goo blog サービス終了のお知らせ 

真実はここにある

日本のマスコミは嘘ばかり

「反レイシズム」を、思想と言論の統制に使う知識人たち

2016-08-09 | 左翼
 先日エドワード・ルトワックの「中国4.0」を読みました。
 この中で何とも奇妙なエピソードが書かれていました。


 第二次湾岸戦争の前に、ルトワックがアメリカに招かれて、イラク攻撃に関する講義をした時の話です。

 ルトワックがイラクの宗教対立と民族対立の複雑さと深刻さについて説明したところ、参加者の一人でブッシュ政権支持の言論人が突然言いました。
 
 「ルトワック氏はイラクには民主主義は無理だと仰っているのでしょうか?」

 ルトワックが「その通りです。」と答えた所、相手は「ルトワック氏はレイシストです。 私はレイシストと同じ席で議論する事を拒否します。」と言いました。

 ルトワックが「自分はレイシストではありませんよ。 文化主義者です。 イラクのような文化を持つ国に民主主義の制度は無理です。 勿論200年、300年後には可能になるかもしれませんが、今は無理です。」と答えました。

 すると相手は「全ての貧しい人にも民主主義の中に生きる資格があります。 またイラクには高等教育を受けたエンジニアも多数います。」と言いました。

 それに対してルトワックが、「それは確かにその通りですが、彼等はエンジニアではありません。 イラク国民でエンジニアの資格を持つ人々と言うのは、資格をエンジニア(細工)した人達なのです。」と答えました。

 すると相手は「またレイシスト的なコメントが出ましたね。」と答えたのです。

 これでもう聴衆達はルトワックの話を聞かなくってしまい、講義は失敗しました。


 因みにこの手の傾向はアメリカだけでなく、イギリスでも同様で、例えばパレスチナ国家の建設について、パレスチナ人による国家運営に否定的な話をすると、「レイシスト」と言われると言うのだそうです。

 そしてこの問題について、この本の翻訳をした奥山真司氏が、あとがきで解説しています。

 奥山氏によるとアメリカでは、「文化的な差異」「文化による違い」などと言う意見は、完全に人種差別的と見做されるようになっていて、議論ができない状況だと言います。

 ルトワック自身はルーマニア出身のユダヤ人で、その後イギリス国籍を取ったりと、色々な文化の社会を経験して生い立ちによるのか、文化による国家の在り方、国家戦略の違いと言うの物を重要視する人です。

 この「中国4.0」で繰り返し描かれているのも、中国の文化に根差す戦略を分析しているのです。


 こうした「戦略文化」と言う議論が90年代半ばから2000年代初頭にかけて盛り上がりました。
 しかしアメリカではこれが、人種差別として拒否されてしまい、この議論への反応は今一だったそうです。

 人間には文化を超えて普遍的な価値がある、と言う発想が絶対化して、文化の存在そのものを「人種差別」と捉える状態になっているのです。

 そしてアメリカの知識人にとって、「レイシスト」と言うレッテル貼られる事は「死」を意味するのです。


 典型がサミュエル・ハンチントンで、彼は文化を超えた人間の普遍性を追求してきたのですが、しかし晩年は文化や宗教の要素をより重視するようになりました。

 その集大成が「文明の衝突」や「分断されえたアメリカ」です。

 ところがこれによりハンチントンはアメリカのアカデミックの世界では「レイシスト」のレッテルを貼られてしまったのです。

 それでハンチントンの没後、弟子達は必死でハンチントンがレイシストでなかったことを訴える記事を書かなくてはならなかったと言うのです。


 世界的な名著とされた本が、道徳により全否定されるなんて・・・・。
 まるでマキャベリの著作を「不道徳の書」として発行禁止にした法皇庁と同じではありませんか?

 これが近代国家のやる事ですか?
 ルネサンスから生まれた近代の学問と言うのは、理念や宗教から自由になって、全てあるモノをあるがままに観察し考察する事で成り立っているはずでは?

