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雑食オヤジの日記

AX-570 (YAMAHA) の修理

2024-02-25 | オーディオ・音楽
ヤマハ プリメインアンプ AX-570 の入力セレクタ不良、スピーカー出力不安定なものを修理しました。



つまみを外し、上下カバーを外し、他基板からの配線を外します。
入力セレクターのある基板はベース基板に対して垂直になっています。



ネジが多いので無くさないよう、どこのネジが後々判断できるよう記録します。銅ネジはもとより、各ネジ頭をなめないように丁寧に。



ちゃんとしたメーカーのネジ回し(ドライバー)を使います。
私はベッセルを使う事が多いです。近くのホームセンターで扱っているせいもあります。



足の半田を一つ一つ吸い取ります。
セレクタースイッチは樹脂なので、熱の与え過ぎには注意します。
シャシーは樹脂製で、スピーカーリレーを外す際にうっかり半田ごてを当てて一部溶かしてしまいましたが。



スイッチのシャフトを抜いて、3個のスイッチを取り出します。
急がず丁寧に。慌てると写真のように爪が掛けてしまいます。
古いので、樹脂が劣化しているおそれがあります。
修理が終わると何かしら樹脂の破片が落ちています。



この時代のアンプはリモコンが付随していて、昔修理したオンキョー(ONKYO)のアンプも類似したロータリースイッチで、時代特有の故障かもしれません。ちなみに外部金属筐体にはALPSの刻印がありました。

酸化して黒ずんでいたので、接点復活オイルを布に染みこませて拭きます。
ブラシ側には、接点復活オイルを超微量塗布して戻します。
エーゼット(AZ)のオーディオ機器用接点復活オイルPROです。



スピーカーの出力も不安定な事があるので、この際ですから出力のリレーを清掃しました。
接点復活オイルを染みこませたコピー用紙を接点で挟んでこするだけ。
しかし心配なので、精密ヤスリを少し当ててしまいました。
今後、凶と出るか吉と出るか。



ここにも接点復活オイルを超微量塗布します。

新品に交換する場合は、オムロン(OMRON) G2R が使えそうです。
互換の確認はしていません。



組み上げて試聴していると、再生音が新鮮なものになって聴こえました。
接触不良で歪みが大きくなっていたのか…。測定器が無いのでわかりません。

オーディオは気分が支配しているのかもしれません。


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