8月の末、長野の伊那谷へ一泊二日の旅。
朝の七時前、友人のk氏にピックアップしていただく。
磯子駅のそばでもうひとりの同行者M氏もピックアップ。
雨模様ではあったが、またたくまにどしゃ降り。
しかも渋滞。しかも私は何度もトイレ休憩を要求。
だが、あくまで冷静なK氏の運転で昼前には長野に到着。
そこで案内役を務めてくださる長野在住のT氏、
軽井沢から来られたS氏と合流。
T氏は元長野の県庁マン。幅広い人脈を活かし、
地元の人や物の歴史、伝統文化の継承に力を尽くしておられる。
まずは伊那食品工業の「かんてんぱぱガーデン」。
よく手入れされたひろ~~~い庭園だ。
レストラン、そば処、美術館、ショップ、カフェもある。
創業者で最高顧問の塚越寛氏(1937年生)と会い、
お昼をご馳走になった。
かんてんぱぱガーデン。
https://www.kantenpp.co.jp/garden/
塚越氏のお父さんは画家志望だったが、不遇のうちに逝去。
母やきょうだいは結核を患い、兄と姉はそのせいで亡くなった。
塚越氏本人も17才で結核に。
貧困の極みになり、本気で一家心中まで考えたという。
が、ようやく病を克服した20才でなんとか就職。
小さな会社だったが、塚越氏の力で寒天のトップメーカーに。
「社員の幸せがなにより大事」とおっしゃるだけあって、
店でも事務所でも、遭遇した社員の方々は、
みんなとても感じがよく、いい笑顔をしてらした。
次に訪れたのは「蔵の宿 みらい塾」。
http://mirai-ichinoha.jp/
明治の頃に建てられたという蔵を利用した民宿。
女将の市ノ羽幸子さんが迎えてくださった。
50代にしか見えなかったが、なんと私より一歳若いだけ!
外国人客がひきもきらないそうだが、
そりゃもう、空間が「和」に満ちている。
囲炉裏もあるし、料理の素材は新鮮な地元産。
さらに市ノ羽さんの明るく、媚びないキャラクター。
「どこの国の人ともいまはネットで繋がるでしょ。
どんどん世界が拡がっていくんです」
歳とともに後ろ向きになっていく私に、
その言葉と笑顔が眩しかった。
次に訪れたのは大鹿村。農村歌舞伎の映画で有名になったが、
私たちが訪れたのは山中の「ぽつんと一軒家」。
じつはここ、「たかやす」という山村体験館。
もちろん元は普通に人が暮らしていたところだ。
運営するのは伊東和美さん。私より年上。
しかししゃんと背筋の伸びたインテリ女性。
囲炉裏で「かぼちゃのお焼き」を焼いてくださった。
とれとれのイチゴ、きゅうり、ブルーベリー。
それにしても心細くないのだろうか、と心配したが
じつは秘境ツアーの客がひきもきらないそうだ。
K氏など、以前、泊まろうと思って電話を入れたら
満員で断られたという。
すぐ下に川があり、キャンプ客が来る。
伊東さんにいただいた「山でとれる塩」。
大鹿村には鹿塩温泉というのがあり、
その源泉を時間を掛けてじっくり煮込むと塩がとれる。
たいへん貴重なもので「幻の塩」と呼ばれているそうだ。
この夜は飯田市のホテル泊まり。
学習塾を経営しておられるAさんのお宅で
手料理をご馳走になる。
農業がやりたくて東京から長野に移り住んだという
30代のO氏も加わり、談論風発の刺激的な宴。
旅はまだ、明日も続く。
朝の七時前、友人のk氏にピックアップしていただく。
磯子駅のそばでもうひとりの同行者M氏もピックアップ。
雨模様ではあったが、またたくまにどしゃ降り。
しかも渋滞。しかも私は何度もトイレ休憩を要求。
だが、あくまで冷静なK氏の運転で昼前には長野に到着。
そこで案内役を務めてくださる長野在住のT氏、
軽井沢から来られたS氏と合流。
T氏は元長野の県庁マン。幅広い人脈を活かし、
地元の人や物の歴史、伝統文化の継承に力を尽くしておられる。
まずは伊那食品工業の「かんてんぱぱガーデン」。
よく手入れされたひろ~~~い庭園だ。
レストラン、そば処、美術館、ショップ、カフェもある。
創業者で最高顧問の塚越寛氏(1937年生)と会い、
お昼をご馳走になった。
かんてんぱぱガーデン。
https://www.kantenpp.co.jp/garden/
塚越氏のお父さんは画家志望だったが、不遇のうちに逝去。
母やきょうだいは結核を患い、兄と姉はそのせいで亡くなった。
塚越氏本人も17才で結核に。
貧困の極みになり、本気で一家心中まで考えたという。
が、ようやく病を克服した20才でなんとか就職。
小さな会社だったが、塚越氏の力で寒天のトップメーカーに。
「社員の幸せがなにより大事」とおっしゃるだけあって、
店でも事務所でも、遭遇した社員の方々は、
みんなとても感じがよく、いい笑顔をしてらした。
次に訪れたのは「蔵の宿 みらい塾」。
http://mirai-ichinoha.jp/
明治の頃に建てられたという蔵を利用した民宿。
女将の市ノ羽幸子さんが迎えてくださった。
50代にしか見えなかったが、なんと私より一歳若いだけ!
外国人客がひきもきらないそうだが、
そりゃもう、空間が「和」に満ちている。
囲炉裏もあるし、料理の素材は新鮮な地元産。
さらに市ノ羽さんの明るく、媚びないキャラクター。
「どこの国の人ともいまはネットで繋がるでしょ。
どんどん世界が拡がっていくんです」
歳とともに後ろ向きになっていく私に、
その言葉と笑顔が眩しかった。
次に訪れたのは大鹿村。農村歌舞伎の映画で有名になったが、
私たちが訪れたのは山中の「ぽつんと一軒家」。
じつはここ、「たかやす」という山村体験館。
もちろん元は普通に人が暮らしていたところだ。
運営するのは伊東和美さん。私より年上。
しかししゃんと背筋の伸びたインテリ女性。
囲炉裏で「かぼちゃのお焼き」を焼いてくださった。
とれとれのイチゴ、きゅうり、ブルーベリー。
それにしても心細くないのだろうか、と心配したが
じつは秘境ツアーの客がひきもきらないそうだ。
K氏など、以前、泊まろうと思って電話を入れたら
満員で断られたという。
すぐ下に川があり、キャンプ客が来る。
伊東さんにいただいた「山でとれる塩」。
大鹿村には鹿塩温泉というのがあり、
その源泉を時間を掛けてじっくり煮込むと塩がとれる。
たいへん貴重なもので「幻の塩」と呼ばれているそうだ。
この夜は飯田市のホテル泊まり。
学習塾を経営しておられるAさんのお宅で
手料理をご馳走になる。
農業がやりたくて東京から長野に移り住んだという
30代のO氏も加わり、談論風発の刺激的な宴。
旅はまだ、明日も続く。