吉田バテンレースからのウラ話

新潟県上越市にある吉田バテンレース作業から物産展までのお話

作り方のテクニック

2009-10-25 17:05:58 | 手芸
最近特に感じた事は、意外にもバテンレースの作り方が誤った作り方をしている事に驚かされている今日この頃です。
教えている方の経験のなさか、プロと素人の差かな?
ブログでは伝える事ができないのが残念ですが。
全ての物作りには、それぞれの隠れ技があります。
長い歴史から、先人達が色々研究して生まれた隠し技と言うのでしょうか
どうしたら早く、綺麗に出来るか考えたのが、後世に伝承される物と思ってやみません。  中国製品にしても、日本から教えた人が悪いのかな。
それとも国民性のちがいかも。
昔は中国製も丁寧に作ってありましたが、商社が安さで輸入してから年ごとに
粗末な製品になり、バテンレースの良さが失われて来ている様な気がしてなりません。 日本人の心を忘れない様頑張りたいと思います。

バテンレース教本ご購入の方に御礼

2009-10-25 16:47:48 | 手芸
27日まで八王子そごうデパートでの新潟物産展会場に多くの方がおみえになり
感謝いたしております。
教本の販売を致しました所、多くの方からご購入頂き御礼申し上げます。
会場内でも講習いたしておりますが、その後も物産展がある地域でも続けたいと
思っています。
今後の予定としては、横須賀さいか屋、東急たまプラザ、日本橋新潟館を
今年度予定いたしています。
又、横浜そごうにては、吉田バテンレース公認講師の戸川氏による体験教室が
開催されます。 詳細は前回のブログを見て頂ければ幸いです。
今後、上級編の制作に頑張ってかかります。

紅葉が見所

2009-10-23 17:14:59 | 手芸
日に日に寒くなり山の紅葉が綺麗になりました。
今年は雨が少なく、寒暖の差があるので近年に見られないほど、紅葉が一段と
綺麗です。 標高の高い所から低い所に移りますが、だんだん肌に寒さが
感じられ、新潟では冬の備えとして囲いの季節になり、忙しくなりますが
日の短さも同時に感じる今日この頃です。
インフルエンザにかからない様、皆さんも注意してお仕事に頑張ってください。

バテンレース作り方、中級編完成、発売のお知らせ

2009-10-21 14:48:11 | 手芸
本日、只今よりバテンレースの解説書が完成致しましたので発売いたします。

初級編解説書。中級編解説書 各1冊 税込価格2,100円
中級編解説書+材料( ブレート10m、専用からげ糸30g )税込み4,000円
送料 クロネコヤマト便 ( メール便 )200円

ブレートのみ 10mまで1m税込み158円、10m以上 1m税込み147円
バテンレース専用からげ糸 10g 100円
ブレートを織り上げてる糸は最高級のミシン糸を使用していますので白さ、染め
その他洋服まで使用できます。

10月22日より八王子そごう8F 新潟物産展会場に出展していますのでお申しつけ
下さい。

バテンレース、作り方の問い合わせに対しての応答

2009-10-21 09:44:46 | 手芸
最近市販の本に書いてある作り方では上手に出来ないが、方法は?と言う問い合わせが多くありましたのでお答えいたします。
発泡スチロールにピンで留める方法は、昔から本場では行いません。
あくまでもブレートを糸で止めます。
しつけの良し悪しできまり、重要だからです。
ピンで留める方法はあくまで手抜きで、柄を糸で作る時に両手を使わなければなりません。 私どもは左手で型紙を握り締めて制作いたします。
もうひとつは、左手の親指に糸をかけて糸の張り調整をしながらつくるので、
専門業者から見れば、滑稽と言わざるをえません。
早く、綺麗に作るには、けしてその様な方法での作り方は避けた方がよろしいと
思います。  120年の歴史の中でも現地ではその様な事は初耳です。
なんといっても左手の親指が重要で、バテンレースのみならず全て手工芸に通じる事で、糸関係は特に最重要です。 例えば着物の仕立ての良し悪しの作り手は、親指を使う、それが基本中の基本になるからです。