 ところが実は自分達で自ら異端審問官の役を買って出ているのが、当の学問の担い手であるはずの知識人達なのです。



 これで思い出したのが池内恵氏の講義です。

 実はワタシは先月、北星学園で行われた池内恵氏の講義でも似たような話を聞いたのです。

 ヨーロッパの反イスラム移民派の人達は、イスラム移民の増加によりいずれヨーロッパがイスラム化されるのではないかと心配しています。

 イスラム教は元来、政教分離の発想がなく、ムハンマド存命中からイスラム法による統治が確立しており、今もイスラム諸国の多くはイスラム法を採用しています。

 こうした現実からイスラム教徒が多数派になれば、現行の民主主義制度や法制度自体を全部否定して、イスラム法による統治を行う事は十二分に考えられるのです。

 しかしヨーロッパの学会では、こうした事を考える事自体が差別と受け取られているような傾向があり、議論する事自体できない状態だと言うのです。


 そしてもう一つ思い出すのがイギリスのEU離脱に関する話です。

 EU離脱の国民投票の前、イギリスのEU残留派とその意を受けたマスコミは、EU離脱派をレイシスト、排外主義者と罵り続けました。

 何でEU離脱だとレイシストになるのかわからないのですが、とにかくそうやってみんなが罵り続けると、善良で教養があると思われたい人は、私的な会話でさへEU離脱を明確に言えないような状況だったと言うのです。

 「自分の価値観を押し付けたり絶対化してはならない。」と言う寛容の精神を持つ事を自認する反レイシスト達が、EU離脱派をレイシストと罵って黙らせるのですからブラックジョークです。

 でも当人達は大真面目なのです。


 なんだかもうソ連時代のソ連アカデミーや、ナチス時代のドイツ学会と同じじゃないですか?

 元来学問の問題を、学問に関係ない理念やイデオロギーで批判して学者を吊し上げる。
 吊るし上げをやったのは、実は同じ学者達なのです。
 
 彼等が自ら仲間の吊るし上げを買って出たのです。

 ナチスがナチズム、ソ連がスータリニズム、そして法皇庁がキリスト教をネタにして、言論統制をしたように、現在の欧米では反レイシズムを元に、学者達が自発的学問の自由を奪い、言論統制をしているのです。

 なるほど学会がこのような状態では、欧米の対中東政策がオカシクなるのも当然でしょう?


 「イラク国内は宗教や民族対立が深刻すぎて、民主主義国家の成立など不可能」と言うルトワックの指摘は、現在のイラク情勢の悲惨さを見れば、全く正しいとしか言えません。

 でも反レイシズム教の異端審問官達は、そんなことは絶対に認めないのです。
 そんなことを言う奴は火炙りにするのです。

 だからアメリカもヨーロッパも全く成算のないまま、意味不明の中東政策を続けていくしかないのです。

 これはもう十字軍と同じではありませんか?


 反差別、反レイシズムはそれ自体間違いではありません。
 しかし現在のそれは明らかに、元来の目的を逸脱して、有害なカルトになっているのです。

 そして人間の自由な思考や言論を弾圧する手段になっているのです。
 
 もういい加減にこんな馬鹿馬鹿し反レイシズムカルトや、反差別ファシズムは廃止して、本来の民主主義と自由な思考と言論を取り戻すべきではありませんか?



よもぎねこです♪

吉永小百合さん!「戦争は嫌だ!」と言い続けても、中国は尖閣に攻めてくるんですよ。現実を見てください。

2016-08-09 | 左翼
 ワタシは吉永小百合の反戦平和トークは大嫌いです。
 
 だってこの人の反戦平和トークって、要するに「第二次大戦は悲惨だった。 だから戦争は嫌だ。」
 
 「嫌だ。」「嫌だ。」と言い続けましょう。
 
 それだけですからね。


吉永小百合「戦後が続いてほしい」平和への思い語る

自分の年って、言いたくないですよね。だけど、45年に生まれたということで、私の年が『戦後何年』という年になっているというのは、とっても大切なことだと思っているんですね。ですから、私が幾つまで元気でいられるか分かりませんけれど、80になった時には戦後80年、90になったら戦後90年、100になったら…分かんないんですけれど、戦後100年と戦後(という言葉)が続いてほしい。そのためには、私たちが、やっぱり『戦争は、嫌だ!!』ということを、しっかり言わないといけない。思っている方たちは声に出して…と願っています。


 戦争って「嫌だ」と言ったらしないで済むんですか?

