ヨッサリアンのアホ日記

滋賀近辺に出没する不良おっさんのウロウロ日記であります

謎の白手ぬぐい:頭脳明晰ヨッサリアンによる謎解明記!

2009-12-07 01:47:16 | ウロウロ日記
ヨッサリアン、イケメン・サンタ君を励ましたものの、
あの謎の白手ぬぐいのことが気になって気になって・・・・

そうだ、やはり現場だ、現場を踏むことだ大切なんだ、謎を解明するには
ベテラン刑事や敏腕記者とやらも、現場が大事などと言っている
でも、彼らは口先だけ、現場を踏んだふりしているだけ、実は何も見ていない
だからあい変らず自白頼りで冤罪事件を製造するのだ
だから、イラクには大量破壊兵器があるというブッシュ君に簡単にだまされて
フセインけしからん、やっつけろ、などとアホな報道を平気で垂れ流したのだ

けれどもヨッサリアンはこうした手合いのような愚か者ではない
今日は、もう一度現場に行き、しっかり観察して
謎を解明する手がかりを手にいれるのだ

写真は再度現場を訪れたときに撮ったものです
この写真には有力な手がかりが隠れているのです
ですから今宵はお手数でも、この写真をしっかりクリックしてくださいませ

どうです、よく観察してください
意外なことに、この白手ぬぐいのようす
吊り下げられているという生易しいものではありません
吊りり下げられているというよりは固定されているという感じです
赤いビニールで覆われた太い針金でしっかりと縛りつけられています
何者もこの手ぬぐいを取り去ってならぬと言わんばかりに
針金の端はしっかりとねじられています

それにこの白手ぬぐいを吊り下げるために
わざわざ腕木となる木材がしっかりと民家の側面に打ち付けられているのです
しかも太い釘を三本も四本も使って・・・・

これはどう考えても尋常ならざることです
たかが一枚の手ぬぐいを吊り下げるために
これほどまでに強固な細工を施すとは・・・・

これを目にして、ヨッサリアン、
この白手ぬぐいを吊るした者の強い意志を感じました

何が何でも、この位置に、軒先から若干とび出たこの位置に、この高さに
この白手ぬぐいを吊り下げるのだ
しっかりと、何者にも奪われように、吊り下げねばならないのだ!

ヨッサリアン、考えました、真剣に考えました
白手ぬぐいを吊るした者の異様ともいえる強い意志を考えると・・・

もちろん、この白手ぬぐい、風に吹かれて偶然、軒先にひっかかったのではない
カラスのイタズラなんかではない
彼らにこのような器用な真似ができるはずがない、など
最初にこの謎の白手ぬぐいを目撃したときに考えついた
ヨッサリアンのいくつもの仮説を一つ一つ検証しました
ねばり強く消去法で懸命に考えました

そして最後に残った仮説は・・・・
この白手ぬぐいを吊り下げた者の異様なる強い意志を考えるならば答はひとつ

この白手ぬぐいは「魔除け」であります!
魔除けに違いありません

この白手ぬぐいを強固すぎるほどの細工を施して軒先の吊り下げたのは
おそらくこの古いリッパな民家の家主でありませう

家主は、魔を怖れているのです
何かとてつもない魔がやってきはしないかと怖れているのです
この軒先に、この位置に、いつなんどき、魔がやってくるかもしれぬ・・・
だから、魔を追い払うために
しっかり、がっちりと手ぬぐいを固定しておかなければならない
風なんか吹き飛ばされて無くなったりしないように

ここまで推理してきて、ヨッサリアン、はたと行き詰まりました
ここまでの推理はおそらく正解
だが、「魔」とはいったい何なのだ?
一体いかなる魔がここに、この民家の軒先にやって来るというのだ

ヨッサリアン、考えました、魔の正体はなんだ?

魔がやってくるのか、
古いフランス映画で「悪魔が夜来る」というのがあったなぁ・・
悪魔が来るのか、ここに
魔が来るのか、魔が来る・・・来るのか、魔が・・・・
来るのか魔が、来る、魔が、来る魔が・・・

ここまで考えたときヨッサリアンの優秀なる脳細胞の神経節に
ピカッと青白い稲妻が走りました!

ついに、魔の正体が分かった!

魔が来る、魔が来る魔がくる、来る魔が来る、くるまが来る、くるま、くるま
クルマだ、クルマが来るんだ!
魔の正体が分かった!
魔の正体はクルマだ、車だ、自動車だ!

つまりですね、この手ぬぐいが吊り下げられているのは
旧東海道筋の民家の軒先であります
東海道はもともと旅人が歩いて行き来するための道であります
本来、自動車が走るような道ではありません
ですから二車線どころか一車線がやっとこさの幅
もちろん、歩道なんていうシャレたものはありません
ここからは歩道ですよという姑息な白いラインもありません
そして今時の安物住宅と異なり、古い大きな民家の軒下は結構深く
軒先が道路に若干とび出ているといってもよいのです

そこへ、背の高い大型車両などわき見していたり、夜間に暴走したり
あるいは、この民家の前で対向車とすれちがおうとしたりするときに
この民家の軒先を引っ掛けてぶっ壊したりする危険があるのです

この民家の主はそれを怖れているのでありませう
クルマという魔がやってくるのを怖れているのであります
それで、こら傍若無人なクルマよ来る魔よ、ここはリッパな軒先だ
おまえたちが来るところではない
この印籠が目に入らぬか、とばかりに
白手ぬぐいをここに、この位置にしっかりと吊り下げたのであります

そういえば
今はなくなってアパートになってしまいましたが
この先の角にあった古い民家の軒先に
かつて「軒先注意」と記した木の札が何枚も吊り下げられていたのを
ヨッサリアン、思い出しました

今夜は長くなりました、ヨッサリアンが頭脳明晰であることを証明する今宵の話におつき合いくださり、あつく感謝申しあげます

グッドナイト・グッドラック