、ケースに取り付けた。

薬ごときと思ったが、認知症の予知ともあって、複数の薬を
間違わずに確実に飲むこんなことまでもと思ったが、知恵と
工夫で余計なことを考えずに投薬出来る。
因みにダイソのこのケース税込みで110円/1ケースで,2段
重ねで220円で、購入できたのも嬉しい。

ああ~薬の渦の中に、何とか生きながらえる
枯れ木に水かもしれないが、一縷の望みで、細やかに生ける。

腰痛との戦い

2018-12-01 22:03:00 | もう、あぶないぞ~

加齢と共にやってくるのが腰痛である。
朝の散歩も背骨を保護する余り自然に前かがみになって歩く。坂道になると、更に前傾姿勢は益々急になる。
『いけねえ、いけねえ、前かがみだぞっと』と判っていても、最早、胸をはって歩くことも出来なくなった。朝の通勤時間帯に遭遇すると靴音高く背後から人の気配に、縒れる輩を瞬く間に追い越していく。
「情けねえ~」と躊躇いながら、別に張り合うつもりはないが、筋力の衰えを正に見せつけられる。
一方では使わないと益々筋力は衰え、衰退の一途と言われている。

道すがら、休み休み漸く足を動かし、涙ぐましい努力をしているご老体の姿も見受けられる。
同類の仲間として思わず「頑張れ~」と言いたくなってしまう。

こんな老体にムチ討って、先日は勝沼の歴史散策に案内役を引き受けたしまった。
甲州街道、旧勝沼宿周辺は緩い傾斜が続くが、大善寺の急階段は下から見上げると、半端でない高低差に思わず、溜息も出る。
それこそ四つんばいになりながら、眩いばかりの国宝の薬師堂に辿りつく。
古戦場跡、祇園縁、深澤川・日川周辺の渓谷沿い、アップダウンの激しいコースを、何とか周回し、完走できた。
そんな群れ合いの中、帰りの列車の車中では、アルコールも入り疲れを癒す至福の時であった。
「道中、腰曲がる、じいさんが何時も先頭をきり一番早かった」
とは正直な話であるが、づばりと言われ、その哀れな姿に喜びと・悲しみに素直に喜べなかった。

寒さもあって、血流も影響し、師走を迎えるこの時期、朝の冷え込みは例年になく温かいと言われるが、それでも当多摩地域では4℃を割る朝を迎え、腰の鈍痛は付いて廻った。

そんな折に腰痛の救いの神、孫娘がやってきた。
ちゃっかり消費税込みで1000円と言われ、チョット高いけど、格好の小遣い稼ぎと快く「腰揉み」治療に応じてくれる。
「何にしましょうか?」「足踏みで結構です」
それではと横になり、うつっぷせに構える

遠慮なく、背中にのしかかるように踏み込みが始まるが、骨が悲鳴をあげるように『ぼきっ、ぼきっ』音を立てるように衝撃が走る。
思わず『ぎゃ~痛っ、痛っ』と悲鳴に近い叫びながらも、容赦なく、右・左と背中の行軍が襲いかかる。
頼んだ手前、少々の痛みは我慢で耐えるが、踏みつけは暫く続けられる。

時折やってくる孫娘に感覚的に大きく育っていることは判るが、リアルに計っているわけではないが、こうして乗っかられると、改めて、その重みが直に伝わってくる。
幼児時代から急成長に最早小学4年生、身長はクラスで一番高い、体重もそれなりに 、成人並に重くなっている。かっての心地よい、踏み込みは遠い世界であった。
我慢の限界に『ギブアップ』に漸く、降りてもらい荷重の地獄攻めから解放される。
本来なら乗り終わった後の局部の痛みからの解放は余りなく、施術中の苦しみからの解放だけであった。
神様に縋る思いで、その御利益にかけたが、見事に裏切られ、期待感に安易な腰痛の救いの神様ではなかったようである。

此処で国宝にもなっている四天王の姿が紹介されている記事が目に入る。

四天王に足元で踏みつけられ、苦悶の表情、獣のような表情をしているのが邪鬼である。
邪鬼は仏法を犯すものの象徴と言われるが、果たして己の姿か、邪鬼とは思いたくないが、踏みつけられ苦悶の姿がそのまま己の姿に重なってしまう。
「クワ~ギブアップ」と叫んでいるようである。

病院のはしご、再び雑居房

2015-11-25 22:23:00 | もう、あぶないぞ~

酒で梯子はしたことがあるが、此れまでの悪事の祟りからか、
よもやの病院送りに、高尾の山中から市内の病院へ入院の
梯子になってしまった。
目から胃腸糸の内科へ、余りにも文化の違いに、戸惑いなが
らの苦悶の生活であった。手術前後から、点滴の世界、長期
に亙る時の経過から、射し込まれた針の部分は固くなり、膨
らみ、丸で腐り掛かった肉隗のようであった。

◇雑居房で軟禁
廻りは終末期を迎える患者が取り巻き、殆どがベットに張り
付いたまま、憩いの場であるミーテイングルームは何時も、
閑散としている。
三度の食事もベット迄配膳してくれるが、せめて食事だけ
はベットを離れ拘りを持って、ミーテイングルームに運ん
で貰う。所が誰も居ないため粥と大根やにんじんの減塩化
された一汁一菜の貧相な食事に、只、只、生命維持の為に
流し込むだけである。

