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秩父そば処 「しんべい」 (横瀬そば会)

完全自家栽培、自家石臼製粉、手打ちそばを提供するそば店

驚異的な数字が出ました

2015-11-13 10:05:05 | 店の情報
農林水産省政策統括官付穀物課が決めた「そばの検査規格」があります。5項目の検査基準があり、その基準に照らして、ソバは3つの等級に分けられます。1等、2等、規格外の3等級です。

この地域は、「認定検査官」がいるJA秩父が検査をしてくれます。私たちのソバも、他の団体とともに検査をしていただきました。検査を受けた23kg入の20袋全てが、1等の評価をいただきました。大変嬉しいことです。

ところで、「驚異的な数字が出ました」などと大げさな表題を書いたのは、ただ単に1等の評価を頂いたからではありません。それには次のような理由があります。

評価の基準には、5つの項目があり、1等の評価を受けるためには、① 水分16%以下 ② 被害粒5%以下 ③ 異種穀粒1%以下 ④ 異物0% ⑤ 1リットル当たり640g以上の容積重があること(ちなみに、2等は1リットル当たり580g以上 それ以下は規格外) の5項目を満たすことが必要です。

言うまでもなく、5番目の容積重が決定的に重要な要素です。私たちのソバは、この容積重の数値が1等の基準値をはるかに越えた710g/Lでした。これは1袋とかの単位ではなく、20袋・460kg全量の平均値です。さらに水分量の平均値が13.9%でしたので過乾燥になっていましたので、この面でも随分不利になっていたはずです。

その場に立ち会ったソバの専門家の方々から、私たちのソバは、数値も立派だし粒子もとてもよいという評価をいただきました。

ところで、ソバの主要な品種には「信濃一号」や「常陸秋ソバ」などがありますが、私たちは一番いいソバはもう日本の数箇所しか残っていないという「在来種」だと考えています。在来種は、一定の地域に長い間作くり続けられているソバです。ソバは、長く作り続けられれば、その地方の気候風土や土壌に適した形質を持つようになるはずです。それによって、収量は増加するでしょうし、上述の容積重も増加すると思われます。更には、美味しいそばになると考えられます。

しかし、その形質をより「純化」するのはとても難しいことなのです。形質を維持することさえ困難なことです。それは、ソバが個体毎に長柱花と短柱花が決まっているため、いわば異なるソバの「木」(ソバは草と言いますが)の間で受粉しなければなりません。この受粉を行うのがミツバチなどの虫です。ミツバチは半径2kmも飛ぶと言われていますので、近くに違う品種のソバがあれば、容易に交雑してしまう訳です。

私たちのソバは、秩父郡小鹿野町の山中のあるの農家から譲り受けてきました。それをこの横瀬町で25年作り続けています。その農家も狭いの中で何十年も作り続けてきたと思われますし、私たちも交雑をしないように気をつけて25年栽培してきました。例えば、私たちのそば会が置かれている場所から同心円状の、比較的近い休耕地を、何箇所も借りて栽培しています。また、そば会を率いているNBは、ソバの種子を希望する人には無料で配布することなどもしてきました。

こうした取り組みが、容積重710gという結果につながっていったのだと考えられます。もちろんこれは単なる通過点です。私たちは、より品質の良いソバになるようこれからも工夫し栽培し続けていきます。


新そばの試食ありがとうございました

2015-11-10 16:38:05 | 店の情報
11月8日(日)の 道の駅「果樹公園あしがくぼ」への出店で、今年の私たちのイベントとしての新そばの提供は終了です。本当に多くの方に食べていただき、大変感謝しております。私たちの新そばが、一人でも多くの方に美味しいと感じていただけましたら、これほど嬉しいことはありません。

今後の予定は次のとおりです。
① 「しんべい」での土・日曜日のランチ時の提供  
② 来年5月の連休時の 道の駅「果樹公園あしがくぼ」への出店
こちらの方もよろしくお願いいたします。


新そばを食べていただきありがとうございました

2015-11-02 15:33:54 | 店の情報
最近、土曜、日曜には秩父地方に多くの方が訪れてくださいます。

西武秩父線の廃線の危機に、地元の各分野の方々が秩父を盛り上げようと力を合わせた結果、お客様が多くなりました。

これからは、紅葉の季節ということもあり、お客さまもさらに多くなると思われます。

この土・日に、私たちは予定通り、道の駅「果樹公園あしがくぼ」に出店しました。新そばを多くの方に食べていただきました。ありがとうございました。

今度の土・日にも同じところに出店しますので、よろしくお願いいたします。

尚、せいろ1人前700円とさせていただきましたのでよろしくお願いいたします。


「よこぜまつり」では多くの方に新そばを食べていただきました

2015-10-26 16:31:42 | 店の情報
昨日は、私たちの町(秩父郡横瀬町)で毎年秋に開催されている郷土祭が行われました。天気もよく多くの方が来て下さりずいぶんと盛り上がりました。

私たちの新そばも多くの方に味わっていただきました。ありがとうございました。

そばの本当の香りを出すのは、いわば至難の業といっていいのですが、昨日のそばは「まあまあ」香りがありまして私たちもほっとしているところです。

「ほっとしている」というには理由があります。この時期に、毎年私たちの新そばを食べに来てくださる方が多くなりまして、その中にはそばにの味が本当によくわかる方々がいらしゃいます。そうした方にも満足していただきたいと考えています。今年のそばはその許容範囲内であったろうと、考えてほっとしているのです。

そばの色は、あまりいい黄緑色は出ませんでした。おそらく9月にたくさん雨が降ったのでそれが影響していたのだと思います。

昨日は、たくさん用意したつもりですが、早い時刻に売り切れてしまい多くの方に食べていただくことができませんでした。大変申し訳ありませんでした。

今週と次週の土・日曜日に 道の駅「果樹公園あしがくぼ」に出店ますので、こちらの方もよろしくお願いいたします。

明日の「よこぜまつり」に出店します

2015-10-24 15:28:58 | 店の情報
明日の「よこぜまつり」に私たちも新そばをお出します。

今年始めての新そばです。

実は、私たちも今年の新そばを食べていません。バタバタしていて準備に大わらわだからです。あす皆さんと一諸に試食することになります。

始めて新そばを食べるときには、期待が膨らみわくわくします。私は、そばで一番大切なところは「香り」だと考えていますが、その香りが最もよく感じられるのがこの時期の新そばです。明日は、その「香り」が豊かに感じられるか楽しみです。

また、私たちは、そばには少しも美味しさをもたらさない黒い殻を丁寧に取って、石臼にかけ製粉しますので、そばは通常薄い黄緑色になります。新そばのうちはその色が濃く出ますのでそれも楽しみです。

「よこぜまつり」にはいろいろな催しもありますので、どうか皆様お出かけください。