
2020年(令和2年)11月7日(土)午後4時頃、
チェックインを済ませるために「コニファーいわびつ」へ行き、
妻の実家に帰る途中、「積善館本館」の紅葉と夕景を見るために四万温泉を訪問してきました。
四万温泉は群馬県吾妻郡中之条町にある温泉郷で、
「四万もの病を治してくれるほどの湯」ということからこの名がついたと言われているそうです。
これまで四万温泉へは義父と数回来ていましたが、
紅葉と夕景のタイミングでの「積善館本館」訪問は初めてでした。
「千と千尋の神隠し」の聖地巡礼と言われればそうですかね。(*^^)v
四万川河川敷の町営駐車場に駐車し、道路沿いの街並みの眺め。
四万川沿いの紅葉状況。
四万川の河川内にある建物は「河原の湯」で、その後ろは「四万グランドホテル」。
渡り廊下をくぐると、左側に慶雲橋ポケットパークがあります。
慶雲橋ポケットパーク横の道から慶雲橋を渡ると「積善館本館」があります。
群馬県指定重要文化財「積善館本館」(指定:平成8年3月29日)
----- 記 -----
この建物は当初、石置の板葺屋根の二階建で、一階を帳場と家庭用、二階を湯治客用としていました。
三階は明治に増築したものです。
一階は農家に近い平面で、土間の台所、床上の帳場、座敷、納戸、中の間、式台、下の間、上段の間で構成されていました。
式台は公式の出入口に設ける低い板敷部分を指します。
上段の間は床を他の部分より高くし、床の間と平書院を備えています。
上段の間へは式台、下の間を通って入りました。
式台や上段の間を設けていることは、当家が名主の家柄であったことを示しています。
上段の間の上部を除く二階には、六畳の客室(ツボと称した)を表側に六室設けていました。
建造年代は古文書より寛政十二年(1800)以前と考えられています。
この建物は比較的改造も少なく、当初の規模や建築様式をよくとどめており、江戸時代の湯小屋建築の遺構として、県内唯一の貴重なものです。
平成九年十二月十二日
群馬県教育委員会
中之条町教育委員会
「積善館本館」の紅葉と夕景をUPしておきます。
「積善館本館」の紅葉と夕景をもう少し見ていたかったのでありますが、
17時30分には実家へ戻る予定のため、ここで終了でした。
「千と千尋の神隠し」の聖地巡礼と思われる人たちが、次から次へと立ち寄っていきましたね。