とつぜんで恐縮なのですが、ヨッサリアンは自然主義であります、と申しましても島崎藤村かどうのこうの、おセンチ田山花袋がどうのこうのというのでありませぬ、
正直申しまして無教養ヨッサリアン、そのようなものとは縁無き素性、そうではなく、滅び行くものは滅びるにまかせよ、自然のなりゆきにまかせよという主義なのであります、
滅び行くものには滅び行くものの美があるのであります、あの天空の城界隈も、滅び行くものであるが故に、なかなかステキなのです
ところが、ちかごろ、日本全土で、さびれゆく地方のまちで、自然に逆らって滅び行くものを何とかしようと、市街地活性化とやら街づくりとやら、ヘンなものがめったやたらに跋扈しております、
がしかし、まあ慧眼のというか、年老いてきてひねくれモノに一段と磨きがかかってきたヨッサリアンに言わせれば、この跋扈の大半は、いっときは成功すかもしれませぬが、結局は一過性のムダな努力ということになりかねず、この跋扈は新たなる税金の堂々たるムダ遣いであります
かようなわけで、ヨッサリアン、さびれゆく一方の、滅び行くものが未だ点在する八重葎庵近辺の旧東海道筋を買い物のついでに毎日にようにぶらついているのでありますが、
某日、近所の旧い、優に築一世紀以上と思われる、立派な造り、見事な格子の民家の前を通りかかりましたら、
軒下に真っ白な手ぬぐいがぽつんとぶら下がっていたというか、吊り下げられていたというか、キミョウな光景に出くわしました。
この民家、かなり軒先が高いのです、ヨッサリアンがジャンプしても届きそうもない高さです、そこに真っ白な手ぬぐい、これはどうしたことでありませうか?
(いつもながら、お手数ですが写真をクリックしてご覧いただければ幸いです)
これはいったいどうしたことでありませうか
風に飛ばされて軒先に偶然ひっかかってしまったのでありませうか?
誰か、ジャイアント馬場さんあたりが、銭湯の帰り、ここらでちょっと一休み、向いのローソンさんで缶ビールを買ってと、軒先にちょいと手ぬぐいをひっかけたまま忘れていったのでありませうか?
それとも明日は我が子の運動会、あした天気にな~れ、と願ってこの家の主がてるてる坊主のつもりで、わざわざ吊るしたのでありませうか?
あるいは、おやこんなところに手ぬぐいが落ちている、あの軒先に引っ掛けておいてやれと誰かが拾い上げて放り投げたら、まぐれでうまくひっかっかたのでありませうか?
はたまた、この家の主が、誰も気づかれぬ密かな魔除けとして、わざわざ軒先にぶらさげたのでありませうか?
それとも、薄暗い家の中で吊るされていた手ぬぐい君が、たまには日向ぼっこしたいようなぁと、外に出て、自発的に軒先にぶら下がっているのでありませうか?
あるいは、頭脳優秀でヒトをからかうのが好きなカラス君が、ここに手ぬぐいをぶら下げておけば、たいした用事もないのに、いかにも用事がありそうな顔をしてこの界隈を彷徨するアホ・ヨッサリアンが気がついて頭を悩ますにちがいない、ひとつヨッサリアンをからかってやろうと、わざとこの軒先にぶら下げたのありませうか?
それとも、CIAやアルカイダなどのスパイが、たとえばあのヨッサリアンという人物は某国諜報機関の手先であるとか、アホなふりしているけれどほんとはノーベル賞級の頭脳の持ち主であるといった、最高級の極秘情報を誰かに手渡す密会の場所を指し示すための印として、この白い手ぬぐいを吊り下げているのでありませうか?
そうではなく、この旧い民家が何か危機にさらされていて、私は潔白だ、無罪だと必死で訴えるために、SOSのしるしとして、この白い手ぬぐいを軒先に吊り下げたのでありませうか?
あるいは、この民家が、もう降参します、ですから命だけは助けてください、と白旗の代わりに真っ白の手ぬぐいを目立つにようわざわざ軒先に吊るしたのでありませうか?
