
まだ、間に合います。
上海万博開催記念の上海アニメ特集(↓)。
新宿 K`s シネマで上映中。
何が良いって。
水墨画アニメ・切り紙アニメの動物たちの、自然で見事な動き!
実際に飼ってる方が観れば、
素晴らしい観察力で再現されていることは一目瞭然。
そして、にじみ・ぼかしもそのままに
まさに「絵から抜け出した」ように動く凄さ。
「絵を動かしたい」=アニメーションの原点が、
シンプルに貫かれています。
リアルなのに、リアルなのに!!この可愛さはどうでしょう(↓)!!!
「ナーザの大暴れ」とは、20年近くを経ての再会でした。
まだ私の学生時代(80年代初頭)、
日本のアニメファンの間で一大センセーションを巻き起こした名作。
文化大革命後、開放政策が始まる時代の熱気が
画面の隅々まで感じられるのは、あの時と同じ。
ほぼ全編に
古典的、と言ってもいいぐらいのフルアニメーションを貫きながら
「ここぞ!」という見せ場には、
《ストップモーション》~《オーバーラップ》
という手法を取り込んでいる、 大胆な演出も見ものです。
前見た時と同じ場面で、また今回もやられてしまいました(ボロ泣き…)。
これらの作品群と同じ手法・ジャンルの作品が
今の中国にも引き継がれているのか、あるいはさらに進化しているのか。
そこも大いに気になりますが、少なくとも
「こういう作品が、世の中に存在している。観ることが出来た」
その人には…幸福な時間が約束されているものだと信じています。
内外問わずにさまざまな作品を観たのが
何かと自分の肥やしになっています。
今、もてはやされている日本のアニメは、
《動くマンガ》で終わっているものが殆どで
実は本来のアニメとは違うもののような気がしてならないんですよね;;;
《アート》としてのアニメが
もっとたくさんの人の目に触れるような環境が
あってもいいじゃないかと思っています。