 吉永小百合が言う戦争と言うのはつまり太平洋戦争の事です。

 そして「太平洋戦争は日本がアジア諸国を侵略しようとしたから始まった。」と仮定して「よって日本が戦争を仕掛けなければ戦争はしないで済んだ。」と言う話を延々と繰り返しているのです。

 太平洋戦争勃発の原因をどう考えるかは、個人の自由です。
 だから百歩譲って、吉永小百合の言うように、「日本がアジア諸国を侵略しようとした。」と仮定しましょう。

 だったら連合国の側から見たらどうでしょうか?
 吉永等から言わせればアジア諸国も他の連合国も平和を望んでいたのですが、日本に侵略戦争を仕掛けられた事になります。

 つまり侵略戦争を仕掛ける国があれば、自国が幾ら戦争を「嫌だ! 嫌だ!」と拒否しても、戦争になるのです。

 戦争を「嫌だ!」と言えば戦争にならないなら、戦争になったと言う事は、連合国側も戦争を「嫌だ!」と思っていなかった事になります。


 ついでに言えば、彼等が戦争を防ぐ方法としてあげるのは以下の二つです。

 ① 何でも外交で解決するべき。

 ② 武力を強化したりするから相手を刺激し戦争になるから、武装しない。

 で、①であれば、太平洋戦争が起きたのは、連合国がちゃんと外交をしなかったからと言う事になります。

 つまりちゃんと外交をしなかった連合国が悪いのです。 
 だから日本が反省する必要はないでしょう?

 或いは②であるなら、国民党軍や人民解放軍を持っていた中国、そして更に強大な軍隊を持っていた英米などが日本を刺激したから戦争になったことになります。


 あらら、日本は全然わるくないじゃんw

 吉永小百合とお仲間の9条教徒は、終戦記念日には日本との戦争回避をしなかった連合国に戦争の反省を要求するべきなのです。

 ところが不思議なことに、彼等はひたすら日本にだけ戦争の反省を強います。

 戦争は一国では絶対にできないので、本当に戦争を回避したいなら、相手国も同様に戦争回避の努力しなければ意味がないはずです。

 でも吉永小百合が日本以外の国に戦争回避の努力を呼びかけているのを見た事がありません。 

 これはつまり彼等は別に戦争回避の為の現実的な努力をする意思はないと言う事です。

 また自分達が日頃言っている事が、世界に通用しないと思っているか、或いはそもそも自分自身信じてもいないと言う事でしょう?

 信じてはいないけれど、何となくセンチメンタルな綺麗事を言っているだけなのです。

 本当に戦争が嫌で、断固平和を守りたい人なら、こんな無意味な馬鹿トークを何十年も続けるような事はしないでしょう。

 本当に戦争がイヤで戦争を避けたいなら、真面目に戦争が起きる理由や、現実の国際情勢を見て、どうやったら戦争を避けられるか具体的な方法を探すでしょう。

 ワタシも戦争は嫌です。
 絶対に嫌です。

 特にネトウヨになって自衛隊の記念行事を見に行くようになって、更に戦争が嫌になりました。

 だって自衛隊の記念行事に行くと、自衛官の人達がいろいろ親切にしてくれます。 米兵も参加していて、それがまた親切でフレンドリーです。

 その上自衛官の家族が大勢来ています。

 小さな子供を手を連れた若い母親や、久々孫に会うのを楽しみ来る老人などが沢山くるのです。

 こういうの見ていると「ああ、自衛官の人達は、皆家族にとって大切な息子や孫、かけがえのない父親や夫なんだ。」と言う事を痛感します。

 だからこの人達には絶対死んだり怪我をしたりして欲しくないです。

 でも、それじゃ只それが「死んでほしくない。」「怪我をしないでほしい。」と思えば、それだけでそれが叶うのですか?