さてさて、真相はいかに?
(続くかもしれません・・・)
グッドナイト・グッドラック!
正直申しまして無教養ヨッサリアン、そのようなものとは縁無き素性、そうではなく、滅び行くものは滅びるにまかせよ、自然のなりゆきにまかせよという主義なのであります、
滅び行くものには滅び行くものの美があるのであります、あの天空の城界隈も、滅び行くものであるが故に、なかなかステキなのです
ところが、ちかごろ、日本全土で、さびれゆく地方のまちで、自然に逆らって滅び行くものを何とかしようと、市街地活性化とやら街づくりとやら、ヘンなものがめったやたらに跋扈しております、
がしかし、まあ慧眼のというか、年老いてきてひねくれモノに一段と磨きがかかってきたヨッサリアンに言わせれば、この跋扈の大半は、いっときは成功すかもしれませぬが、結局は一過性のムダな努力ということになりかねず、この跋扈は新たなる税金の堂々たるムダ遣いであります
かようなわけで、ヨッサリアン、さびれゆく一方の、滅び行くものが未だ点在する八重葎庵近辺の旧東海道筋を買い物のついでに毎日にようにぶらついているのでありますが、
某日、近所の旧い、優に築一世紀以上と思われる、立派な造り、見事な格子の民家の前を通りかかりましたら、
軒下に真っ白な手ぬぐいがぽつんとぶら下がっていたというか、吊り下げられていたというか、キミョウな光景に出くわしました。
この民家、かなり軒先が高いのです、ヨッサリアンがジャンプしても届きそうもない高さです、そこに真っ白な手ぬぐい、これはどうしたことでありませうか?
(いつもながら、お手数ですが写真をクリックしてご覧いただければ幸いです)
これはいったいどうしたことでありませうか
風に飛ばされて軒先に偶然ひっかかってしまったのでありませうか?
誰か、ジャイアント馬場さんあたりが、銭湯の帰り、ここらでちょっと一休み、向いのローソンさんで缶ビールを買ってと、軒先にちょいと手ぬぐいをひっかけたまま忘れていったのでありませうか?
それとも明日は我が子の運動会、あした天気にな~れ、と願ってこの家の主がてるてる坊主のつもりで、わざわざ吊るしたのでありませうか?
あるいは、おやこんなところに手ぬぐいが落ちている、あの軒先に引っ掛けておいてやれと誰かが拾い上げて放り投げたら、まぐれでうまくひっかっかたのでありませうか?
はたまた、この家の主が、誰も気づかれぬ密かな魔除けとして、わざわざ軒先にぶらさげたのでありませうか?
それとも、薄暗い家の中で吊るされていた手ぬぐい君が、たまには日向ぼっこしたいようなぁと、外に出て、自発的に軒先にぶら下がっているのでありませうか?
あるいは、頭脳優秀でヒトをからかうのが好きなカラス君が、ここに手ぬぐいをぶら下げておけば、たいした用事もないのに、いかにも用事がありそうな顔をしてこの界隈を彷徨するアホ・ヨッサリアンが気がついて頭を悩ますにちがいない、ひとつヨッサリアンをからかってやろうと、わざとこの軒先にぶら下げたのありませうか?
それとも、CIAやアルカイダなどのスパイが、たとえばあのヨッサリアンという人物は某国諜報機関の手先であるとか、アホなふりしているけれどほんとはノーベル賞級の頭脳の持ち主であるといった、最高級の極秘情報を誰かに手渡す密会の場所を指し示すための印として、この白い手ぬぐいを吊り下げているのでありませうか?
そうではなく、この旧い民家が何か危機にさらされていて、私は潔白だ、無罪だと必死で訴えるために、SOSのしるしとして、この白い手ぬぐいを軒先に吊り下げたのでありませうか?
あるいは、この民家が、もう降参します、ですから命だけは助けてください、と白旗の代わりに真っ白の手ぬぐいを目立つにようわざわざ軒先に吊るしたのでありませうか?
さてさて、真相はいかに?
(続くかもしれません・・・)
グッドナイト・グッドラック!