On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

黄昏コンサートPAについて(メンバーの方へ)その1

2007年07月09日 | PA勉強会
黄昏コンサートPAについて(メンバーの方へ)勉強のための資料です。既に勉強された方も復習のために確認し、必要な操作をすぐにできるようにしておくことです。

1.PA機材について
PAは、入力機材・・・ミキサー及び周辺機材・・・出力機材で構成されます。
入力装置としてはCDなどの他にマイク、DIがあります。DIはダイレクトボックスと呼ぶこともあります。役割は電気的な入出力整合(インピーダンスの整合)及びシールドからマイクケーブルのキャノンコネクタへの変換です。ここには入力信号の大きさを調整するアッテネーター(抵抗器)があり、ミキサーに入る信号が大きすぎるときにはこれをオンにします。


ミキサーは複数の入力信号を決められた複数の出力系統へバランスを決めて送る機材です。今回はお客様へ聞かせるスピーカー(メイン)とステージのモニターへの2系統の信号を作ります。いずれも今回はモノラルです。ですので2ch分の出力があります。



周辺装置としてはグラフィックイコライザ(GEQ)を使用します(ハウリング防止のため)。2chの出力があるのでステレオGEQが1台必要です。



最後に出力機材はアンプとスピーカーです。アンプは2ch分なのでステレオアンプ1台をモノラル2系統とみなして使用します。



2.接続について
マイクはマイク入力にさします。ライン(ギターやベース、ピアノなど)はDIを経由した後ラインインプットにさします。ラインインプットはphoneコネクタなので変換プラグを経由します。

ミキサー出力はメイン(ステレオLR)のうちLのみ使用し、モニター出力はSEND AUX1から取り出します。前者は両端キャノンケーブル、後者はphoneステレオ-キャノンを使用します。
ミキサーからグライコを経由して、アンプにいれます。アンプからは1つをメインSPに、もう片方をモニターに接続します。SPケーブルは大きな電流が流れるために専用のケーブル(端子はスピコンという)です。
ミキサーの背面



アンプの背面



スピコン端子

(以下続く)


なお、ケーブル類はロック機構がついている物が多いのでムリヤリ引き抜いたりの力を掛けないように注意してくださいね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あ・り・が・と・うご・ざ・い・ま・す (k-venus)
2007-07-10 14:52:04
またまた基礎から教えていただくことになり恐縮です。私の頭の中は、何かひとつ取り出さないと次をインプットできない状態になっていまして…がんばります。
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はい (よっさん)
2007-07-10 18:10:57
頑張って下さいね~。跡継ぎですから。
質問はどしどし受け付けます。
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