 哀しいけれどそうはいかないでしょう?
 現実に今中国は尖閣諸島の周りに大量に漁船と公船を送り込んできました。

 中国が平和を願う国ならこんな事しますか?

 中国は日本だけでなく、フィリピンやベトナムにも同様の侵略行為を仕掛けています。

 フィリピンやベトナムが中国の脅威になっているんですか?
 フィリピンやベトナムの軍隊が中国を刺激しているんですか?
 フィリピンやベトナムが嘗て中国を侵略して、その侵略行為の反省をしてないから、こういう事件が起きているんですか?

 吉永小百合式の反戦平和論って、結局こうした現実からは完全に目を背けて、ひたすら日本だけが戦争を「嫌だ」と言えば戦争を回避できると言う妄想なのです。

 今中国が侵略の牙を剥いている状態で、こんな妄想をするのは、戦争を回避するどころか、戦争を誘発しているのではありませんか?

 侵略戦争を仕掛ける場合は皆そうですが、「楽勝で勝てる!」と思うからやるのです。
 勝って領土や資源をゲットできればリッチになれると思うかやるのです。

 そういう相手に対して「戦争は嫌。」と言い続けるのは、「ワタシは簡単にやられちゃう弱国です。」と言うような話です。

 これじゃ向こうは安心して攻めてくるでしょう?
 こんな恐ろし事は絶対に止めて欲しいのです。

 実は今日エドワード・ルトワックの「中国4.0」を読みました。

 ルトワックは中国が尖閣諸島を取りに来たら、日本はアメリカに頼る前に、まず自分で尖閣諸島を防衛する意思を示すべきだ。 何でもアメリカに相談してから、などと言う態度では返って日米関係を損なうと言います。

 何でもアメリカなんて態度だと、アメリカからすれば「こんな依頼心の強い奴は面倒見きれない。」と言う事になるからです。

 また中国が執拗に挑発しても、日本はそれに乗らず「受動的な封じ込め政策に徹するべきだ」と言います。

 ワタシはこれは全くその通りだと思います。

 現在当に中国が尖閣諸島に大量の漁船と公船を送り込み、一触即発の状態です。

 こういう時だからこそ、日本は冷静にしかし毅然として、中国の脅しや挑発には乗らず、しかし万一中国が尖閣に上陸するような場合は、断固として排除すると言う姿勢を示すべきなのです。

 こうした現実的で戦略的な思考をして初めて戦争は防げるのではないですか?


よもぎねこです♪」より

小池完勝、鳥越惨敗。人は負けた時にこそ、人格が現れる。

2016-08-01 | 左翼
昨日は都知事選の投開票がありました。

結果は小池百合子が20:00の開票と同時に当確が出る圧勝となりました。

予想はしていましたが予想を超える鳥越のブレーキぶりと
小池百合子の集票と言ったところでしょうか。


小池 百合子 2,912,628
増田 ひろや 1,793,453
鳥越 俊太郎 1,346,103
上杉 隆  179,631
桜井 誠  114,171
マック 赤坂 51,056

小池百合子が290万票を越えるまさに圧勝と言った内容となっています。

小池は各党の支持層からもがっつりと票を奪っていますが、
特に無党派層からの支持もトップ。
そして自民支持層から50%以上も奪う形でまさに完勝と言っていい内容です。

最高の形で後出しジャンケンをして圧勝のはずだった鳥越陣営ですが、
共産党陣営は宇都宮を撤退させて宇都宮の票を移そうと考え、
宇都宮支持者に嫌がらせを繰り返して宇都宮を撤退させました。

これに宇都宮支持者達が激怒。
(嫌がらせすれば当然ですけど、小池晃にはそれが理解できない模様)
小池票に転じる結果となりました。


小池と増田を合わせたら470万票

民進党(偽)、共産党、社民党、小沢生活だけでなく
共産党と反原発や反基地で共闘している中核派の生活者ネットもここに相乗り。

そんな野党連合の候補である鳥越は130万票。

前回の都知事選では
舛添+田母神 270万票
細川+宇都宮 190万票
だったわけですが、
野党連合によって前回より票を減らして130万票。

枝野が自民党は2人も候補者を出してずるいとか言っていましたが、
増田と小池を足したら470万票

前回よりもどかんと差が開いた形になります。

ちなみに、小池効果は予想以上で同時に行われた都議補選では
新宿、台東、大田、渋谷の4つの区の補選となっていたのですが、
この4つ全てを自民党が確保。
民進党(偽)は議席をさらに減らす結果となりました。

