中部方面隊 創隊54周年記念式典を観に行きました。
陸上自衛隊は札幌に総監部を置く北部方面隊、仙台の東北方面隊、朝霞の東部方面隊、伊丹の中部方面隊、熊本の西部方面隊、そして座間の中央即応集団という構成ですが
中部方面隊は中部地方から近畿、中国、四国を守備範囲とし、名古屋市守山に駐屯する第10師団、伊丹市千僧に駐屯する第3師団、広島県海田町に駐屯する第13旅団、香川県善通寺市に駐屯する第14旅団を統括しています。
この他直轄部隊として、通信群(伊丹)、航空隊(八尾)、後方支援隊(京都市桂)、衛生隊(伊丹)、会計隊(伊丹)、情報隊(伊丹)、音楽隊(伊丹)、阪神病院(川西)、第4施設団(宇治)、第47普通科連隊(海田)、第8高射特科群(川西)、航空学校(三重県伊勢市)などがあります。
師団は兵力の規模を表す呼び名で、旅団は少し規模が小さなものです。
因みに第3師団は京都府福知山市、伊丹市、大阪府和泉市信太山に3つの普通科連隊、伊丹市の後方支援連隊、姫路市の特科隊(榴弾砲部隊)、高射特科大隊(対空ミサイル部隊)、滋賀県高島市の第3戦車大隊、伊丹の施設大隊、通信大隊、偵察隊、特殊武器防護隊、音楽隊などを保有しています。
ここ数年は毎年行っていますが、いつも開門の9時から大混雑ですw
伊丹駅からシャトルバスで到着すると、まず手荷物検査を受け、すぐに観覧スタンドの席を確保に行きます。その後この桜通り(模擬店通り)へ行き、島根名物出雲そば(300円)を食し、珍しいものはないか?といろいろ物色して(去年は隊員手製の「毒ガス注意」の看板を買いましたw)、高知のみかん(これが美味い)を買う ってのがパターン化されています。
そして装備品展示会場へ行ってじ~っと眺める。
今年は特に珍しいものはなかったかな。
61式戦車(退役)
偵察バイク(kawasaki製)
衛星通信ユニット
初めて見るのはこいつくらい
NBC偵察車
核・化学・細菌兵器対応の最新式装輪装甲車。本来中部方面隊には配備されていないものだし、今日のために大宮から持ってきたんだろう。
いつも展示される155mm榴弾砲と74式戦車
74式戦車はいつも高島駐屯地のものだけど、榴弾砲は毎年順番にってことか、一昨年は姫路、去年は松山、今年は豊川から来たらしい。
式典は10時半からですが、観閲される部隊は早くからスタンド下に整列して待っています。そのため、もたもたしていると部隊が入場し終わるまで規制線の前で待たされることになるので、少し早めにスタンドで待つのが正しい観方ですw
9時40分ころ、すでに準備が整っているようです。
赤いスカーフは普通科連隊(4つ来ていました)。黄色は戦車大隊
本日のMC
高い台の上にいるのは警備かと思ったら広報の写真担当らしい
ゲストも席に着きました。
制服は向かって右から陸、空、海ですが、やっぱり海が一番カッコいいw
10時10分 部隊入場が始まりました
観閲官の中部方面総監、山下陸将が登壇
国旗の入場、国歌演奏と続き、観閲が始まりました。
部隊は一旦退場し、音楽隊が位置を変え、行進が始まります。
最初は普通科連隊が徒歩で
この後は車両が続きます
化学防護車(コマツ製)
NBC
87式偵察警戒車(コマツ製)
155mm榴弾砲FH-70(日本製鋼所製)
輸送はトラックによる牽引ですが、補助動力として富士重工製の1800ccエンジンを搭載していて、発射位置修正や近距離移動は自力でも可能です。
03式中距離対空誘導弾(三菱電機製)
74式戦車
やっぱり音というか迫力はこれが一番!
人気も1番w
行進にはこの他、通信車、衛生隊の手術車両、地雷除去車などたくさん参加していました。
この後は訓練展示
いろんな車両や道具を使用して訓練の様子を開示します。
侵入してきた敵部隊を撃破する筋書です
偵察バイクのあと偵察車がきました
FH-70で砲撃します
120mm迫撃砲もセット
AH-1S対戦車ヘリ(通称コブラ)はいつもより低空で参加。サービス満点w
攻撃のとどめは74式戦車です。地雷除去車の後ろから進入します
やっぱ砲撃音は半端ないw
FH-70も凄いけど、こっちはもう少しかん高くて空気も動くのがわかる。
ぁ、もちろん空砲ですよw
実弾入っていると怖いわww
お昼過ぎに午前の部が終了
午後も展示や戦車試乗会、演奏会などがありますが、毎年のことなので昼食に隊員食堂へ行って、カツカレーを食べて帰りました。
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