'夜スグリ'

  …悪魔の果実は夜の色――

"ああそうか、"

2013-04-15 21:13:00 | 日記

ああそうか、街並みが好きなんだ、と気づいた時分にはもう手遅れで、僕は霧雨の降るイギリスの田舎町に佇んでいた。
コッツウォルズは風が強い。
一日4台しか来ないバスを待ちながら、小さな教会を眺める。
深入りしたくも、ここでやめておきたくもある景色を、僕は一体どう思い出すのだろう。
絶望にも近い郷愁を抱いて、矢のように過ぎていく11日間を追いかけながら、街並みの真ん中に佇む時だけ時間は止まった。
あの旅の中でだけ、僕はとてもよく立ち止まったように思う。
日常は慣れの集合体で、だから僕は、とくべつな用事がない時には立ち止まったりはしないのだと思う。

ああそうか。
こんな誰もいない夜中に、ふとひとりで思い出すために、僕はあの夏、イギリスへ行ったのかもしれない。

***

ぬこはクリックで大きくなります。
感傷に浸るための夜。

***

ところで新学期まじ新学期。聞いてくださいよひどいんですよ。
今日は4、5限だったんですが。

4限
先生「では始めたいんですが、この教室は300人教室なんだけど、実は履修登録者が500人を超えていまして、抽選を行うことになったんですね。で、授業できないんで、今日はこれで終了ということで」

5限
~開始後15分ほどしてからぞろぞろと入室してくる遅刻者~
先生「あら、随分団体さまで」
学生「教室変更って聞いたんでそっちで待ってたんですけど…」
先生「えっ教室変更?私それ聞いてないんだけど。さっきまで事務に顔出してたんだけど何にも言われてないんだけど」
学生「でも掲示板に…」
先生「確認しておくけど6B13って300人教室でしょ?なんでそんな教室に…」

新学期まじ…波乱…
がんばるんだぜ。

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