ただでさえ自公が推した候補が2回続けて不祥事で辞任となって
さらに内田茂と伸晃のコンビが保守分裂選挙にしたという最高に有利な状況でありながら
そのチャンスを野党連合は無駄にしました。

鳥越はジャーナリストだから都政の勉強は3日あれば十分と言っていましたが、
選挙を始めてリードしていたはずが三日で鳥越陣営が崩壊を始めました。

三日で学んだのは都民でした。


さて、やはり大切なのは負けた時の姿勢です。
勝ったときよりも負けたときの姿勢にこそいろいろと見て取れるものがあります。


・増田陣営
増田自らが支持者に力不足と頭を下げ、また選挙戦の感謝を述べた。
石原伸晃は早々に事務所から去って会見を回避した。

・鳥越陣営
鳥越がそもそも20:00前に事務所に入っておらず遅れてきた。
落選判明直後に池上彰の質問を拒否(やはり聞く耳は持っていなかった)
準備不足を強調。


そして
【鳥越氏、今後ジャーナリストとして小池都政監視する】
鳥越俊太郎氏は小池百合子氏の当選確実の報に「まあ、お祝いの言葉を贈りたい」としながらも「脳裏から離れないのは(小池氏が)雑誌で語った『核武装の選択肢は十分ありえる』という発言。そんな人が都知事になっていいのかと正直思っている」と話した。

 今後はジャーナリストとして都政をチェックするといい「(小池都政を)監視していきたい」と話した。

 鳥越氏が敗戦の弁の中で「野党共闘は今後も続けて」と衆院選での共闘を要請すると、共産党議員らからは拍手が上がったが、民進党議員は沈黙。ちぐはぐな一面も見られた。

 開票前、港区の鳥越事務所では、野党4党の国会議員や都議が集まり、テレビに見入った。午後8時、NHKの開票速報が流れると、民進党関係者から「なんじゃそりゃ」「きびしいね」との声が上がった。中には「これじゃ、宇都宮さんが出ても同じか、まだ良かったんじゃ」との声まで上がった。
(2016/7/31 ニッカンスポーツ)


この敗者としての態度の悪さ。
やはり彼の本質がよく表れていると思います。

さらに、民進党(偽)の方は

【【都知事選】敗戦の民進党で公然と執行部批判 「古賀さんは情熱があった」】

東京都知事選で鳥越俊太郎さんを野党統一候補として推薦し、敗れた民進党。都連と執行部との溝が表面化し、激しい執行部批判が飛び出した。【BuzzFeed Japan / 石戸諭】

敗戦の弁を述べた鳥越さんが去った選挙事務所。民進党都連会長を務める松原仁・衆院議員は額に大粒の汗を浮かべながら、BuzzFeed Newsなど記者団の取材に、こう語った。
.

「今日の20時(投票が締め切られる時間)まで発言を控えてきましたが、当初、都連は違う候補者を党本部と調整しながら、立候補要請までしていた。この手続きを覆して、岡田克也代表が鳥越さんを擁立すると決めた」

違う候補者とは、元経産官僚の古賀茂明さんのことだ。一時はほぼ立候補が固まったとみられていた。

「それはそれとして全力で戦ったが、なぜ選挙戦最終日に鳥越候補擁立の中心だった岡田代表が出所進退を明らかにしたのか。理解に苦しむ部分があった」

憤懣やるかたなし、といった表情だった。

恨み節は止まらない。囲み取材が終わったあと、再度、話を聞くと、古賀さんへの諦めきれない思いを吐露した。

「今日の午後8時まで我慢していた。できることなら、頻繁に政策を、きちんと回数多く訴えられれば、もっといい戦いができた。古賀さんは情熱もあるし、1日10時間でもやるよ。気合入ってるよ、気合入っているよ」

