舞鶴地方総監部は海上自衛隊舞鶴地方隊の中枢で、秋田県から島根県までの日本海を担任しています。
直属部隊は掃海隊、警備隊(ミサイル艇部隊を含む)、教育隊、音楽隊などで、別組織である舞鶴基地所属の第3護衛隊群の運用も行います。
明治34年に海軍鎮守府(旧日本海軍基地)が置かれたのが発祥で、初代司令長官は日露戦争で名を馳せた東郷平八郎です。
そういう歴史から敷地内に海軍記念館があります。
館内には日露戦争や東郷平八郎に縁の資料がたくさん展示されています。
また講堂は実用です。
この正門前にある北吸岸壁は護衛隊群専用岸壁で、日曜日は予約なしで入場・見学ができます。
あいにく艦隊旗艦「ひゅうが」は出航中、イージス艦「みょうこう」と「あたご」は修理中ということで、ちょっと寂しいです。
護衛艦「まつゆき」
1986年3月就役のはつゆき型の第9番艦
基準排水量:3100トン、ガスタービンエンジン2基搭載、速力29.7ノット、乗員200名
主な兵装は速射砲1門、ファランクス2基、シースパロー対空ミサイル1基、ハープーン対艦ミサイル2基、アスロック対潜ミサイル1基、魚雷発射管2基。
哨戒ヘリを1機搭載しています。
艦名を写そうと構えると、ロープが中央に垂れ下がっていてちょっと邪魔だな~ って思っていたら自衛官の方がそっとずらしてくれました。
護衛艦「せんだい」
1991年3月就役のあぶくま型の第4番艦
艦名の「せんだい」は鹿児島県の川内川が由来で、今年の3月呉基地から異動になりました。
基準排水量:2000トン、ガスタービンエンジン2基搭載、速力27ノット以上(詳細未公表)、乗員120名
主な兵装は速射砲1門、ファランクス1基、ハープーン対艦ミサイル2基、アスロック対潜ミサイル1基、魚雷発射管2基。
ミサイル艇「はやぶさ」と「うみたか」
はやぶさ
2002年就役のはやぶさ型ミサイル艇の1番艇
基準排水量:200トン、ガスタービンエンジン3基、ウォータージェットポンプ3基搭載、速力44ノット、乗員21名
主な兵装は速射砲1門、90式対艦ミサイル2基、12,7mm機銃2基。
うみたか
2004年就役のはやぶさ型ミサイル艇の5番艇
仕様、装備ははやぶさと同じ
少し離れた所に給油艇と給水艇がいます
タグボートの先端は艦に傷がつかないよう、きれいにカバーされていました
この後は赤レンガパークを経由して港内遊覧船に乗ります。
出口横の売店でお土産を買いました。
お馴染み 海軍カレー ですが 万願寺とうがらし入りの舞鶴限定版
海自マーク入りのきんちゃく
潜水艦型ボールペン
赤れんがパーク
旧海軍舞鶴鎮守府の軍需品等の保管倉庫として、明治35年から明治36年に建てられたもので、この内8棟が平成20年に国の重要文化財に指定されています。
「日本のいちばん長い日」など、たくさんの映画のロケ地にもなっています。
遊覧船は約30分で港内を巡ります。
出航前、水面では鴨が寝てる?
掃海艇がいました
「すがしま」
1999年3月就役のすがしま型掃海艇の1番艇
乗員45名の木造船です(鋼船だと機雷に反応してしまう)。
多用途支援艦「ひうち」
2002年3月就役、基準排水量980トン、乗員45名
トラブルを起こした艦艇を救出するためのものです
舞鶴基地に隣接するジャパンナリンユナイテッド(元は日本鋼管、住友重機、日立造船、IHIの造船部門の合併会社)舞鶴事業所にイージス艦「みょうこう」が入っています。
隣りの岸壁には「あたご」が
先ほど北吸岸壁で見たミサイル艇
せんだい
まつゆき
存分に楽しみました
帰りに舞鶴港とれとれセンターの海鮮市場に寄ってお買いもの。
本日解禁の松葉ガニ(オス)はさすがに手が出ません。
セコガニ(メス)を二杯と大あさり2個、地元特産の土えびを夕食用に買って帰途につきました。