日の落ちる早い、現在、18時の夕飯は真っ暗ながら、直下
のテニスコートはライトアップされ、落葉の姿に、秋真っ盛
りの風情に目を奪われる。

◇悶絶の渦の中
21:00消灯と全く生活実感から離れた強制執行は苦悶の世界
の始まりである。
呻き声や、夜間の鳴りやまぬ独り言など痴呆性の現れで
あろうか、丸で野戦病院の有り様である。
「お前さんもそろそろ仲間入りだよ」と地獄の世界へ足
を引っ張られるようである。

最初に案内された4人部屋の雑居房は、窓際から離れた奥
の部分に、ベットが当てがわれ、20㎝幅の窓が唯一の外部
との接点で丸で暗室の世界であった。
しかし、隣席が、夜間を含め延々と続く妄想の語りに、堪
り兼ね、部屋変えを申し入れたら、あっさりと受け入れら
れた。部屋の移動があり、何と窓際と言う、願ってもない
ロケーションで、閉塞感から多少解放された。

◇目の前で救急搬送
「ピーポー、ピーポー」何処からか、小さな音が徐々に大
きくなり、ピタリと鳴り止み、救急音が静まり返った部屋
に嫌でも耳に入る。
市民を救う重い役割から、24時間、時を選ばず、救急車両
がやってくる。
週末を前に当房も、二人が出所され、空きのベットが生ま
れ、多少の解放感が生まれたが、救急患者でたちまち埋ま
ってしまう。
その救急患者の一人が搬送される間、担当医の生生しい話
が嫌でもカーテン越しに入り、只事ならぬ状況が伝わって
くる。
肺に穴が開き、萎んでしまい、呼吸困難になり、強制的に
酸素を送り、膨らませ復元させるようである。

ああ~悶絶の世界、娑婆の空気が、愛おしく、感じられる
日々であった。


5階6階が病室、廊下を挟んで南北に部屋が並で居るぶ。
vipな1、2人部屋もあるが大半が4人部屋で大凡200人近くの
患者が収容され何時も満室の状態である。
壁面に沿って、中央が突き出ているが、そのコーナー部分
の5Fの一室が収容され、悶絶していた雑居房であった。

揉まれて「このまま、成仏」

2012-12-15 17:58:00 | もう、あぶないぞ~

今朝の冷蔵庫に居る様な寒さはマイナス3℃もあった。
過日、腰の痛みを承知で無理して散歩に出たが、鈍痛が走る。
痛みを和らげればと腰を叩く、変テコリンな姿勢で何とか歩ききった。
そんな無理が祟ったか、再び腰に激痛が走ってしまった。

腰痛対策にと思ったが、先日の整形を含め近くにはその類の成形、整骨院、針灸が多い多い。
特に他意は無いが、駅前の整骨院の門を叩いてみた。

玄関の傘立てには杖の山、骨の劣化から、圧倒的に老婆が多い。
その老婆達が一種の社交場に廻りに憚りなく他愛ないことを大声で喋っている。
そんな狭い待合所に新参者が片隅に、出番を待ちにじっと耐えるだけである。
持参した本も、目の前の大声にただただ活字を追うだけでさっぱり頭に入らなかった。

「どうぞ」とお呼び出しに、漸くカーテンで仕切られたベットに身を、預ける。
患部に温熱湿布で約40分間加えられる。
その後、先生自ら、患部を揉んで貰う。
この揉み手で何千か、何万か患者を救った、神の手である。
触った感触から、「ああ~随分固いな」と経験から生れた触診から、悪化加減が直ぐ判ると言う。

揉んで貰っている間は先程までの痛みはすっ飛び、至福の世界に運んでくれる。
「ああ~このまま、成仏、」なんて現世に未だ未練を残す身分であるが
来世の極楽の世界の境地である。
毎日の通いに、劇的な変化はないが、ゆっくり神の手に委ねている。

ようやく通院修行も卒業

2012-11-24 14:18:00 | もう、あぶないぞ~

あんなに暑かったのに急激に寒くなった。
2~3日前であったか、放射冷却で内陸は冷え込み
低気圧の通過時期に八王子では雪のチラつきも予報されたが、
結局降らなかった。
寒い寒いと思わず、かがみ込む

白河・会津行きの紀行文を早く纏めねばとあせりもあって
連日、長い時間パソコンの前で向き合っていたが
判っていても、キー打ちに楽な姿勢とついつい前かがみに
自然と体は前かがみの不自然な姿勢になってしまう

自業自得、椎間板の歪みになって「腰曲げじじい」に成り下がってしまい
遂に整形外科に通うはめになってしまったことは前回書いた。
投薬とも併せ、温熱湿布と電気マッサージに足繁く通った、せいか、一時の痛みは軽くなった。
うつっぷせになって、ベット横たわり
約20分間が至極の世界である。
患部の歪みを解きほごし、極楽往生出来る。
無我の境地に、日頃の睡眠不足から、寝てしまうことも
保険が効くので、格安料金についついはまってしまうことも

気ぜわしい思いで、走っている毎日にたまにはこんな、無為な時間が必要なのかもしれない。

でも、終わり無しに何時までも甘受すると、通院で通う時間も馬鹿にならない
自己判断で身勝手に治療終了を決め込み、そのまま、不義理して、縁切れしてしまうのも咎める。

一応、往診で、先生の前で、「もう完璧」と宣言する
「よっしゃあ、じゃ終わりにしよう」
院内に響きわたる、アニマル浜口見たいに気合を売りにする、でかい声を張り上げるのは通例であったが、なんとか卒業できた。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/