同じ言葉を2回繰り返す。政策論争の場を度々欠席した鳥越さんとの違いを暗に訴えているように聞こえた。そして、こう続けた。

「選挙を戦うなら、行革をバーンっと打ち出してさ。でも、最後は鳥越さんだと決まったんだから。こちらからいろんなことを言ったんだよ。代表が確認したっていうなら従うしかない。だから、代表……」

言葉は続かなかった。自民分裂選挙と言われていたが、民進党の中にも、立候補者を決める段階から分裂はあった。
(2016/7/31 buzzfeed)


松原仁が言わなくていいことをバラしてしまっています。

都連は古賀茂明で話を進めていたものの、岡田克也が突然鳥越に決定。

ところが鳥越を決めたはずの岡田克也はほとんど応援に入らず
後半に一回だけ応援に入ったのみ。

調査で惨敗不可避とわかっていたため、岡田克也は自身の責任回避だけを最優先に考えて
投票日の直前という最悪のタイミングで次期代表選には出ないと発表して逃亡しました。

松原仁が愚痴るのも多少は理解出来ますが
そもそも石田純一とか古賀茂明とかで話を進めていたのでやはりピントがずれてます。


たらればの話になりますが、
宇都宮を下ろさずにそのまま戦わせていたほうが健闘できたでしょう。

ですが、宇都宮健児に野党連合の方が民主主義を否定しているとばっさり切り捨てられています。


共産党は志位和夫も小池晃も野党共闘をこれからも続けて行くと言っていますが、
野党連合は今回の都知事選を惨敗という結果に導いただけでなく、
過去2回の選挙で地固めをしてきた宇都宮健児と
その支持者達と共産党の間に深い溝を作りました。

宇都宮で左翼票を一つにまとめるという事は今後無理でしょう。

共産党の考えた野党統一候補なら都知事も取れるという妄想によって
有力候補となりえた宇都宮の芽をも摘んだのですから
ある意味でパーフェクトと言っていいでしょう。

一応、昨晩の宇都宮健児氏の説明。
・鳥越氏は説明責任を果たすべきだった
・鳥越氏は被害女性に配慮すべきだった
・政策以前の人間性が問われていた。その点で鳥越さんを応援しようという気になれなかった。
・鳥越陣営から事務所や支援者に「早く降りろ!バカ!」と圧力をかけられたので降りざるを得なかった
・立候補する権利があるのに一方的に降りろというのはおかしい
・安倍政権に民主主義を望むのであれば自分たちも民主的でなくてはいけないのにそうでなかった
・安倍政権に独裁はダメだといいながら自分たちが独裁というのではいけない



テレビにちょこちょこ出ていた上杉隆については
鳥越のパヨク票が行き場を失った分も多少入って底上げされていると思います。

一方で保守分裂によっておきた危機感によって
桜井誠氏については逆風になったと思います。

それでもメディアから完全に隠されていて11万票を集めた事は大きな成果です。

そしてなによりも桜井誠氏のこれが最初で最後の選挙、二度と出ませんという態度。
これがパヨクが桜井誠氏に永遠に勝てない所です。

桜井誠氏は10年後を見据えて種を十分に撒きました。

そしてその目的を果たしたので選挙に拘る必要などないということでしょう。

桜井誠氏は戦略的な目的が達成できたのできちんと退くところを退くという判断ができます。
これは素晴らしいと思います。
パヨクにはこれがありません。

来年の都議選にパヨク共がちょっとした恐怖を抱くことになるかもしれません。



さて、昨日の開票発表直後に安倍官邸は小池百合子と会談を行う事を発表。

こうなると離党届を書かせなかった谷垣といい、
安倍首相が最後まで応援入りしなかったことといい。
やはり小池勝利の方に安倍首相は乗っかっていたと見るべきでしょう。

小池百合子もここは明確にしていて、敵は自民党本体ではなく自民党都連としています。

内田茂と伸晃という自民党都連のガンの処分が期待されます。



さらに言わせてもらえば、
前回、自民党に後ろ足で砂を掛けて出て行った舛添要一。
安倍官邸すら嫌がっていたのに
その舛添要一に筋を通させることなく候補にした内田茂と石原伸晃。

