<令和5年度B日程 准看護師試験 第121問~第130問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年07月08日 | 准看合格法
問題 121  加齢による骨粗鬆症の原因について、正しいのはどれか。 


1  エストロゲンの低下 

2  ビタミン E の欠乏 

3  カルシウム摂取量の増加 

4  骨吸収の低下















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・正解 1

 
1  エストロゲンの低下

2  ビタミン E の欠乏ではない

3  カルシウム摂取量の減少

4  骨吸収の増加


※エストロゲン=主に卵巣から分泌されるホルモン 血管や骨などを健康な状態に保つ

 ビタミンE=強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミン

 骨吸収=破骨細胞により古い骨が分解され、壊されていくこと

























問題 122  A さん(80 歳、女性)。猛暑が続くなか、エアコンをかけずに蒸し暑い部屋で過ごしてい たところ、倦怠感を訴え会話も少なくなってきた。考えられるのはどれか。 


1  熱中症 

2  高血圧 

3  食中毒 
 
4  頭蓋内圧亢進
















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・正解 1


1  熱中症=高温多湿の環境下で体に熱がこもった状態

2  高血圧=繰り返し測っても血圧が正常より高い場合

3  食中毒=細菌やウイルスが付着した食品などで腹痛や下痢などの健康被害が生じること
 
4  頭蓋内圧亢進=脳腫瘍などが原因で頭蓋内圧が上昇し頭痛、嘔吐などが生じること



















問題 123  入院中に薬物療法を受ける高齢者の看護について、適切なのはどれか。 


1  薬効が強く表れていないか注意して観察する。 

2  飲み忘れた薬があれば、次の服用時に 2 回分を飲むよう説明する。 

3  内服薬は必要最小限の水分で服用するよう説明する。 

4  薬剤が増量になったが自分で服薬管理ができるというので、本人に任せた。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 1


1  薬効が強く表れていないか注意して観察する。 

2  飲み忘れた薬があっても、次の服用時に 2 回分を飲まないよう説明する。 

3  内服薬は十分な水分で服用するよう説明する。※コップ1/2以上(約100~120mL) 

4  薬剤が増量になったが自分で服薬管理ができるといっても、本人に任せてよいわけではない


※薬効=薬の効能 薬の効き目


















問題 124  高齢者の変形性膝関節症の患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  安静にするよう説明する。 

2  和式の生活環境にするよう説明する。 

3  食生活に気をつけ、肥満にならないよう説明する。 

4  手術療法の対象にはならないと説明する。














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・正解 3


1  痛みが生じたら安静にするよう説明する。 

2  洋式の生活環境にするよう説明する。 

3  食生活に気をつけ、肥満にならないよう説明する。 

4  手術療法の対象であると説明する。


※変形性膝関節症=膝関節の軟骨に痛みが生じる、高齢者の代表的な病気 女性に多い


















問題 125  疥癬について、正しいのはどれか。 


1  掻痒感は軽度である。 

2  衣類は 50 ℃ 以上の湯に 10 分間浸けた後、洗濯する。 

3  個室隔離は必要ない。 

4  約 1 週間の潜伏期間を経て発症する。 















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・正解 2


1  掻痒感は重度である。 

2  衣類は 50 ℃ 以上の湯に 10 分間浸けた後、洗濯する。 

3  個室隔離は必要なこともある。 

4  約 4~6 週間の潜伏期間を経て発症する。


※疥癬=ヒゼンダニがヒトの皮膚に寄生することで発症
















問題 126  手術後の高齢者の看護について、適切なのはどれか。 


1  心不全予防のため、弾性ストッキングを着用する。 

2  術後せん妄がみられたら身体を拘束する。 

3  疼痛が増強しないよう安静臥が 床 しょう を促す。 

4  深呼吸や痰の喀出で呼吸器合併症を防ぐ。















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・正解 4


1  心不全患者は、弾性ストッキングを着用してはいけない=心臓の負担が高まる 

2  術後せん妄がみられたら身体を拘束するわけではない。 

3  疼痛が増強しないよう安静臥床を促すわけではない。 

4  深呼吸や痰の喀出で呼吸器合併症を防ぐ。


※弾性ストッキング=血栓の予防

 術後せん妄=手術をきっかけにして起こる精神障害
 























問題 127  人工妊娠中絶について、正しいのはどれか。 


1  母子保健法に規定されている。 

2  中絶可能期間は 28 週未満である。 

3  20 歳未満の実施率が高い。 

4  胎児異常を理由に実施することはできない。













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・正解 4


1  母子保護法に規定されている。 

2  中絶可能期間は22 週未満である。 

3  14歳以下の実施率が高い。 

4  胎児異常を理由に実施することはできない。


※人工妊娠中絶=手術をして妊娠を人工的に中断すること 胎児異常は中絶手術の適応にはならない


















問題 128  妊娠による母体の変化について、正しいのはどれか。 


1  基礎代謝は低下する。 

2  循環血液量は増加する。 

3  多血症になる。 

4  腸蠕動は亢進する。























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・正解 2


1  基礎代謝は亢進する。 

2  循環血液量は増加する。 

3  貧血になりやすい。 

4  腸蠕動は低下する。


※多血症=血液中の赤血球が異常に増加する病気

 貧血=血液中の赤血球に含まれるヘモグロビン(酸素運搬の役割)の量が少なくなる




















問題 129  子宮口の全開大はどれか。 


1   5 cm 

2  10 cm 

3  15 cm 

4  20 cm













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・正解 2


※子宮口=子宮側から見た膣への開口部
















問題 130  母乳栄養を希望する母への適切な支援はどれか。 


1  母児同室をすすめる。 

2  おしゃぶりの使用をすすめる。 

3   6 時間以上間隔をあけて授乳を行う。 

4  出生体重と授乳後の体重差で哺乳量を評価する。













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・正解 1


1  母児同室をすすめる。 

2  おしゃぶりの使用をすすめるわけではない。 

3  2時間半~3時間の間隔をあけて授乳を行う。 

4  授乳前と授乳後の体重差で哺乳量を評価する。


※母乳栄養=栄養のために母乳を乳児に授乳すること

 人工栄養=母乳以外の栄養物で乳児を育てること











<おことわりとお願い>


解説者は医療実務に関しては素人です。

正看の過去問4513問を2か月間で解き、ノート8冊にまとめました。 

その後准看過去問の勉強を開始し、問題はすべてノートに書き写し、自力で解いて、解説を書き加えてからアップしています。

ノートは現在14冊目。 

ぜひ、あなたもノートに問題を書き写して解いて下さい!

また、本試験に記載の漢字の読みがなは、省略している場合があります。

自信がない解説には?をつけています。

その他、誤解も多いかも知れません!

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います・・・!


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


では、医療機関でお会いできる日を楽しみにしています(あなたが看護師、私は患者)(⋈◍>◡<◍)。✧♡



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