介護付有料老人ホーム 悠悠通信

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阪神大震災の復興予算の積み残し・・・

2011-09-28 12:33:31 | 政治・経済
阪神大震災の被災住宅再建を支援するため国の補助金で兵庫県が
外郭団体に設置した基金が約230億円も活用されず積み残され
ていることが、会計検査院の調査で判明した。

兵庫県は、事業が終わる13年度末まで返還する義務はないが
「東日本大震災の復興に使ってほしい」とほぼ全額を国庫に戻す
意思を示しているというが・・・・。


関係者によると、返還されるのは兵庫県住宅建築総合センターに
設けられた被災住宅再建対策基金のこと。

95年に国の補助金で設置され、住宅金融支援機構の融資を受け
て住宅を建て替えたり購入したりした被災者に、年利2.5%超
から3%以下の部分の利子分を5年間補助する制度に使われ、こ
れまで約1万2000件の利用があったとされる。

検査院は今年、都道府県の基金を調査した結果、この再建対策基
金が設置された数年後に2.5%を下回る低金利になったため利
用が激減し、10年度末で約230億8000万円残っていることが
分かった。

兵庫県は東日本大震災の復興協力のため返還する意向を示したと
いう。兵庫県は「国と調整中なのでコメントは控えたい」、補助
金を所管する国土交通省も「調整中で答えられない」としている


なぜ今頃のなのか?今国会で復興財源を確保するために、増税の
議論がなされているが、12兆もの財源を担保するために、今回
発表された「所得税」「法人税」「住民税」「タバコ税」を柱とし、
9.2兆円を確保するねらいだが・・・

こうした企業や国民負担の増大は、今現在の景気低迷では逆効果
になりかねない話であり、今回のような基金がそのまま残されて
いること自体不思議でならない。

政府はこうした基金等で使用のニーズがないものは、是非とも国
庫に返納し、改めて使用意図に合わせた予算配分に使用するべき
だと思う。





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