RADIX-根源を求めて

Twitter連携のブログです。知的障害・発達障害研究をメインに教育評論・社会評論のつぶやき・記事が投稿されます。

子供への精神科診断と精神科薬投与について

2012-06-16 18:24:41 | 障害論
『新たな児童虐待の手口 - 子供への精神科診断と精神科薬投与』 ハフィントン・ポスト紙(Huffington Post)- Dec 17, 2010 by Peter Breggin(ピーター・ブレギン) の抜粋を紹介します。幼児期からの向精神薬の多剤大量処方・服用の問題点を考える視点を与えてくれると思います。昨年の九月の記事からの抜粋まとめ記事です。
なお、文章は抜粋なので一続きのものでは無いので、各段の文章を各自の判断で読み解いて頂ければ幸いです。


http://blogs.yahoo.co.jp/yosh0316/52403608.html


私たちの社会に特有の新たな児童虐待、それは子供に対する精神科診断と投薬である。また子供たちは、各種心理テストの被害者でも ある。それによって不注意や実行機能の欠陥を特徴とする前頭葉機能不全などと、勝手なレッテルを張られてしまうことも増えてい る。(Peter Breggin)



世界中どの社会にも弱者を虐待する方法が存在する。子供・女性・高齢者、民族・人種・宗教的少数派・貧困者・精神的に苦しむ人・身体障害者・型にはまらない生活様式で生きる人。こういう人たちは世界中どの社会でも程度の差こそあれ虐待を受けてきた歴史があり今も虐待の対象。



子供が生まれながらにして持っている願い-愛し愛されたい、理にかなった躾を自分の糧としたい、遊びたい、楽しみたい、大人になって責任ある行動をしたい、学びたい、そして自分で決めた夢に向かって手を伸ばしたい-そういう気持ちに共感していただきたい。



子供の気持ちになれたでしょうか?そういう心の状態で、「君は正常じゃない」、「君には障害がある」、「君は他の子と違うけど、それは良い意味じゃないよ」と言われたら、皆さんはどう感じられるだろうか?精神障害は言うに及ばず、他と違うということを、みなさんはどのように感じられるだろうか?



自分に決められた限界にそって親や先生の期待があるとすれば、あなたはそれにどのような影響を受けるだろうか?純粋に子供の身になって考えてみてください。子供というものは、自分の恥ずかしいことを隠したり、なだめるためには、大人に対してどんなことでも言うもの。


さらに言っておけば、精神活性物質は感情や認識の混乱を起こし、それを理解し判断する個々の能力を低下させる。精神科の診断によって烙印を押され、のけ者にされる気持ちがどんなものかを子供の立場に立って味わってみよう。



そして、薬を飲まされた子供の頭の中を想像する。薬はいつもと違う気持ちにさせ、それを嫌だと思っても、周囲は飲まなければだめだという。普通にしているために薬を飲まされるのは嫌だ。それでもあなたは子供。あなたには何もできない。



抗精神病薬を投与された子供たちは、有毒物質にどっぷり浸かった、文字通りのこの上なく汚染された脳を持って成長する。すでに知られている副作用のことを考えてみよう。そして子供の脳機能、化学物質によって永久に変わってしまったさらに細かな脳機能の変化にも思いを巡らせてみよう。
医学や科学の権威だから、立派な大学だから、そして国が言うことだからと、騙されてはいけない。彼らこそが一団となってこの虐待の蔓延を支えているのだ。女性や子供、そして少数派への組織的な虐待から、奴隷制度やホロコーストに至るまで、こうした虐待を許し、それによって利益を得てきたのは、これら権力側の人間であったことは歴史が物語る。社会のトップにいる権威がこうした虐待の蔓延を正当化している。そうでなければこんな虐待が始まることはなくそれが続くはずもない。権威は拒否。人間としての良識健全な倫理観本物の科学を拠り所にそして正しい知識を。byPeter Breggin



以上、ピーター・ブレギンの『新たな児童虐待の手口 - 子供への精神科診断と精神科薬投与』の言葉を紹介してきました。私のブログ記事のリンクは下記の通り

http://blogs.yahoo.co.jp/yosh0316/52409162.html

http://blogs.yahoo.co.jp/yosh0316/52403608.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