多くの自民党員が舛添要一の名前を投票用紙に仕方なく書いたのです。

その不満は燻り続けていました。
だからこそ自民支持層の半数以上が小池百合子に流れたのですし、
安倍首相だって応援に入らなかったのだろうと思います。

内田茂は息子の直之に世襲させるまで居座り続けるつもりでしょうが、
今回処分できなければ自民党から党員が離れていくことになるでしょう。

自民党都連こそが混乱の原因であり、
今回はこの10年間のように誰も責任を取らないでやり過ごす事は許されないと知るべきでしょう。



パチンコ屋の倒産を応援するブログ」より

結局「聞く耳」は持たなかった鳥越俊太郎

2016-08-01 | 左翼
鳥越陣営、「池上特番」に出演せず 視聴者「聞く耳はどうした」【都知事選2016】

 2016年7月31日投開票の東京都知事選で、候補のジャーナリスト・鳥越俊太郎氏が、同日夜放送の池上彰さんの選挙特番に出演しなかったことがネット上で波紋を広げている。

 報道番組「池上彰のニッポンの大問題~都知事選スペシャル~」(テレビ東京)での一幕で、ツイッターでは「敵前逃亡かよ」「聞く耳はどうした」「逃げないで下さい」といった厳しい指摘が相次いだ。

■「私の質問を受けない、ということのようですねぇ」

 候補者と繰り広げる1対1のインタビューが名物の池上特番。しかし、視聴者が期待していたジャーナリスト同士の掛け合いは実現しなかった。小池百合子・元防衛相に当選確実が出た20時過ぎ、鳥越事務所からの中継で、相内優香アナウンサーが「今交渉していますが、1対1の掛け合いはできないかもしれません」と険しい表情で伝えた。

 これに、スタジオの池上さんは「私の質問を受けない、ということのようですねぇ。うーん」と言葉をつまらせ、苦い表情。結局、番組終了まで鳥越氏本人を含め、鳥越陣営のインタビューは実現しなかった。鳥越事務所との中継は、このシーンしか放送されなかった。

 番組放送中、小池氏はインタビューに答えたほか、増田寛也・元総務相の陣営からは自民党の下村博文・総裁特別補佐が出演した。鳥越氏はテレビ朝日のニュースキャスターの経験もあり、現在、もっとも人気のあるテレビキャスターである池上氏との掛け合いに視聴者の注目も集まっていた。

 そのため、鳥越氏が池上さんとの掛け合いから「逃げた」と解釈する視聴者も多く、ツイッターに

  「敵前逃亡かよ」
  「聞く耳はどうした」
  「逃げないで下さい」

と鳥越氏への強い批判が相次いだ。


J-castニュース



鳥越さんは都知事選に出なかったら女性問題も公表されずイメージダウンしなかったかもしれないのに結果は散々ですね。せめて最後くらいは格好を付けても良かったと思うが、これで更に日本人らしくないと見られる。


人の事は言うのに、自分の事は言わない。
甘い…甘過ぎる…。
それで、信用を得られる訳ないでしょ…。



これでメディアを語っていたのだから失笑ものだね



失敗したというより正体が明らかになっただけ。



街頭演説はやらない、候補者討論会には欠席する、池上特番にも出ない
結局スキル不足で、鋭い質問を受けた時に答える自信がなかったんでしょうね
だから最後まで逃げ回っていただけだと思う



政治家としてもダメだがジャーナリストとしてもダメなんだね



所詮、時代の波に運良く乗っただけの二流記者だった訳だ。



仲間内にいる時だけ、雄弁です。



批判される側に立つと逃げる人だったんだね。



昔から思ってたけど、鳥越さんの発言って浅いからね。
大衆受けすることしか言わないし。
池上さんと直接話すとさらにボロが出ると思うし、逃げたかったんだろうね。



負けた時にその人の本質が現れるもの。

鳥越は品性がゲス。器量も小さい。
マスゾエよりもひどい。

通常は必要ないが、文春は手を緩めずインコーを追及して欲しい